子どもは未来

【子どもは未来(敬意)】イチローさんが高校野球女子選抜チームに贈った言葉とは?!

広告
子どもは未来

Q(勝負強いバッター。相手が嫌がるタイプ。を目指すには…)

イチロー:

バッティング練習では、しっかりストライクゾーンを、強い打球を打つ。それでいいと思うし、実戦形式じゃないと、これはなかなかできない技術か練習だと思うね。試合前の今日の打撃練習では、なかなかそれができない。あくまでも試合形式で4打席3打席でも、その練習の方がバッティングピッチャーの球を100球打つよりもいい練習が出来るという事も言える。

実は、今回はMLBがシーズン中なので、まだ。マリナーズは今遠征中で僕は今ここ東京へ戻ってきているのです。だからシーズン中は、僕(※マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターとして)シアトルのホームゲームには必ずいるのね、球場行くの。でも選手たちいるから、外でなんか(練習を)当然できないし、(球場内に)ケージがあって、そこで時間がある時にバットを振るんだけれど、その時間も中々ないから、どうしようかなと。いつもだとオフの11月に(この試合を)やる事が多かったので、オフになってから集中的に練習してバットを振る、体力を着けていた。

今回、それは出来なかったので…じゃあどんな練習がいいかなと思って日本に戻ってきた時に、もう4打席5打席でいいからゲーム形式でバットを振る。数としてはもう、10もいかないぐらい。だけどそっちの方がいい練習が出来るって、すごく思った。今までたくさんバットを振ってきて、バットを振る力は着いているけれども、ゲームの球に全然対応出来なくて。去年も初めてヒットが2本出たんだけれども、今回すごくそう思った。実戦のピッチャーの球を4打席5打席打つ方が、試合前の打撃練習を数やるよりもいい練習になるなって。まあ、生きた練習というかね、そう思った。じゃなかったら、今回、こんなヒット打てなかった(6打数4安打)。 全然無理です。

あとはユニホームを着てちゃんとやること。暑い時期“短パン”“Tシャツ”でやる事も男子は多いけれど、それとね、この負担が全然違うのユニホームは…で、ヘルメットを被るがまた違って。それを今回少ないけど、結構やった。今までよりも。言っても、大した数じゃないんだ。それ、すごい大事だなと思った。もちろん、バットを振る力も必要だから、普段のバッティングピッチャーの球を数打つ。このトスバッティング、フリップで形を作るとか、それももちろん大事なんだよ。大事だけれど、じゃあ、どっちがゲームに生きるかというと、実戦の数は少ないけれど、実戦練習の方がやっぱり生きるなとは今回すごく思った。

 

なるほど。今でもマリナーズホームゲームは同行しているんだ。どんな仕事をしているのか、とても興味がある。直接選手にアドバイスをすることはあるのだろうか?!

実戦形式の練習をほんの少しでもすることが大事!って、基礎があるからなんだろうなあ。わずかでも実践形式をしておくことで、体で覚えていたことが蘇るというか、そういうことなのかもしれない。

 

気持ちの切り替え方とは

Q.上手くいかなかった時にイチローさんはどのように気持ちを切り替えたりとか、上手くいかなかった時はどのように考えますか

イチロー:
試合中の話?

Q.試合中…
イチロー:
いや、試合中はね、もうそんなすっきりは無理です。切り替えられない。だからどんどん苦しくなって行く、やっぱり結果出ないと。どんどん苦しくなるけど…もう、しょうがない、もうそれでやらなきゃ、しょうがない。1日終わった時は次の日に残さないようにしっかり結論を出して、グラブの手入れをしたりバットを綺麗にしたりスパイクをきれいにしたり。それは凄い大事なことで。翌日、前日のグラブの汚れが残ってたらさ、やっぱり何か残ってんだね前日のこと。それは1日終わった時にちゃんとホコリを取って綺麗にする、それはすごく効果的です。試合中に結果が出なくてストレスを抱えてしまう事、切り替えられない事は、これはしょうがないね。もう当然のこと。

大事なのは、じゃあ、打てなかった、その次の守備とか走塁とか、それに影響しないようには、大事な事。そういう人、結構います。バットで打つ方で結果が出ないと、守備にも走塁にも影響してしまう。これは一番やっちゃダメな事。で、守備走塁、それをしっかり、守備だね主に。守備をしっかりやっていたら、リズムが出来ているという事もあるし。それは悪循環の守備も疎かにして、今度ミスしてたら、また落ち込むからね。自分でそれは、何か自分の首を絞めてるようなものだと思います。そういう時ほど守備をしっかりするのは大事なことだと思う。もう追い打ちをかけちゃう、自分で。打てない守れない…ってなるから。1日の終わりは結論をしっかり出して翌日に引きずらない。ということが大事。

 

またメンタル面の質問笑

女子高校生って、悩みが多そうなイメージ。男子よりも複雑で、元々女子は社会性に優れている人が多いから、その分悩みもたくさんあるのだろうな。

悪いメンタルを引きずるということなんだろうけど、イチローさんは結論をその時に出してしまって、次の日に持ち越さない。で、道具の手入れをしてスッキリする!という。これは、イチローさんの元々の強さなのかもしれない。現役中は、見た目にも強そうだったもんね、メンタル笑 勝負の世界で戦っているので、弱い所を相手に見せない、同僚にも見せないというのは徹底していたんじゃないかな?! ご家庭では見せるのかも?! なかなか普通は出来ることではないよね。

イチローさんは道具の手入れということだけど、それをヒントに考えられるとしたら、野球を離れて何かに打ち込むと、相対的に悩んでいる時間を短く出来るというのはあるのかもしれない。それが、人によっては道具の手入れなのかもしれないし、家事であったり、他には動画を見るみたいなことでもいいのかもしれない。

 

怪我をするということと、彼女たちに一番期待すること

イチロー:
51歳に来月なります。おじいです、おじい。みんなのお父さんよりも上だと思います。でも続けてたら出来るんです、出来るんですよ、元プロ野球選手が。例えばこの試合に向けて1週間だけ練習してやったらもう確実に怪我します。でも僕はずっとやっているので。まあ不安…今日はなんかそういう感触はなかったね。だから続ける事、すごい大事です。

でもオーバーワークはケガにもつながるんでね。それはいいところで止めてほしい。それはもうもう自分にしか分からないことなので。オーバーワークだと、そういう時期も必要だけれど、基本的には追い込む時期じゃなければ、今日これ以上やるとなんか嫌な感じだなというのが感じられる体だといいよね。それはもう怪我の一歩手前で、それを回避できる能力の一つなので。無理して無理して怪我はダメね。

また難しいのはさ、怪我しないと怪我の感触を分からないっていうところもあるから、怪我した人は実は強くなるっていうことも言えるんだけど。僕はだからもうほんと怪我をすることは、ケガが少ない選手だったんだけど、第1回目の女子この東京ドームじゃなくて、第1回目が神戸の寒い中でやった時に147球を投げて肩を痛めた。もう生涯初めてです。それが4年前。無理するとこうなるんだって。まあその試合は実はもう、一度もブルペンにも入らずに…もちろんキャッチボールだけは、ランニング、バッティングでやっていたけれども、マウンドから一切、投げずにそれをやったら肩を怪我した。

そういう苦い経験があって、マウンドから投げるって、フラットのグラウンドで投げるのと全然負担の違うんだな、でも投げている時はわからなくて。結局の半年ぐらい苦しんだんだけど、それがその経験したから肩について注意深くなれているっていう所はあるんだけど。その怖さを知らないと俺、どこまででも行けるわって、やっちゃうと、こういうことになるんだなって…だから意図的に怪我をする必要は全くないんだけど、怪我はどうしたってアスリートにつきものなんで。怪我てしまったら、それをどう生かすかがすごい大事なことだからね。その後に生かす。その時しんどいけど、リハビリもしんどいけど、大きなそれは武器と言えば武器だね。痛みを知っているとか

体だけじゃないですよね。

人の心の痛みみたいなの分かるためにはさ、ある程度自分も傷つかないと分からないってこともあるでしょう。自分が傷つくとやっぱり人はこういう事で、自分はそういうつもりないけどそんな事で、本人からすればね、そんな事で傷ついちゃうんだとかっていうこと、そういうふうに考える事、すごい大事な事なので。結局人間なんて周りに人間がいなくなっちゃった、自分だけになっちゃったらさ、もう何か生きていく意味もなくなっちゃうわけでさ。

だから仲間すごい大事。すごく大事だから、仲間を大事にしてほしいし、高校野球で一緒だった仲間とずっと生涯の友だったら、それはすごく素敵なことだし。でもなかなかね、時間が経つとそうなれないというのも実際にはあるし。野球上手くなってほしいけど、もっとも僕が期待するのは、そういう人の痛みとか気持ちを自分なりに想像したり、考えたりする事。そういう何か優しい人になって欲しい、というのが僕の一番期待する事ですね。

 みんなとこうやって縁があって出会ったことだから。何か、ただ野球がうまくなってほしいだけじゃ全然ないんです!もっと大きなところ、そういう優しい人になってほしいね。僕は厳しいですけど。僕は厳しいですけどね。みんな優しい人になってください。生涯忘れない日になりますから、これは。みんなどこかで僕を見かけたら必ず声を掛けてください。野球をやっていれば、どこかで会うこともあるでしょう。続ける事、大事ですよ。ありがとうございました。

 

怪我はしない方がいいけど、痛みを知ることにはなる。それを強みに出来ると。それは、気持ちの面でも一緒という風にイチローさんは言っている。

それは本当にそうだよね!なので、時には体や心(自分も相手も)を理解するために怪我をすることや、気持ちがぶつかることも大事だと思ったりする。子どものうちほど、その傷は浅くて済む。なので、保育でいうと、自己主張が出来て、相手の存在を意識し始める年中の頃辺りになったら、きちんと(気持ちが)ぶつかる経験を積みたい。それが、これ以上やったら相手を傷つけるな、やばいかもなという自制になる。怪我をすることやぶつかること自体がダメなこと!という考え方を持つ人が多く、事前に避けがちじゃないかなって。

そして、仲間の存在

私も、このブログの中でも、人間関係があることの大切さを書かせてもらうことが何度かあったけど、イチローさん自身もご自分の体験で実感しているのではないでしょうか。

自分は厳しい人間。自分にも周りにも。だから、人間関係は希薄になりがち。でも本当はそれじゃダメ!ということなんでしょうね。

ご自身は無理だけど、周りには求める。

やっぱり厳しいよね、イチローさん笑

この”周りに求める”というのを『自分と同じように!』ではなく『それぞれの力に合わせて』ということなら、高校野球女子選抜チームだけでなく、全ての人達にとっての教訓になる、とても生きる指針になるいいメッセージだったんじゃないかな。

 

 

※個人的には、今回の試合は、松井さんの度肝を抜かれるホームランに全部持っていかれた印象がある笑 それも、引退してもなお、子どもたちの憧れになる!という、とても重要な任務を果たされたので、良かったんじゃないかな。イチローさんの凄さは、毎回周知されるところなので、あとは松坂さん!だけど、肩は厳しそうだから、無理しないでね。

 


最後まで【子どもは未来(敬意)】イチローさんが高校野球女子選抜チームに贈った言葉とは?!をお読みいただき、誠にありがとうございました!

もし、ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しい限りです☺

 

広告
共有ありがとうございます!
遊をフォローする
広告

ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。

タイトルとURLをコピーしました