子どもに見せたいアニメや映画

【子どもにお勧めの映画】ヴァイオレットエヴァーガーデンを子どもが見たらどうなる?

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ヴァイオレットエヴァーガーデン 子どもに見せたいアニメや映画

こんにちは☺

いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!

 

今回は、以前に金曜ロードショーで放送されていました『ヴァイオレットエヴァーガーデン』という作品について、考えてみたいと思います☺

 

簡単にどういう映画かというと、

 

一言でいうと、とても心に刺さる映画です☺

 

何とも言葉に出来ないくらいって思います、ほんとに。

 

そりゃ、FUIWARAさん、大泣きするよね!って笑

 

 

物語

話は、戦争の悲惨さをファンタジーにくるめて表現した、とても戦争物なのにとても見やすい!という、不思議な感覚のあるアニメだなと思いました。

 

絵のタッチがそう思わせるんでしょうね☆

 

主人公のヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという名前の少女。この名前、とても素敵ですが、なぜか何度も言いたくなりません?笑

 

それはさておき、

このヴァイオレット・エヴァ―ガーデン、感情の表出が弱いのですが、それが苦手なのか、元々の特性なのか、戦争によるものなのかちょっとわかりませんね😓

 

私の想像では、元々の特性としてあったのではないかなと思います。戦争の悲惨な現場を目の当たりにして、トラウマにより後天的に感情を失ったとも考えられますが、そもそも感情があるのに戦争の最前線であのようにめちゃくちゃ活躍することは不可能だと思うのです。

 

追記:原作から、戦争下で国によって少女兵として戦闘に特化した改造人間にされ、記憶や感情を失ったようですね!

なので、やはり先天的なキャラクターということのようです。

 

そこから始まり、人間性を取り戻していく物語ということなのかも?!

 

そして、本人の感情の表出も弱いのですが、相手の気持ちを想像出来ないという面もとても特徴的です。

 

それも、改造されたことが原因のようです。

 

 

人間らしさ(心)を取り戻していく

主人公のヴァイオレットは、周囲の同僚や先輩や上司の心の動きから、自ら相手の気持ちの存在に気付くことが出来るようになっていきました。

 

周囲とコミュニケーションを取る際に特に誰かの支えを必要としている様子はないので、潜在的には力があった!と考えられますね!

 

 

自分の感情の表出が弱かったり、相手の気持ちが想像出来ないとなりますと、キャラクター的には‟自閉性が強め”のように見えますね。

 

ここで保育者的に話しておきたいのは笑、自閉性のある子どもなどの場合は、

 

人の中で生きているからといって社会性が身につくとは限らない!

 

ということです。

そういうタイプの子どもは、社会性に問題を抱えていても、本人が悪いわけではなく、悪気はないので必ず大人の支えが必要です!

 

〈参考:子どもの発達の凸凹について〉

【保育のねらい(発達凸凹)】子どもの定型的な発達と発達凸凹の違いとは?
新人保育士の方のために、子どもの定型的な発達と発達凸凹の違いについて簡単に書きました。

 

余談でした汗

 

話を戻しまして、、

 

そして、負傷して戦争から離れ、手紙の代筆業をする中で、人々の感情の起伏に触れるに従って、人の感情の意味を知っていきます。

 

 

この手紙の代筆業というのがとても重要です!

 

この物語の核になる部分ですよね☆

 

手紙を代筆することによって依頼者の‟心”を感じ、その一つ一つを‟自分の心”として取り戻していく姿に泣けるし感動する。。

 

戦争はある意味では悲惨さもありますし、どこか遠い事のようで触れたくなくて、離れた存在として過ごしていたいものなのを、原作の暁佳奈先生によって誰にとっても、身近に戦争の悲惨さに触れることが出来る機会を与えて頂いたように思えます。

 

そして、、

 

今、相手に何かを伝えたい時、手紙を使うことはほとんどありません!

 

手紙を使わなくなったことで、人は大切な何かを失ったのかもしれません。

 

 

手紙を使わなくなった代償

その瞬間の話し言葉だけを重要視すると、人はその背景を考えなくなります。

 

人の言葉の裏側には、実際には様々な‟想い”が存在します。

 

また今の社会では、

 

手紙を書くことに代わり、メールなどの短文でその瞬間の感情を反射的に投影した文字で伝えます。

 

しかも機械的で記号のような、誰でも一律に同じ文字です!

 

もしそれを過去のように手紙で書いたなら、

 

その書く時の気持ちによって、

 

筆が乱れたり、上手くかけなかったり、なかなか進まなかったりします。

 

それもその時の自分の感情です。

 

手紙は自分の素の感情とじっくり向き合いながら書くことになります。

 

そして、

 

相手が読む際の気持ちをあれこれ想像しながら書きます。

 

この文章を読んだら、相手はどう思うのかな?!

 

喜ぶかな?
嫌な気持ちになるかも?!
それとも怒る?

 

とか。

 

メールはそのような相手に様々な思いをはせる段階を端折って、瞬時に相手に伝えられます。

 

 

それがいいところでもあるのですが、、

 

 

多くの人が今、表面的な‟文字”や‟言葉”だけを聞いて理解した気になっていて、相手の背景にある様々に複雑な感情を意識しなくなってしまったのではないでしょうか。

 

 

作者はその本来、人が持っているはずの‟人への思い遣り”について光を当て、‟手紙”という形でもう一度甦らせようと考えらえたのかもしれません。

 

何かが便利になるたびに、同時に何かを失うってあるのかもしれないですね。

 

この作品は、確かに人としての大切な何かを思い出させてくれます。

 

 

対象の子どもは

このお話は小学校低学年辺りの女児に見てほしいかなって。

 

それも、女の子は心の自立が男の子よりも早いですので、3年生辺りで見るとどう感じるのか気になるところです。

そして将来大人の女性になった時、大概戦争は男が仕掛けるものですので、その悲惨な結果をもたらす不合理な戦争を世界中で止めてくれるのでは?!と思ったりしました☺

 

人としての感情を持った‟一人の人間”として。

 

※京都アニメーション制作ということですが、そこで大変凄惨な事件が起きてしまいました。このような世界に誇れる素敵なアニメーションを作ることが出来る会社ですので、関係者の皆様の心痛からの立ち直りとご遺族の方へのお悔やみと一日も早い京都アニメーションの復活をお祈り申し上げます。

 


最期まで【子どもにお勧めの映画】ヴァイオレットエヴァーガーデンを子どもが見たらどうなる?、を読んでいただき、ありがとうございます!

感想やご意見などございましたら、コメントから頂けたら嬉しいです!

 

〈参考:子どもにお勧めの映画です!〉

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