保育士のために

【保育のねらい(主体性)】子どもの主体性とわがままの違いとは?

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思考 保育士のために

こんにちは☺ 子どもの味方になりたい!子どものみかたブログです!!

 

今回は、子どもの主体性とわがままの違いについて、考えてみたいと思います!

 

最近、保育で大切なのは主体性を伸ばすこと!とよく聞くようになりましたね☺

 

保育の質が問題になる中、他にも自己肯定感子どもの人権感情的にならない保育なども言われるようになりました。

 

保育士になる過程で学んだような気もしますが、、それはさておき、、😓

 

これまでの『保育』に疑問を持つ保育者がとても増えた!ということでもあるでしょうね!

 

主体性とは?

主体性が大切と言われますが、その『主体性』とは一体なんなのでしょうか?

 

世界大百科事典で調べますと、

 

主体性ということばは,通常,自主性,個性アイデンティティ,自己実現,自己決定,本来性authenticityなどとほぼ同義に用いられている。これらのことばに共通する含意は,個人あるいは集団が,外的・内的諸条件によって,当然〈あるべき自己〉であることを妨げられている状態を克服して,認識のレベルでも行動のレベルでも,本来的な〈自己になる〉ということである。したがって,このような解放的認識関心に根ざすこのことばが,人間解放運動とのかかわりのなかで用いられてきているのも不思議ではない。

 

とあります。

 

かなり大層な書き方ですが、人が主体性を発揮できることは、人としてとても貴重な権利であるということがわかります。

 

個性や自己決定という言葉や当然〈あるべき自己〉であることを妨げられている状態を克服してとあるように、主体性とは個性を持った『自分』で人生を選択し、他者に束縛されずに歩んでいけるような、純粋に『人』として存在しているというようなイメージでしょうか。

 

また、この場合の認識のレベルでも行動のレベルでも,本来的な〈自己になる〉とは、乳幼児に当てはめるとどうなりますでしょうか?

 

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幼児の考えを尊重するとは?

認識のレベルというと認知力のことをイメージしますね😓

 

認知力を持って考えたことで導き出した、結論や判断、予測、決意からの行動みたいなことでしょうか。

 

それらを尊重するということになります。

 

ですので、自ら考えて出した結論ですので、結果も受け入れる必要が出てきます。

 

例えば、

 

1歳半辺りを超えますと『~だ、~ではなく~だ!』という思考が行きつ戻りつして、方向転換が出来るようになります。

(1歳児の保育のねらい)

【保育のねらい(1歳児)】1歳児後半の発達の特徴から考える保育のねらいとは?
1歳後半の発達の特徴から保育のねらいを考えました。

 

 

 

ですので、子どもなりの思考や自我がハッキリしてきます。

 

そこで、主体性を発揮して大人のいうことよりも自分の考えを優先したくて主張した場合は『~をすると~になるけど、それでもいい?』とその結果起きることまで説明をして選択してもらうと、子どもの主体性を守ることになると思います。

 

『~をすると~させないよ!』と脅すことではありませんので、注意が必要です😓

 

わがままと主体性の違い

それがもし子どもが『~ではなく~がいい!』と主張したからといって、そのまま全て受け入れるのでは、思考が伴う主体性というよりも、考えた結果ではない単なる感情のなすままの行動(それをわがままというのかも?!)になってしまう可能性があります。

 

考えた上で、自分の主張を優先したい!ということならば、子どもの『主体性』になりますので、出来る限り尊重出来るといいと思います。

 

そして、安全面や都合上、どうしても子どもの主体性を尊重出来ない時は『~をしたいのはわかる。わかるけど~という理由でダメなんだ』と丁寧に伝えるしかないと思います😓

 

泣いたり怒ったりしてもですね。

 

でも、理由を添えることがとても重要で、主体性を否定されるには理由があったんだと、頭ごなしに否定されることとは違い自尊心は守れますし、今後にも繋がります☺

 

4歳辺りまでは、たとえ言葉で説明されても自分の主張が叶わない背景や理由を推測することが難しい場合がありますので、気をそらしたり、切り替えたり出来るようにすることが大切になります。

 

理由や背景がわかってきて見通しが立ってきますと、社会性が成長して自分から気持ちを調整出来るようになっていきます。

 

〈参考:大人の評価を意識する、4歳後半の社会性の発達〉

【保育のねらい(4歳後半④)】年中児はなぜわがままに見える?!4歳後半の社会性編
4歳後半の子どもの社会性について、まとめました。一見すると、わがままにも見えるような姿がありますが、その背景は何なのでしょうか?1

 

無理に大人に従わせるのではなく説明を尽くし、5歳辺りを目指して、

 

『~だけど、~だ』とか『~だけどしかたがない』

 

などと、主張が通らないことを自分から受け入れられるようにしていくことが重要です。

 

〈参考:団体行動が出来る、5歳の社会性の発達〉

【保育のねらい(5歳④)】団体行動を取れるようになるのはいつ?!ジャンケンを理解するのは?!5歳の社会性の発達を活かした保育とは?!前編
5歳児の社会性の発達から、保育の内容を考えました。5歳になると、周囲の状況を理解して適切な行動を取れるようになっていきます。それらの5歳の社会性の発達を活かした保育とはどのようなものなのでしょうか?

 

 

もし、子どもの主張が通らない理由を繰り返し伝えたりしても、気持ちの調整が上手くいかない場合は、別の支援が必要になる可能性がありますので、注意が必要です。

 

主体性を発揮できると

 

もし、子どもの主体性を発揮出来る保育が出来たなら、

 

素直に自分の考えを主張してもいいんだ!と感じ、自己肯定感も下がらずに済みそうですし、

 

意思を尊重されるので人権も守れそうですし、

 

力関係に頼らないで、感情的にならない保育も出きそうですね☺

 

また、

 

主体性を大事にされた子どもは、大人になった時に他人とは違った、自分独自の発想を発揮出来るようになるかもしれませんし、元々ある規則やルールに対して『これはおかしいのでは?』と感じたら、自分の考えや意思を主張して改革していける人材に成長するかもしれませんね☺

 

 

そんな主体性を発揮する人が増えますと、今の保育現場の悪しき習慣みたいなものもなくなりそうですし、長年変わらない、時代に合わない制度なんかも存在しなくなるかもしれませんし、世の中に変化をもたらしてくれる人がもっと現れるかもしれませんね!

 

他力本願で大変申し訳ないですが、、😓

 

でも、そんなこんなの私なりの希望や推測はありますが、子どもが主体性を発揮出来るように育つということは、初めの主体性の意味でもありましたが、

 

一人の人間として、自分らしく悔いのない人生を歩めること!

 

だと思っていて、それが何より大切なことだと思います☺

 

 

〈参考記事:もし、主体性を持たない大人に育つと〉

【保育のねらい(主体性)】もし、主体性を持たない人に育ったらどうなる?!
子どもの主体性について、考えてみました。主体性が育たない場合のリスクは、とても高いと思います。

 

 

 

〈動画版まとめ〉

 


 

ここまで【保育のねらい(主体性)】子どもの主体性とわがままの違いとは?、をお読みいただき誠にありがとうございました。

ご意見ご感想などございましたら、コメントから頂けますととても嬉しいです☺

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