こんにちは。
子どものみかたブログです!
今回は、あの衝撃的なアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が話題になったことで、久しぶりに「一年戦争」や「ニュータイプ」に注目が集まりましたね。
〈機動戦士Gundam GQuuuuuuXはガンダムファンには理解できない?!〉

そこで今回は、ガンダムファンの一人として、「ニュータイプ」についてちょっと真面目に考えてみたいと思います。
■ ニュータイプってどんな存在?
ガンダムを見ていた頃、私はこんなふうに思っていました。
「人類が宇宙に進出したことで、遺伝子に突然変異が起きて、“進化”した人たちがニュータイプなんだな〜」
そう、まさに人類の次のステージみたいな存在。
でも、それって実際にありえる話なんでしょうか?
■ 生物の進化は時間がかかる!
AIに聞いてみたところ、生物の進化には数億年という長い時間がかかるそうです。
- 魚類から両生類、爬虫類、哺乳類へ…
- 水中から陸上へ…
- 陸上での移動手段が発達…
とにかく時間が必要。
それに比べて、ガンダムの舞台である宇宙世紀0079って、宇宙移民が始まってたった79年なんですよね。
それで“人類が進化した”っていうのは、ちょっと早すぎるような気がします。
■ ニュータイプの「進化」は、身体じゃなく心?
とはいえ、ニュータイプって体が変化したわけじゃなく、
- 予知能力みたいな感覚
- テレパシーのような心のつながり
そんな“内面”の変化として描かれているんですよね。
もしかするとそれは、「生き延びるために進化した」というよりも、
人と争わず、理解し合うために生まれた力
なのかもしれません。
■ 戦争は人類を進化させる?
ちょっと皮肉な話になりますが…。
作中では、地球と宇宙の人類の居住地スペースコロニーとの戦争によって、地球上の人口の半分(およそ55億人)が死んでしまったとされています。
1年戦争の終盤で、少年兵や若い艦長たちが活躍しているのも、大人たちが少なくなったから。
そんな非常事態だからこそ、人類の中からニュータイプが生まれた――
そう考えると、
人類が進化するのは「絶滅の危機」のような非常時だけ
という怖い前提があるのかもしれません。
■ でも、私は思うんです
ガンダムのように、一気に人類が進化するなんてことは、実際には難しいのかもしれません。
でも、それでも私は思うのです。
本当の進化って、「気付き」じゃないかなって。
戦争や争いを通して「何かを失って」ようやく気付くんじゃなくて、
誰かとの出会いや、日々の関わりの中で、少しずつでも“人を思いやる心”に気付いていけたら。
それが、本当の意味でのニュータイプ的な進化なんじゃないかと思うんです。
■ 戦争の道具じゃなく、平和をつなぐ力として
ニュータイプは、「戦争を終わらせる力」として描かれることが多いですが、
その力を「戦争のため」に使うのではなく、
平和をつなぐ力として
分かり合うための力として
未来の人類のためにそんな感覚を育てていけたらいいなと、私は願っています。
そしてそれは、アニメの世界だけでなく、私たちの今の暮らしの中でも始められることかもしれません。
■ 最後に…
子どもたちが未来に向かって生きていくこの時代に、
もしも人類が“次のステージ”に進化するとしたら…
それは、「争わない」「わかり合う」ための力を手に入れたとき、かもしれません。
私たち一人ひとりの気付きと行動が、その一歩になることを信じて――。
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。