子どもは未来

【子どもは未来(敬意)】イチローさんが高校野球女子選抜チームに贈った言葉とは?!

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子どもは未来

こんにちは☺

いつも子どものみかたブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!

 

今回は、毎年イチローさん自身がライフワークにされている、高校野球女子選抜チームとの試合で、試合後に彼女たちに送ったメッセージについて、考えたいと思います!

おそらくですが、前回に試合後会見で伝えた言葉が、言葉足らずだったと感じてのことだったのかもしれませんが、かなりの時間をかけて、熱く野球への想いや彼女たちへの想いを伝えられました。

〈参考:イチローさんの女子高校球児指導方法に周りがざわつく理由

【子どもの未来】イチローさんの女子高校球児指導方法に周りがざわつく理由
イチローさんのチームと女子高校野球選抜チームが対戦した際のイチローさんの女子高校球児への助言について考えてみました。

 

50歳を迎えても、いまなお成長しようとするイチローさん。

4年目を迎えた「高校野球女子選抜」VSイチロー選抜「KOBE CHIBEN」ですが、試合後に共に戦った高校野球女子選抜の選手たちに、イチローさんは、どのようなメッセージを残したのでしょうか。

 

イチローさんのメッセージ全文

イチロー氏 バッティングで「詰まりは負けだという考え方は捨てた方がいい」高校野球女子選抜に贈る言葉【前編】 | TBS NEWS DIG (1ページ)
50歳を迎えても、いまなお、気付き、進化を続けるイチロー氏。4年目を迎えた「高校野球女子選抜」VSイチロー選抜「KOBE CHIBEN」の試合後に共に戦った高校野球女子選抜の選手たちに、イチロー(50)が常識を超えた… (1ページ)

 

 

人や周囲に対する敬意

イチロー:

僕がみんなに何かその次に進むみんなに一言アドバイス、先輩としてアドバイスがあったらと…僕は真っ先に浮かんだのが…今年、僕がすごく感じるのはやはり敬意なんだよね。あらゆるものに対する敬意を持っているよねみんな。

野球への敬意、相手への相手の選手、僕たちに対する敬意チームメートに対する敬意、見てくれている人達への敬意を感じる…

これね、なかなか持てないんですよ。みんな当たり前にそれをやっているけど、すごいこれは特別な事なんです。だから、次のレベルに行っても、みんなすでにそれを備えているので、みんなにとって当たり前の事かもしれないけれど、どのレベルに行っても、いずれ野球をやめる時が来ても、それはずっと持っていて欲しいですね。
野球に対する事だけではなく、やっぱり人に対する敬意というのがすごく大事なんです。だから僕は感情を見せない選手、感情はもちろんあるのだけれど、喜びも悔しいことも見せない選手だけれど、それはやっぱり敬意に基づいているところが大きい。いい所でヒットを打ったとか、ヒットを打てば喜んでいる。でもそれは全然なんかこう相手にとって嫌な気持ち、僕全然嫌な気持ちにならない。
でもあるレベル、例えば、プロ野球そういうのは僕は好きじゃないんだよね。やっぱり同じ野球、同じフィールドで戦っている相手に対して、もちろん敵だからね、プロの世界は特に生活をかけてお互いやっているわけだから気持ちはわかるんだけれど、もうちょっとゲームが終わった時に、「いやいいゲームだったね」って言い合えるような関係だったらすごくいいなと思うんですけど、なかなかそうはならないんだよね。今日(23日)のゲームをそういう気持ちになったでしょ。1試合終わった後に勝った負けた結果に関わらず、相手に対する敬意すごく持ってるんじゃない。

 

私なんかが言うのもなんだけど、凄くいい話笑

野球の試合をするにしても、何をするにしても、相手があってこそなんだよね。

野球の場合は、野球という存在があってこそだし、

もっというと、そういう環境や道具、チームメイト、相手チーム、裏方の人、教えてくれる人、ファンそして、お金を出してくれる人など、それらがあって初めて出来る。

そういう純粋でひたむきな野球への想いをイチローさんは女子高校野球選手たちに感じたのだろう。

私も凄く共感するところで、他の女子の団体スポーツの中には、誰が監督かとか、誰がキャプテンかとかに拘っていて、自分本位のプレーや考え方に見えて、そういうことじゃないのに、って残念に思うことがあったり、、

あと、勝ち負けのことでいうと、相手への敬意が無いと、勝負運って逃げていくものだって、個人的には思ったりもするかな。

相手も必死で勝ちたい!って思っているんだしね。その想いを踏みにじるようなことは、勝負の神様がそっぽを向くって、ありそうで。

敬意” それは、将来どんな仕事に就くにしても、必要なことなんだろうなって。

 

それを保育に落とし込むとしたら、5.6歳頃になったら、自分の自尊心は守った上で、協同や協働、勝ち負けのある遊びなどをする中で、仲間や相手、周囲などに対しても、心から(押し付けではなく)尊重出来る保育をするということかな。

 

“体・心・技”「元気でいる事はすごい大事な事」

Q女子高校野球選抜選手からの質問:

Q.野球選手に限らずスポーツ選手は“心・体・技”の3つの練習すると思うですけど、“心”のトレーニングで意識してるトレーニングはあるか
イチロー:
今、引っ掛かったのは普通“心・技・体”だけど、“心・体・技”というのは普段からその順番を大事にしているって事?

Q.自分達は監督から「心・体・技」の順番で教わっている
イチロー:
そうなんだ、それはユニークだね。面白い考え方だね。“心・体・技”…僕は実は一番に来るのは“”だと思うんですよ。“体・心・技”。順番で言うとそうなのか、でも一番にくるのは“体”なんだよね。“心”が整っていても、例えば“体”がそもそも動ける状態じゃなかったらできないでしょうプレー。だから<元気でいる事はすごい大事な事なんだよね。僕ははあくまでも“体”が大事だと思っていて、“心”、もちろん大事なんだけれども、それは大前提として。だって、怪我していたらプレー出来ないでしょ…だからそれを大事に僕はしている。

 

心技体ではなく、イチローさんは体心技か。

高校生が、心体技という順番なのも初めて知ったけど、面白い!

これは体調崩すまで仕事をしたことがあるので、個人的にも凄くよくわかる苦笑

体調が悪いと、仕事も遊びもどうにもならないもんね!

でも、これまでの日本って、心があれば体はついてくるみたいな考え方があったよね、きっと。

何でもやる気で済ませて、それって自己犠牲的で、自分を大事にしてなさすぎって思う。

やる気があるなら、しんどくないだろう!とか熱いものも冷たいだろう!みたいなのは、やっぱりまずいよね。

練習のし過ぎで壊れたり、仕事のし過ぎで病んだりは、もう辞めた方がいいなって。

自戒を込めて。

 

体があってこそ!

 

保育士も。

 

努力は人が決めること

高校野球を見ていると、好きな言葉とか出てくるじゃない。テレビを見ていると、よく見かけるものの一つに“練習は裏切らない”とかってよく言われるけど、“努力は報われる”とか。もう一歩先を見てほしいんだよね。僕は。練習は裏切らないは、まあそうかなって思いがちになるんだけれども、でもどう練習しているか次第じゃない…それって。しんどい事を重ねていても、間違ったやり方でやってたら、そんなの上手くなれるはずはなくてさ。自分頑張ってるから、結果が出る上手くなれる、そうありたいのもわかるんだけど、だけどその努力っていうのは本人が決める事じゃないでしょ。

「俺、努力している」「私努力してます」って、何か変な感じしない?

自分で言ってたら、チームメートたちが、あいつは頑張ってるすごい努力家だ。それはもちろんいい。第三者の評価。でも自分でさ、私努力しているのに、なんで上手くなれないの?とか、おかしくない?それって人が決めることだから。

報われてほしいけど、見返りを求めたら返ってこないでしょ。それに近い感覚だと思わない?努力したら報われる、上手くなる。練習したら上手くなる。同じ事だよね。目指してほしいのは、人が見てたら努力だと思うけど、努力に見えるけど、本人はそう思っていない状態っていうのは結構強いと思う。私にとっては普通のことなのに、何かそうやって周りは評価してくれるな、だったら、すごくいい状態だと思うね。

でも、自分でこんなにやってるのに、練習してるのになかなか次に進めないっていうのが僕は違うと思う。今の話全然理解できない人います?どうですか?理解できますか?厳しいと思う?厳しいですよ。この考え方は。でも、そうじゃなかったら上手くならないんですよ。

このおじさん厳しいなって思う?どうです?でも厳しいものです。厳しい。それを乗り越えなかったら、次に行けないんですよ。いつも楽しいだけで、今日の試合はすごく楽しい試合だったよね。色々なものが詰まった。僕にとっても夢のような試合です。

ここに至るまでには楽しいことだけやってたら、ここには来られなかったでしょう?みんなそれなりにやっぱ厳しさに耐えてきたから、ここにいるんじゃない?違う?ただただ楽しいだけでここにないでしょう?振り返ったら。どうでしたか?ただ、ひたすら野球が好きで楽しんできて、ここに今日いると思う?僕は普段のみんなを知らないから、それは分からないんだけど。どうですか?

Q. 楽しいだけじゃないです。

イチロー:
そうでしょ?やっぱり、ある程度苦しみを乗り越えてこなかったら、特別な場所には行けないし、本当に楽しいなんていう気持ちにはならない。ある程度真剣に取り組んでいるんだから。いや、もう遊びの野球だったらただ楽しいだけでいいですよ。でもみんな違うじゃん。次も目指してるでしょ。上手くなりたいと思ってるでしょ?だったら厳しいですよ。普通のことです。

満足したらそこで止まっちゃうから、満足しちゃダメだってよく聞くでしょう?僕は全然そんなふうに思わない。いい結果出したら、その瞬間は満足していいですよ。達成感を味わっていいですよ。

だけど次に行く。

だって人間だから、そんな戒めてばっかだっていうのはつまんないでしょう?いい結果を出したのに、いやまだまだって言い聞かせるのはいいけど、本当にそう思っていたら、やっていけないでしょう?だって、楽しいとか気持ちいいとかなかったら、やっていけないでしょ。でも野球は、打つのは特に3割しか…3割打てば、プロでは良しとされるわけだけど、7回は失敗するわけ。僕は満足感とか達成感を十分味わってほしいと思うんだよね。それを味わわなかったら次にいけないと思っているわけよ。

だから、そういう意味では僕は甘いですね。全然戒めてないから。その瞬間、めっちゃ喜んでますもん。出さないだけで。表現しないだけですごく喜びますよ。でも、また次があるから。次の目標が出てくるから、そこに向かっていくわけですけど、戒めてばっかの人ってそれができないんだろうね。

 

高校生からの心のトレーニングの質問に戻ると、メンタルを強くするには、元気な体をベースにして、やれることは当たり前のように全てやる!そして、結果が出た時にはしっかりと喜び、それをモチベーションにして、いいイメージでまた頑張るというサイクルを作るということかな。

結果が出ない時に、努力をして苦しくても頑張るのは当たり前という感じかな。

好きで敬意をもって自分から野球を選んでしているんだし。

なのでそれは、本人にとっては努力でも無ければ、頑張っているわけでもなく、ごく自然で当たり前のことという意識。

それがイチローさんの心の在り方であり、周りから見ての強さでもあるんだろう。

これは真似られると良いけども、なかなか難しいのかも?!私のような平凡な人間にとっては。

トコトン好きなことなら、それくらい出来るでしょ?!という感じなんだろうけど、努力や頑張り続けることも才能や強さが居ると思う。

それは基礎や素質としての、体の強さがあってこそなのかもしれない。

しかし、それを踏まえて、自分の体力を客観的に自覚して、それに応じたことなら誰でも出来ることになるのかも。

(私の場合、体力を過信して壊れてしまった経験がありますが、、苦笑)

 

保育士としては、保育に対して敬意をもって、頑張っているのはみんな割と頑張っているんだよね。言われなくても。

頑張り方が適切かどうかは別として。

むしろもう少し、周囲の承認や評価があってもいいのかも、、

それがイチローさんの言う、満足感や達成感になり、いい循環をするともっと良いのかもしれない。

 

イチローさんのバッティング技術

(野球の技術について興味の無い方は、飛ばして読んでもいいかも笑)

 

Q.自分はイチローさんみたいなタイプのバッティングがしたくて。自分の中ではイチローさんはすごい流すイメージが強い…。流すとバットが後っていうか遅れて出るイメージだと思っているが、その時に自分はインコースが苦手でその時に詰まってしまうことが多いんですけど、その時はどのようなイメージで打ってるのか教えてほしいです。

イチロー:
僕、じつはインコースが大好きなんですよね。インサイド、でも大好きだから、大好きなんだけれど、でもそこにインサイドのインコースの速い球を待ってると、やっぱこれを開かされる。遅れたくないから。そうすると外に抜かれたりしてバット届きませんとか振らされたり。それはすごく嫌なのね。 だから好きなインコースなんだけど、そこは何か逃げる術を僕は携えたというか。基本的には追い込まれれば追い込まれるほどやっぱセンターからショートの上ぐらいのイメージでやってたことが多い。だけど本来はここが大好きなのね。流すというよりは、もちろん体の前で出されてバット残して拾った感じでショートの上とかたくさんあるんだけれど、それは流すという感触に近いかな。でもその左バッターがレフト前に打つことが別に流してるわけではない、しっかり捉えて力を伝わった打球であればそれは僕は流すとは言わないので。

まあ、左方向は全部流すという表現をするなら、それはちょっと違うかもしれない。その考え方を変えた方がいいかもしれないね。だから極端に言えば、ライト、左バッターがライトに打っても流すこともある。引っ張っているのに流している、のはある。レフトだけど、レフトで引っ張ってるとは言わないけど、流しではない。僕のバッティングの特徴はとにかく手がここに残る事なんだよね。

それさえできれば、もう、よく言われるのはキャッチャーやっている人はすぐ分かるんだけど、あれ、見逃すと思ったら最後に出てくるって。それぐらい遅い手が。それはよく言われる。

キャッチャーをするとよくわかるんだけど、これが出来ない人はどうしても手が出ていく。詰まりたくない、詰まりは負けだという考え方は捨てた方がいいと思う。最終的には、だってヒットになる事が技術なので、詰まらされたら負けという考え方は、これは危ないんです。

でも、そういう人すごく多い。プロ野球選手も。詰まりたくない。だから手が早くなっちゃう。でもそれするともう、穴がたくさん見えちゃう。詰まっているのにヒットにされる、相手からしたらね。あれは打ち取っているのに“落とされる”とかっていうバッターが嫌なんですよ。勝負強いバッターは甘い球をゴーンってチャンスでホームラン打つバッターじゃなくて、いやらしい球を詰まってても、先でもヒットにするバッターが勝負強いバッター。相手が嫌がるタイプ。そういうのを目指してほしいね。詰まっていいんだ全然。詰まり方はあるけどね、確かに。

詰まりイコール負けでは全くないです。それでヒットにされることの方が、甘い球をどかんって打たれるよりもピッチャーは嫌だと思う。だって甘い球投げなきゃいいわけだから。そういうバッターは。厳しい所投げている、振ってほしい球なのに。で、実際振っているのにヒットにされる。これが相手としたら一番嫌だと思う。キャッチャーも嫌だと思います。どうですか?それピッチャーやっている人キャッチャーやっている人、そう思わない?甘い所はさ、甘い所投げなければ、いい訳だから。そんなの負けじゃないよね、だって失投なんだもん。失投を捉える技術というか、それは大事な事だけど、でも相手が振って欲しい球、いい球、相手からすればいい球投げているのに、 “なんで”ヒットをされる?!方が嫌でしょう。それを目指してほしい。

 

イチローさんが、自身のバッティング技術についてこれほど詳しく話されるのは、とても貴重なことで、今までにあったかな?!

イチローさんは、ストライクゾーンがとても広いんだよね。昔言ってた話で『打ち取られた球は覚えている。次にその球が来たら、打てるように準備している』って。

なので、イチローさんって、打席が増えれば増えるほど、進化するんだよね。

今年の打席の結果も、もしかしたらそれが理由なのかも?!

その分、ボール球も打てるようになるから、ストライクゾーンが広くなる。

(それで野球ゲームでは、とてつもなくバットが当たる枠が大きくなる笑)

それって、かなりバットコントロールが上手くないと、真似できないことで。

それが、イチローさんのバッティング技術は、他の選手が真似したり、参考に出来ないと言われるゆえんだったりする。

でも、女子高校野球は球速がそこまで速くはないので、バットコントロールに自信があり、打ち取られた球を覚えて次に活かすことが得意な選手がもし居たら、試してみる価値はあるかも?!

 

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