保育士のために

【保育のねらい(子育て支援)】叱らない保育と叱らない子育ては別?!

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子育て支援 保育士のために

以前には保育と子育ての違いについて考えてみました☺

【保育のねらい(子育て支援)】保育と子育ての違いとは?!
よく議論になります、子育てと保育の違いについて私なりに考えてみました。子どものニーズから、保育環境や保育体制、保育や子育ての内容などを比べてみました。

 

私は保育と子育てはそれほど変わりはないものと考えていますが、、

 

保育において、子どもを怒る!とか叱る!対応ははたして正しいのか?という疑問がありますが、

 

虐待の定義が明確になっていますので、行き過ぎると虐待になる可能性があります😓

〈虐待セルフチェック表 全国保育士会〉

 

そこで叱る保育と叱る子育ての違いについて、考えてみたいと思います☺

 

叱る保育

保育を専門としている保育士としましては、何か子どもにしてほしいことを伝える時は、感情で子どもに訴えるよりも状況に応じて、

 

教える
伝える
説明する

 

など、また発達年齢によっては気を逸らす!のような対応の方が専門性を発揮していることになり、子どもにとっても有益ではないのかな?って私は思っています。

 

というのも、感情的に伝えた場合、話の内容が入ってこない!ことがあるからです。

 

『何か責められているな、怒られているな』とは感じるでしょうが、

 

じゃあ、どうしたらよかったのか、次からはどうすればいいのかという、大事なことはわからないままということがあります。

 

叱られますと、子どもも情緒が不安定になっていますので、理解が難しい状態になっていたりします。

 

怒られるからしないとか叱られるからやめておこうではなく、~が良くないから、~が正しいから、今後はしないという方が、経験をプラスにしていくことが出来ます☺

 

ただ、人間は喜怒哀楽があって当然です。保育士でも保育士である前に人間ですので、喜怒哀楽を出すのはむしろ『人間教育』にもなると思っています。

 

それではどのような場面で喜怒哀楽の『怒』の部分を出せばいいのでしょうか?

 

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保育において、怒りが許される時

私が保育士でも怒りの感情が許される時というのは人を傷つけた時だと思っています。

 

危険な行為などで自分自身を傷つけた時(傷つけようとした時)、他人を傷つけた時(傷つけようとした時)にのみ、怒りの感情を示してもいいと思っています。

 

それは怒ることがあなたの事を大切に思っているということを伝えることになるからです。

また、今後自分が傷つけられた時、怒りによって相手に対抗する必要が出てくるかもしれませんので、その時のためにモデルとなれるかもしれません。

 

そのような意図をもって叱ったり怒ったりすることが大切ではないでしょうか。

 

『怒り』を示す時には条件があって、保育士としての自分が、支援者としてあえて怒りを示しているという、客観性が必要だということです。

 

怒りに任せて、それこそ感情的になるのではなく『ここはあえて怒らないといけないかな?怒った方がいいかな?』と意図的に感情をコントロールしていることが大切だと思います。

 

そして怒りを示す支援をするなら、より深く対人関係を意識出来るようになってくる、4歳以降辺りからがいいと思います。

 

それまでは、危険認知も難しいところがありますし、相手を傷つけている意識も持ちにくい可能性がありますので、感情的に伝えるよりも教える、説明するという意識の方が次に繋がると思います。

また、大人や自分への信頼をベースに築きたい時期でもありますので、保育士としましては影響が強すぎる安易な怒りによる保育は出来る限りしない方がいいかなと思っています☺

 

叱る子育て

でも、日々の子育てはそうはいかないです😓

 

保育は保育だけをしていますので、子どもの事だけを考えていればいいのですが、

 

子育ては子育てだけをしているのではなくて、同時に日々の生活がありながらになりますし、365日毎日向き合う子どもに対して、感情的にならない大人の方が異常といえるのかもしれません。

 

家事や仕事、夫婦や親戚などの人間関係、経済的な不安などを抱えながら、常に冷静で落ち着いて子どもに対応することは難しいと思います😓

 

虐待と言えるまでいってしまうのは別としまして。。

 

それに健康面の不安を抱えている場合はなおさらです!

 

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保育士としてできること

ですので、保育士が出来ることとしましては、保護者が健康面の不安やストレスを抱えているか、もし抱えていたら解消する方法は持っているのかをチェックすることが大切だと思います。

 

もし不安やストレスを抱えていたら、話を傾聴的に聞いてもらえるだけで救われるということがありますし、頑張っていることを理解してくれる人が居るだけで、肩の荷が降りるということもあります。

 

深刻な場合は、子どもとの距離感について、個別に懇談などをしてアドバイスが必要なこともあるかもしれません。

 

いつも落ち着かない子どもが保護者が不安なく、安定している時は落ち着くということがあります。

 

でも、保育士は子どもの養育のプロ!なので、先ほども書きましたが、特別な場合を除いては感情を意図的にコントロールできるのが保育士の専門性であると思いますし、子どもにとって発達に応じた、最良の支援が出来る方がいいですよね!

 

 

ここまで【保育のねらい(子育て支援)】叱らない保育と叱らない子育ては別?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました☺

 

もしご意見、ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです!

 

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