こんにちは☺
今回は前回の5歳の認知の発達に続き、運動の発達についてです☺
⇒動画:5歳の認知の発達前編
ここで、簡単に4歳後半の運動の発達を確認しますと、
というような姿がありました。
5歳の運動の発達というと、どのような姿が思い浮かぶでしょうか?
5歳児は、認知の発達でも、とても高度な発達の姿が見られましたので、運動の発達でも、楽しみです☺
5歳の運動の発達の姿
5歳児の運動の発達の姿です。
(前編)
これらの発達の姿が見られます☺
私が特に注目したい発達は、
というようなところでしょうか。
利き側が決まるということは、保育をする上でとても重要になります。
例えば、左利きなのに、右利きの支援をしてしまうと、力が発揮出来ないということが起きたりします。
また、この時期に3点支持が確立するということは、4歳までは、ハサミや紐結び、お箸などは、難しいと考え、上手に使えるようになる途中であると考えることが大切です。
それでは、これらの5歳の運動の発達の姿から、具体的に保育の内容を考えてみたいと思います☺
考えられる保育の内容
まず初めに、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
バランスボード、ヨガ、またはバランス系の運動を導入して、子供たちのバランスと体幹を強化します。
ゲーム要素を取り入れ、閉じた目での体位の保持時間を徐々に延ばせたらクリアーなど、楽しく、身体の安定性を向上させます。
子供たちにつま先歩きの運動を促します。前進、後退、横歩き、曲がり角など、さまざまな方向でつま先歩きを行う設定をします。
開放的なスペースで安全に行えるように環境を整え、子供たちが楽しくつま先歩きの運動が出来る機会を提供します。
運動ゲームを通じて、バランスと協調性を向上させます。例えば、障害物コース、キャッチボール、ケンケンパ(ホップスコッチ)などが考えられます。
グループでのゲームを導入し、協力と競争の要素を組み合わせます。
片足立ちやつま先歩きをダンスやリズム運動に取り入れて、子供たちの協調性、柔軟性、リズム感を発展させます。楽しい音楽に合わせて踊る機会を提供します。
子供たちに自分の身体の感覚と運動能力を認識させ、安全意識を育む活動を行います。
ボディイメージや自己認識を高めるために、姿見などの鏡を使用して、自分の身体の動きを観察するなどの活動を導入します。
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
足組み、腕組み、指組みの様子を見て、幼児の利き側の理解をするための機会にします。それぞれの運動や作業で、利き側が違うこともあります。それが、かくれ利き側になることがあります。
屋外での遊びや室内での体操活動などを通じて、利き手の理解と同時に、筋力や協調能力を発展させます。
幼児の利き手(右手か左手か)を確立するのをサポートします。これにより、幼児は筆記や手先の作業において、正しく支援され、持っている力を発揮することができます。
絵を描いたり、積み木を組み立てたり、つまんだり引っ張ったりするなど、様々な手の運動を通じて、利き手を強化します。幼児が利き手を使って、創造的に表現する機会を提供します。それは、絵画、造形活動、音楽、ダンスなどが含まれます。
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
まず最初に、ゴム跳びなど、飛び越える紐の設置を安全に行います。紐は平らな場所に設置し、周囲に障害物がないことを確認します。軽いウォームアップ体操を行い、筋肉を温めます。ストレッチや簡単な運動を通じて体の柔軟性を高めます。次に、幼児に、紐の前に立って足を揃えて立つ方法を教えます。一歩下がって、軽くジャンプして紐を飛び越える方法を説明します。ジャンプする地点に、線を引くとわかりやすくなります。着地時にも、両足を揃えて着地することを意識出来るようにします。保育者が、立ち幅跳びの方法をデモンストレーションします。幼児にどのように跳ぶかを示し、身体の動きを理解させます。
幼児に繰り返し練習する機会を提供します。最初は低い高さから始め、徐々に高さを上げて難易度を調整します。高さや距離を競うゲームを導入することで、幼児のモチベーションを高めます。
競争心を刺激し、友達と一緒に楽しみながら練習できるようにします。
幼児が成功した際には称賛し、ポジティブなフィードバックを提供します。
もし、跳ぶことが難しい場合、努力の過程を称賛し、自信や意欲をサポートします。
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
平均台の一方を10cm高く設定し、後ろ向きに足を交互に出して慎重に進む練習を行います。幼児が安全に進むことができるように、サポートと指導を提供します。
ジャングルジムを上る方法を教え、手すりや傾斜路を使って、足を交互に使って登る練習を行います。安全に進むための指導と支援を提供します。
梯子を降りる方法を教え、足を交互に出して降りる練習を行います。幼児が安全に降りられるようにサポートと指導を行います。
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
山登りを冒険的な探検に変えて、斜面やでこぼこ道を楽しみながら探索します。
子供たちに周囲の自然環境を観察するよう促し、植物や生き物に興味を持たせます。 山登りをゲームのように楽しむ方法を考え、例えば「どんぐり拾い」や「自然の中に潜むお宝(動物や昆虫、音、草花など)を探す、トレジャーハント」などのアクティビティを取り入れます。
子供たちに、山のリズムに合わせて歩くことを教えます。でこぼこ道や斜面に合わせて足を使い、バランスを保ちます。
リズムを楽しむために歌を歌ったり、手拍子をすることも取り入れましょう。
グループで山登りを楽しむことで、友達との協力やコミュニケーションを促進します。
子供たちに、お互いに励ましたり、助け合うことの大切さを伝えましょう。
子供たちが山登りで成功するたびに、称賛し、ポジティブなフィードバックを提供します。
自己評価と自己効力感を高めるために、自分の成果を喜ぶことを奨励します。
次に、
という発達の姿から考えられる保育の内容ですが、
スキップの基本的なステップを教えます。片足でジャンプして、もう一方の足を前に出す動作を練習します。
音楽をかけて、照明を工夫したりして、リズムに合わせて自由にスキップを楽しむ、ダンスパーティーを開催します。
ギャロップの動作を説明し、子供たちに片足で前に進む方法を示します。
ゲームや競争要素を取り入れ、友達との競争を通じて楽しみます。
片足ホップの基本的な動作を教え、安全に跳ぶ方法を指導します。
床に示した色や数字を組み合わせたゲームを通じて片足ホップを楽しみます。
子供たちに、スキップ、ギャロップ、片足ホップを使ってレースを行う機会を提供します。
ケンケンパやモコモコ道など、障害物コースを設置し、アクション要素を取り入れて、楽しい挑戦を提供します。
音楽を使って運動を楽しむことを促進し、子供たちがリズムに合わせて楽しく動けるようにします。
子供たちが新しい運動をマスターするたびに称賛し、成功体験を共有します。
出来た部分を評価して、自己評価と自己効力感を高め、ポジティブなフィードバックを提供します。
これらのアクティビティは子供たちの運動能力、協調性、楽しみを促進し、自信を育むのに役立ちます。保育者は楽しさと安全性を確保し、子供たちの成長と発達をサポートします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
5歳児の運動能力も、認知の発達同様、4歳までの姿と比べても、より緻密さや繊細さが出てきますね☺
認知の発達と同じく、あまりにも多彩なので、前編と後編に分けることにいたしました😓
私が5歳の運動の発達の姿の前編で、より注目したいのは、
先ほども書きましたが、
利き側が決まることや、山登りが持続することでしょうか。
5歳になると、山登りが持続するということは、山の表面の凸凹を捉える力や山を登りきる持久力がついてきたことを意味しています。
保育者としましては、これらの5歳の運動の発達を理解して、個々の子どもが、今後も運動をすることが、ポジティブで楽しいことと思えるように、安全にそして意欲的に楽しく、身体を使う経験が積めるように支援することが大切だと思います。
最後まで【保育のねらい(5歳③)】利き側が決まるのはいつ?!山登りが持続するのは?!5歳の運動の発達から考えられる、保育の内容前編、をお読みいただき、誠にありがとうございました!
もしよろしければ、今後アップ予定の後編の方も、引き続きよろしくお願いいたします☺
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