こんにちは☺ 子どものみかたブログです!
いつもお読みいただき、ありがとうございます☺
保育の質に関するニュースが連日報道されていますが、、
なのになかなか効果的な改善はされない現状があります😓
〈保育士配置基準が長年改正されない本当の理由〉
そこで、保育士の配置基準の改正に絞って、これが実現出来たらどのような効果がありそうなのかを考えたいと思います!
子どものメリット
単純に保育士の目や手が増えるということは、
子どもがより安全に保育所で生活出来る
ということになります。
当たり前のことでちょっと話していても辛いですが、、😨
でも、この当たり前のことがとても大変な状態なのです!
〈参考 保育所保育士の基準の人数って足りている?!〉
保育施設での事故件数
2021年には2347件の事故が起きています。
大きな事件事故件数
死亡事故は5件、死亡事故以外の8割が骨折、やけど10件、意識不明14件となっています。
ここ10年間でも、毎年5人ほどの子どもが保育現場などで命を落としています。
そして連日不適切な保育についての報道がされています!
報道はセンセーショナルに伝えるだけではなく、その背景や本質の問題にも触れて頂けたらと思います。
見る側も、一保育士を責めるだけではなく『なぜそんなことが起きるのだろう』という視点で見て頂けたらと思います。
これらを早急に少しでも減らす必要があります!
今の保育体制
あらためて、今の保育所の児童福祉施設最低基準を確認しておきますと、
の保育士などを配置となっていますが、この基準では安全もそうですが、個々の子どもの成長発達を保障することはとても難しいです。
世間の方は保育所に通いさえすれば、専門の保育士が保育をしてくれているのだから、当然子どもの成長発達を保障してくれているのだろうと考えているのかもしれません。
最近のニュースを見て、疑わしいと感じる方が増えたかもしれませんが、、😓
なので、保育士の手や目を今よりも増やすということは、
ために、最低限必要なことなのです!
保育士配置の国際基準
アメリカのニューヨーク州は、
1歳半までは、子ども4人に1人
1歳半から2歳は、5人に1人
3歳は、7人に1人
4歳は、8人に1人
5歳は、9人に1人
となっています。
英国では、
1歳まで3人に1人
2歳は4人に1人
3歳以降は13人に1人
となっています。
保育の質の現状
そして今の配置基準では、日々の保育を振り返り、次に活かす時間の余裕もなく、保育の質を向上させようにも研修などを設ける余裕がなくて、
これまでどうしていたかといいますと、個々の保育士が自己犠牲をして勤務時間外まで長時間働きながら、休みの日に自費で研修を受けたり、また、力関係で子どもを抑え込むことも今以上にあちこちにありました。
そのような働き方をこれからの保育士に求めるのは酷ですし、法律や契約違反になってしまいます。
虐待による保育を推奨することにもなります。
そして私が子どもだった30年40年前は、まだまだ学校でも家庭でも暴言や体罰は当たり前にありました😨
それが保育も教育も研究がかなり進んだにもかかわらず、いまだに残っている部分があります😓
このような悪しき習慣や根拠に基づかない保育は直ちにやめなければ、子どもが不利益を受け続けることになります。
そのために、保育に必要な初任者、中堅、管理職別に系統立てられた保育研修を勤務時間内に受けられるように用意して、基本的なスキルを上げることが可能な保育現場にしないといけません。
こんなに問題を抱えながら長年改善されない業界って、他にありますでしょうか😓
でも過去にすでに保育の質が問題になり、国で繰り返し会議が行われたり、保育現場の調査も行われています。
保育所等における保育の質の確保向上に関する検討会 2020年6月
にもかかわらず、体制を強化するなどの根本的な改善はされていないままです。
本当に歯痒い思いがあります。
保育士の配置基準を改正すると
保育士の配置基準が改正されることではじめて、
ための一歩が踏み出せます。
このことを強く強く言いたいです!
〈保育所の理想の体制とは?〉
保育士にとってのメリット
保育士にとってのメリットを大きな声でいうと、
『楽をしたいのでは?』とか『どの仕事も大変なのは変わらない!』
などと言われそうですが、もはやそんな次元ではありません😓
配置基準改正が実現した際の保育士のメリットについて思いつくだけのものを上げてみますと、
あくまでも可能性ですが、まだまだあるかもしれません😓
〈保育士が休憩が1分も取れず、裁判に〉
地方の悲鳴
地方は現場ですので、とても危機感が強いです!
それに対して国はかなり鈍感な気がします。
〈子ども1人で30人はいつまで〉
〈県内の2割の保育施設で保育士が不足〉
〈保育士不足で来年度休園〉
〈保育士配置自治体格差〉
〈保育士配置基準 全国市議会で意見書〉
保育士不足を毎年供給される、保育士試験合格者や養成校卒業者で補うというような、自転車操業のようなことを続けた結果、中堅保育士が育たず、保育士離れが加速し、国の最低基準にも満たない保育体制の保育現場が現れました。
これは今、保育士の配置基準を改正すると、よけいに保育士不足が問題になることを意味します。
でも問題の本質は、
まとめ
いかがだったでしょうか。
国の定める配置基準が基本的にワンオペになっていることや、多くの子どもを一度にみないといけないというリスクがあまりに大きすぎると感じます。
そして、
この長年変わらない、保育士配置基準問題を保育業界だけではなく、社会全体の課題として共有され、すぐにでも改善されることを切に切に願います!
〈配置基準を改正して、子どもが困らないために丁寧な保育を! ここま〉
最後まで【保育のニュース】すぐにでも保育所の保育士配置基準を改正しないといけない理由とは?、をお読みいただき、誠にありがとうございました!
ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです☺
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。
2人の子どもが大泣きしている絵に惹かれたので読んでみることにした。こんな姿を絵でも現実でも見たら私は耐えられない。だからといって、この子どもたちを叩きたいわけではない。そんなことをするのは大人のストレスを子どもにぶつけることになるからだ。私が考えたいのは耐えられない理由である。その答えの1つが保育士配置基準にあるのだろうと考えている。
「ワンオペ」という言葉に衝撃を受けた。今の母親と保育士の共通事項ではないか。子育てに父親や家族以外の人が必要なように、保育士にも人数が必要なのだ。具体的には乳幼児期ならば、どの年代でも保育士が3人は最低いた方がいいと思う。3歳から6歳までは5人ぐらい配置してもいいぐらいだ。
因みに私は保育士試験対策中の身であるが、保育所勤務も視野に入れているので様々な困難があることを知りつつ、どうしたらいいかを常に考えていきたいと思っている。
ご意見、ご感想、ありがとうございます!
イラストに関しましては、とにかく子どもが辛い状況にあることを伝えられるという基準で選びました。私もこの絵を見続けるのは辛いです。実際に居たら、きっとすぐに何とかしたくなります。でも、今の保育現場では泣いていても、要求されても『ちょっと待ってね』と放置されることがあります。それが積み重なることで、人や自分への信頼が揺らいでしまうこともあると思います。すべての子どもではないにしても。
そのような子どもが一人でも減るように、まずは配置基準を改正をしないと、何も始まらないと思っています。私のような、1人の保育者の影響力など、全然ないと思っていますが、それでも今後も子どもの保育環境が改善されるまで、発信は続けようと思っています。
保育士になられるために、頑張っておられるとのことですが、どこかに保育の希望はあるはずですので、それを見つけて頑張ってください!