保育士のために

【保育のねらいとは?】保育のねらいから1歳児に発表会は必要?!

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友達 集団 保育士のために

保育士の皆さんは日々保育のねらいを持って保育をされていることと思いますが、

 

毎日保育のねらいを考える!って結構悩むことがありますよね、、

 

あらかじめ保育のねらいを持って保育をすることはとても大切なことですが、その考え方の基本を確認していきたいと思います☺

 

保育のねらいを考える時のポイント

保育のねらいを立てる時は、まずは目の前の子どもを評価することから始まります。

 

目の前の子どもの発信を見逃さないことが、次の保育のねらいに繋がります!

 

例えば、

 

子どもの発言
子どもの動き
子どもの表情やしぐさ
子どもの思考や理解
子どもが楽しい、気持ちいいと感じている遊びや感覚

 

これらを記憶して、特に以前と違うなと感じたら、それが次の保育のねらいになる可能性があります☺

 

保育のねらいに落とし込む方法

では、子ども発信から始まる保育のねらいにするって具体的にどうするのかというと、、

 

言葉の発信

乳幼児期の言葉の発達の順序を確認しますと、、

 

喃語が出始める

幼児語が出始める

単語がハッキリしてくる

意味のある言葉が出てくる

言葉が増える

意味のある会話が増える

意図的な会話が増える、

 

のような段階があり、それに合わせてさらに言葉を様々に増やせるように、こちらが声掛けを変えていきます!

 

それが保育のねらいになり、言葉に関して発達的に無理なく力を発揮して前に進んでいけるようになります☺

 

言葉や会話は相手が居ることになりますので、同時に社会性の変化も見られると思いますので、社会性(人間関係)の保育のねらいにすることも可能ですね☺

 

動きが以前と違う

寝ている状態から、立って歩けるようになるまで、それからもある段階では片足で立ったり、ケンケンをしたり、スキップをしたり、そして幼児期の最終段階ではルールに従ってドッヂボールを楽しんだりというように、進んでいく過程を保育のねらいにすることが出来ます。

 

身体の変化は、そのまま健康と直結しますので、自分の健康状態を自覚し保育士に伝え、休憩したり無理しないなど、調整することを幼児期最後の目標にして、それを目指し保育のねらいを立てていくことも出来ます。

 

 

子どもの表情やしぐさ

子どもの喜怒哀楽の表情や困っている時のしぐさも、どのような状況でそんな姿が見られたかを 覚えておくと、次の保育のねらいとして活かすことが出来ます。

 

新たに楽しかったり嬉しかった経験をしたなら、さらに発展的に進めることが出来る可能性がありますし、怒ったり悲しんだりしたら、どうやったら軽減出来るのかを保育のねらいに出来ます。 悲しいという感情は、幼児期でも後半から出てくる感情ですので、出てきた時点でも成長とも考えられます。

 

子どもに困っている姿が見られたら、その背景を探り、どうやったら困らないだろうと考え、導き出した仮説を保育の内容に出来ます。

 

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子どもの理解が進んだ時とは

子どもの理解が進む様子はどういう場面で見られるかというと、、

 

間違いに気づき、自らやり直す姿や色んな中から区別するようになったり、いくつかの中から自分の意図をもって選べるようになったり、見通しを持って行動するようになったり、自分なりの工夫が見られるようになったり、様々な姿で見られます。

 

子どもの理解の変化は、生活習慣遊びの中の言葉や行動など、様々な場面で感じることがありますね!

 

“遊び”に関しての変化とは?

1人で遊んでいたのが、特定の大人とのやり取りの中で楽しむようになったり、道具を操作出来るようになったり、並行的に誰かと遊んだり、友達と関わりの中で遊ぼうとしたり、共同して役割や助け合いの中で遊びを作っていったり、、そのような姿が見られたら、保育のねらいは次々に変わっていきます☺

 

遊びの変化については、社会性の成長そのものを表していることも多いですね。

 

1歳児の発表会は必要?!

もし、子どもの変化から始まる保育ではなくて、大人が子どもにやらせたい保育をすると何が起きるかといいますと、

 

難しすぎる
簡単すぎる
楽しくない
達成感が持てない
ただ作業のようにやらされる

のような保育になる可能性が出てきます。

 

高すぎるレベルの取り組みというのは、虐待の定義に入る可能性がありますし、逆に低すぎるというのも幼い扱いをしているということで、差別に当たる可能性があります。

また、年長児で幼い取り組みをさせてしまいますと、自尊心が傷つくということもあります。

 

そして、繰り返しやらされる保育が当たり前になりますと、

 

物心がついたころには主体性が発揮出来なくなり、積極的に挑戦出来なくなったり、指示待ちになって自分の意見を持てなくなることもあり得ます。

 

 

楽しくない、達成感を持てないものというのは、自信にもなりませんし、向上心や意欲にも繋がりません。ただ苦しく終わって安心するというだけの経験になってしまい、練習などに時間をかけた分無駄になってしまいます😓

 

また、運営側や保護者、学校からの要望をねらいにするということもありますね。

 

 

厚労省の保育所保育指針の幼児教育のねらいの通りにしよう!ということもあり得ます。

 

 

発表会やクリスマス会、そして読み書き数のような取り組みがそれらに当たることがありますし、また各保育所や幼稚園の慣習として行われている行事もあります😓

 

それも、子どもの発達や発信にマッチするものでしたら、子どものためにとてもいい保育のねらいになるとは思いますが、もしミスマッチなものだとしたら、大人の自己満足な保育ということになる可能性があります。

 

〈参考〉

【保育のねらい(1歳児)】1歳児後半の発達の特徴から考える保育のねらいとは?
1歳後半の発達の特徴から保育のねらいを考えました。

 

 

 

それらに対抗するためにも、子どもを守るためにも発達にそぐわない場合のデメリットを説明出来る力も、保育士に求められているのかもしれません😓

 

今もしそれを取り組んでも、必ずしも子どもにとって大切なことにならないですよ!むしろ、デメリットになるかもしれません!と。
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保育士の専門性

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子どもの力は楽しんでいる時や意欲的に自ら取り組んでいる時に伸びると言われています。

 

ですので、子どもの発信を評価し、次に必要な保育のねらいとして活かせることがとても大きな保育の専門性だと思います。

 

また保育士自身が『こんな保育の内容をやってみたい!』と考えることもありますね!

 

保育内容については、今の時代動画や保育系のサイトで様々に紹介がされていますが『これやってみたい!』と感じても、すぐにそのまま実践するのではなく、『(環境含め自分の)園の子どもたちにあうかな?』と一度想定して考えてみて、問題がありそうでしたらそれをクリアーして、楽しんでいるイメージが出来たら、保育のねらいを立てて実践してみるのがいいと思います☺

 

 

ここまで【保育のねらいとは?】1歳児に発表会は必要?!、をお読みいただき誠にありがとうございます!

ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです☺

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