こんにちは、子どものみかたブログです!
今回は、保育士の皆さんにぜひ観てほしい映画『PERFECT DAYS』についてご紹介します。
この映画が描く”完璧な日々”とは、一体どのようなものなのでしょうか?
物語の概要
主人公は、東京のトイレ清掃員として働く平山(役所広司)。彼の日常は、朝アパート前の自販機でいつもの缶コーヒーを買い、カセットテープで好きな音楽を聴きながら軽自動車で現場に向かう――そんな変わらないルーティンの繰り返しです。食堂で定番の料理を食べ、古本屋で本を選び、夜には行きつけのバーで一杯。
一見、単調に思えるその生活。けれど映画は、彼の視点を通じて日常の中に潜む小さな喜びや、心の機微を繊細に描き出します。季節が巡り、風が変わる。ただそれだけのことが、こんなにも美しく感じられるなんて。
でも、そんな静かな日常にも変化が訪れます。周囲の人々や環境が彼に微妙な影響を与え、彼の世界が少しずつ揺らぎ始めるのです。同じであり続けることの難しさ、そして、それでも人が生きていく理由。それがこの物語の核心です。
完璧な日々とは?
平山が追い求める”完璧”とは何なのでしょうか?
それは、どんな変化にも動じず、ただ自分であり続けること。その意思を妨げるものがない状態こそ、彼にとっての理想なのです。
けれど映画は問いかけます。
> 本当に変化のない日常が”完璧”なのか?
季節が変わるたびに、木々の葉が色づき、風の匂いが変わる。それを感じ取る心の余裕。些細なことに喜びを見出せる感性。それらがあるからこそ、”生きる”という営みが輝きを放つのではないでしょうか。
この映画は、そんな日常の尊さや、変化に向き合う人間の強さを静かに教えてくれます。
保育士の皆さんへのメッセージ
保育士という仕事は、ルーティンの中で子どもたちと向き合いながら、小さな変化や成長を見守る日々です。映画『PERFECT DAYS』に描かれる平山の生活には、そんな日常の美しさと向き合うヒントが詰まっています。
例えば、子どもたちの小さな成長に気づけたときの喜び。その瞬間こそが、忙しい日々の中で見逃してはいけない”完璧な日々(保育)”なのかもしれません。
まとめ
『PERFECT DAYS』は、派手な起承転結や劇的な展開はありません。
それゆえ、観る人を選ぶ映画かもしれません。しかし、静かな映像美や日常の尊さを描いたこの作品は、日々を忙しく生きる私たちに、大切な何かをそっと教えてくれるはずです。
私自身もふと、何気ない日常が尊くて、幸せなことなんじゃないかと考えることがありました。
毎日の食事では、スーパーのお惣菜やスナック菓子でも、それだけで幸せを感じることが出来ます。
加えて、アマプラなどで面白い映画やアニメを見つけられたら、さらに非日常の色どりを添えてくれます!
このような心境になるまでには、半世紀かかりましたが、、苦笑
それまでの私は、こんなはずじゃない!他人が羨ましい!自分ももっともっと楽しくて幸福になれるはず!って思っていました。
でも、自分はどこまでも自分でしかなく、いくら背伸びしても長続きはせずに、一旦伸びたとしても、くたびれてしまい反動で縮んでしまったりもします。
ならばありのままの自分を受け入れて、楽に自分らしく居られたら、それでいいと思えるようになりました。
まだPERFECTではないですが。
過去には無理して病気をしてしまったこともありましたが、何かが一周した感があります笑
ぜひ、この映画を観て、皆さんなりの”完璧な日”を見つけてみてください。
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