ナイトスクープ子ども名作回

【探偵ナイトスクープから子どもを知る!】クローゼットが怖い5歳児!その原因は?

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お菓子作戦 ナイトスクープ子ども名作回

今回も、2022年12月16日に関西系ABCテレビで放送されました、探偵ナイトスクープを取り上げたいと思います☺

 

依頼者の母のお子さんの5歳児の女の子が部屋のクローゼットに『ねずみ砂かけばばあが居るから怖くて眠れない!』というのです。

 

その解決に竹山探偵が向かいます!

 

解決出来たのかな?!😓

 

5歳の彼女の姿

スタジオでは、松本局長が娘さんの話をされていました。

 

『娘が5つくらいの時に緑の妖精が居るとよく言っていた』と話していたり『ピンクの何かが見える』とかも、、

 

 

ゲストのヒャダインさんは子どもの頃、壁のシミや天井の模様が怖かったとも言っていました。顔に見えて寝られなかったとも、、

 

 

そして問題解決のために、5歳の彼女に“ねずみ砂かけばばあ”のことを話すため『お菓子何でも食べていいよ!いっぱい食べてもいいよ!』と母は伝えますが、『な~怖い!』『行きたくない!』と泣くような姿になってしまいました。

 

 

彼女の好きなものでも気が紛れない、代わりにならないくらい、怖さを感じているようでした。

 

母のあばらへ頭突きやビンタをするなど、大人が嫌がることをしっかりと理解していて、それよりも自分のどうしようもない不安を解消してほしい!とはっきりと要求しています。

 

 

5歳の彼女は我慢しきれない感情を、様々な方法で表出することが出来ていますね😓

 

 

母は頭の中で作られた、色んなものをみて最後にいきついたものではないかという仮説を持っています。

 

母はその時に『夜はこんなことがあってね』と話しながら寝たいのに、、ともおっしゃっていました。

 

彼女は探偵が話を聞こうとする前に自ら『ねずみ砂かけばばあ!』と話し始めました。

 

さすが5歳の彼女は、もう察知しているようでした笑

 

 

竹山探偵が聞くと『東京で見たよ!』『大阪のお家ではまだ見ていない』と話します。

 

『じゃあ居ないんじゃない?』と聞くと『だって、ついてきているかもしれないもん』と返します。

 

東京と大阪は離れていることや、後からついてくることが出来るかもしれないという、推測もしていますね。

 

その間、母に抱っこされながら話したり、ぬいぐるみを触りながら話していますね!他の場面の姿でも不安があると鼻や髪を触るような姿も見られます。

 

ねずみ砂かけババアの話をする時には、何かよりどころが必要で常に不安があるようです。

 

そしてその特徴を聞いてみますと、絵を見せてくれました☺

 

その絵はクローゼットのドアのようなものがあり、”ねずみ砂かけばばあ”は顔と体が明確に分かれていて、まつ毛のかわいい、とてもわかりやすい絵でしたね☺

 

背の高さは『はなのパパ』と答え、両手を上下に伸ばして表しました☺

 

自分の事を自分の名前で呼んでいるのも特徴的です!

 

自分なりに伝えようと表現する姿がとてもいいですね!

 

他の特徴には『(体は)細い』『(髪の毛は)短い』『(髪の色は)黒と茶色』『(洋服は)白と黒』と答えています。

 

自分の頭にあるイメージは明確にあるようで、後付けでは無さそうでした。

 

あらためて怖い人か聞くとうなずいていましたね。

 

『どうやったら怖くなくなると思う?』と聞くと、

 

『探偵さんの家に連れて帰ってください』と返しています笑

 

とてもナイス!な答えですね☺

 

まずは自分は守らないといけないし、探偵さんは強いはず!と考えたのかもしれません。

 

ここですかさず母が『探偵さん、怖い!』と付け加えたのがとても良かったですね☺

 

その一言があることで『大人でも怖いことがあるのか』と気づくきっかけになったかもしれません。

 

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竹山探偵の作戦

そもそもこの世に居ないものをどうするのか、、

 

なので、その“ねずみ砂かけばばあ”が居ることにして、連れて帰る姿を見せるとどうなるのか、という仮説を立てました。

 

そこで母は『信じているものを彼女のやり方で追い出してあげれないかな』と提案します。

 

背の高いということで、元バレーボール選手の大林さんの紹介で芥川さん(こちらも元バレーボール日本代表選手)が呼ばれました☺

 

作戦を立てる時は、机の前に静かに座って落ち着いて話を聞いていましたね!

 

『捕まえて帰って欲しいんでしょ?』と探偵が話すだけでここでも先に察して、

 

『おやつを並べて壁の(クローゼット)の前に。頑張って出す!』と自ら作戦を提案します。

 

5歳児になりますと、意図的に自分で工夫することが出来てきますので、自分でアイデアを出したのはさすがですね!

 

おやつを買ってきて見せると、声を上げて嬉しそうにしていました☺

 

作戦実行!!

そして、、

 

芥川さんに情報から白と黒の衣装で“ねずみ砂かけばばあ”に変身してもらい、クローゼットに隠れてもらいます☺

 

おやつをクローゼットの前に並べる際に『開けてもいいから、落ちないように』と言いながら並べていました。そこでも自分なりの意図や工夫がみられましたね。

 

凄い!ですね。

 

向かい側のベッドで待って居ようかと探偵が伝えると、

 

怖い!』と不安そうにします。

 

それでも『探偵さんも一緒だから』と伝えることで、うなずくことが出来ています☺

 

短時間に随分と前向きになってきています☺

 

でもやっぱり『はなのところに来ないように!』って母に寄り添ってもらいながら要求しています☺

 

竹山探偵はそこで『はなちゃんが自分で言わないとダメだよ!』と念を押します。

 

大人に解決してもらうよりも、自分の力で解決して今後に繋げたいという探偵の意図が感じられました。

 

『行ってください!』『家に帰ってください!』って言っていい?と自分で言い方の確認をしているのも凄いですね。

 

怖い相手なのに、敬語になっているところがギャップがあって面白いですね☺

 

最後にまた『探偵さんの家に行ってください!』と言っていました笑

 

ついに“ねずみ砂かけばばあ”がクローゼットから登場すると、母の元で『怖い』と泣いてしまいます。

 

でも、彼女が用意した罠にかかった”ねずみ砂かけばばあ”はおやつを見つけ食べようとします笑

 

『食べてもいいの?』と聞くと、うなずいて『全部!』と返していました☺

 

しっかり相手を見て言うことが出来ていましたね。

 

凄い!

 

美味しいか聞いてみる?と探偵が伝えると『美味しい?』と自分でも聞いていました☺

 

しかも、リアル“ねずみ砂かけばばあ”のかわいい見た目に気付いたからか、笑顔が出ていました。

 

この場合、見た目もとても重要なポイントだったと思います☺

 

あまりに怖い姿だったら、会話のやり取りすらも難しかったかもしれません。

 

『東京からついてきちゃった』と”ねずみ砂かけばばあ”がいうと、『どこに、、』といいかけて『見えなかった』と言っていましたね。しかも『どうやって?』と質問までしていました笑

 

『消えることが出来るの』と聞いて『やってみて!』と無茶ぶりまでするようになり、もはや怖さは全くどこかへ行ってしまったようでした☺

 

そこで本来の目的に戻すために竹山探偵が『どうしてほしいか言ってみたら?』と伝えると、

 

『出て行って欲しい!』としっかり伝えることが出来ました。そこに母の姿はもうありませんでした。

 

そして”ねずみ砂かけばばあ”と約束をします!

 

『お父さんやお母さんにクローゼットの見張りをしてもらっていたけど、一緒に寝てくれるかな?』と伝えると、『寝れる!』と答えていました。

 

『そしたら絶対に来ない!』と“ねずみ砂かけばばあ”と指切りで約束をすることが出来ました。

 

約束を守ろうとするのは、6歳前後の良心を持ち、自分のルールを持つようになる姿でもあります。

 

『バイバイ。。』と寂しそうにチョコレートをもらってお別れをしました。

 

そこでもきちんと”ねずみ砂かけばばあ”に向かって『ありがとう』と言っていますね☺

 

最後の一言が最高でした☺

 

『でもさ、あの耳かわいかった』☺

 

 

私なりの考察

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番組終わりに、松本局長もおっしゃっていましたが、

 

『そもそもなぜ”ねずみ砂かけばばあ”がクローゼットに居ると言い出したのか』

 

という疑問が残りますよね😓

 

でも、私はその原因よりも、子どものモヤモヤが取れたということが大切なことなんだろうと思います。

 

原因を追究しようとアレコレ悩んでいるうちに、子どものモヤモヤは大きくなったり続いたりしてしまいます。

 

原因を考えるよりも、今回のようにモヤモヤを取り除いてあげることを優先した方がいいケースだったのではないでしょうか。

 

5歳までの子どもというのは、現実と空想の世界の区別が曖昧だったりします。

 

また、5歳児になりますと共感覚が見られることがあります。

 

例えば、文字や音に色を感じたり、味や匂いにも色や形を感じることがあります。

 

そして6歳前後になりますと“相貌的知覚”と言って、命の無いものに人間のように感情や表情があると感じたりします。

 

自他の区別がまだ曖昧なことも影響しています。

 

ゲストのヒャダインさんの話がまさにこれですね!

 

そして6歳児は感受性が高まり、繊細な精神が育ちます。

 

そして、彼女の特徴としまして最後に『耳かわいかった』と言っていましたので、視覚的な情報を強く受け取りやすいタイプなのかもしれません。

 

怖いことも含めて一度見たものが強く印象付けられると、それが残りやすいのかも?!

 

そういえば彼女が描いた”ねずみ砂かけばばあ”には、あのような耳はありませんでしたね😓

 

そして彼女は“ねずみ砂かけばばあ”は東京に居た!と言っていましたので、東京に居た際にみたものが関係していると考えられます。

 

“ねずみ砂かけばばあ”というのは、ねずみ男と砂かけばばあとに分けられるとも考えられますので、ゲゲゲの鬼太郎をどこかで見た可能性は高いですよね☺

 

そして、そのゲゲゲの鬼太郎は基本妖怪が出てくる話なので、怖いシーンがあったのかも?!

 

また、狭い場所に逃げ込んで隠れるという場面も別のどこかで見たり、かくれんぼなどで経験したりしたのかもしれません。

 

それらと幼児の認知の特徴と組み合わさって、視覚情報が強く残り、大阪の家の狭く暗いクローゼットと結びつき、あのような“ねずみ砂かけばばあ”が誕生したのかも、、と私なりに妄想いたしました😓

 

でも“ねずみ砂かけばばあ”との約束はしっかり守れているようで、良かったですね!

 

 

※追記:子どもの中には、過去の怖い体験などが影響して日常的に精神状態が不安定になるくらいの症状が現れる場合があります。そのような場合は念のため児童精神科の受診をお勧めいたします。おそらく、今回の番組の内容でも医師の方などが監修に加わっているのではないでしょうか。

 

大変興味深い論文がありましたので、添付させていただきます。

幼児期における空想世界に対する認識の発達

 

ここまで【探偵ナイトスクープから子どもを知る!】クローゼットが怖い5歳児!その原因は?、をお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

ご意見、ご感想などございましたら、コメントから頂けますととても嬉しいです☺

 

 

 

 

 

 

 

 

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