こんにちは☺
今回は、子どもにお勧めの映画の話ですが、この作品については、そもそもR15指定ですので、15歳未満のお子さんは見ることが出来ませんので、ご注意を!
物語の内容(一部ネタバレを含みます)
この映画は、全体的には暗い雰囲気に覆われていて、ネガティブな感じのイメージなのですが、、
知的障害がある妹の裏表のない、天真爛漫な振舞い方が、
兄含め、周りの大人を慌てさせます汗
その普通とか常識とかのギャップが楽しくて、面白くて、見る側に幸せさえ感じさせるという、
不思議な感覚があります☆
幸せってなんだろう?って思わせます。
〈参考:障害のある人が居ない社会は、本当にいい社会なのか?!〉
ただ、この作品を見て皆さん思われると思うのですが、
福祉はどうした?!ってことがあります。
どうしたのでしょうか苦笑
見捨てたのか?届かなかったのか?それとも逃げているのか?避けているのか?
よくわからないです。
福祉の担当者にいい思い出がなかったのかも?!
主な人間関係は、警察官と職場の工事現場の責任者みたいな人だけ?!
足が不自由な兄だけで2人の生活を支えるには、かなり心許ないです。
障害のある人同士なら、お互い好き合うだろうという、先入観とか差別のような感覚も、上手く表現されていましたね。
知的障害のある大人の人権を守るって、子どもよりも難しいことなのかもしれないと感じました。
私自身、幼児から高校生辺りまで支援した経験がありますが、それをそのまま、大人には通用しないのかも?!と感じました。
それがちょっとしたモヤモヤとして残っています。
障害のある子どもの場合は、割と定型発達児に置き換えて考えると、人権を守ることが出来るような感覚があったのですが、それがこの映画では通用しないような感覚がありました。
〈参考:子育てしやすい街はある?!その理由とは?!〉
最近、貧困がテーマの映画が多いですが、このような状態にある人は、実際に一定数居ると思われます。
まずは、生活に困らない程度にして、最低限、健康で文化的な生活が保障されるという状態にすることでしょうね。
それが保障された状態で、彼女が何を選ぶのか。
兄は難しいかもしれませんが、人間関係があれば生活の中で、もう少し選択肢を提示することは出来ると思うのです。
例えば、彼女は絵が好きそうだし、単純作業で出来ることがあるのかを探ることも出来ますし、お金にならなくても、好きなことを増やすことは出来るのではないでしょうか。
そうすることによって、まずは相対的に体を使うことで満たされる感覚を減らしていくという感じでしょうか。
この映画は、発達支援センターや特別支援学校、特別支援学級の先生に見て欲しいですし、社会福祉を学ぶ教材として使ったり、社会福祉士を目指す人、福祉の現場職員、行政職を目指す人などにもお勧めして、最後のシーンについて語り合って欲しい笑
後は15歳になったら、子どもたちにもぜひ見て頂けたらと思います。
最後まで、【保育士にお勧めの映画】映画『岬の兄妹』(R15)をたくさんの人に見てほしい!をお読みいただき、誠にありがとうございました!
また、ご意見等ございましたら、コメントでよろしくお願いいたします!
〈参考:〉
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。