保育士のために

【才能があるだけじゃダメ?】若きスターたちの「つまずき」に、大人たちは何を学ぶべきか

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保育士のために

こんにちは!

子どものみかたブログです!

今回は、以前起きましたバドミントン選手の賭博事件や未成年体操選手の飲酒喫煙問題などから、ある意味では優秀な若者支援について考えてみたいと思います。


過去には、一流の若い有名スポーツ選手による不祥事事件が度々起きています。

例えば、

  • バドミントンの有望な若手選手による不祥事
  • 体操の未成年の五輪代表選手が飲酒・喫煙によって自ら代表を辞退

どちらも、まだ若くて、これから世界での活躍が期待されていた選手たちです。

「またか…」
「なぜこういうことが起きるのか…?」

そう思った方も少なくないはずです。けれど私たち大人は、ここでただ「残念」と言うだけではいけないと思うんです。


彼らが「悪かった」だけで済ましていい?!

もちろん、法律やルールを破った責任は本人にあります。
でも私は、単純に「若者が調子に乗ったから」「甘かったから」と片づけたくはありません。

10代、あるいは20歳前後で、日本代表になるような実力を持っていた彼らは、それまでの人生の大半を競技に捧げてきたはずです。

  • 学校生活も、普通の友人関係も、若者の青春らしい時間も後回しにして
  • 毎日厳しい練習をこなして
  • 誰よりも結果を出してきた

そんな努力の末にようやくつかんだ「代表」や「世界レベル」の立場。
なのに、なぜこんな形で道を外れてしまうのか。


若くして成功することの「代償」

若くして成功を手にした人が、精神的に不安定になってしまうのは、決して珍しいことではありません。

なぜなら、心の成長と、世間の評価が釣り合っていないからです。

  • まだ未熟な精神性なのに、メディアに取り上げられヒーロー扱い
  • 本人の「内面」が追いつかないまま、周囲だけが持ち上げ騒がしくなる
  • 周囲に迷惑をかけても批判されるどころか、許されてしまう

こうした環境は、若者にとって非常に危ういものです。

「自分は特別なんだ」
「多少のことは許される」

そういう誤った自己認識が、知らず知らずのうちに育ってしまう。

でもそれは、それを止めるべき“本当の大人”が、不幸なことに周りにいなかったからなのかもしれません。


「才能を育てる」だけじゃなく、「人を育てる」こと

体操の選手も、バドミントンの選手も、「実力」があったからこそ、早くから注目されました。

でも、それに見合うだけの「支え」がなかった。

  • 協会や指導者は、広告塔としてばかり利用していなかったか
  • 親や大人たちは、「結果がすべて」という空気を作っていなかったか
  • メディアや世間は、自分たちの利益のため、若者を“商品”のように扱っていなかったか

子どもたちにとって、いちばん近くにいる「大人」が、何を見せ、どう関わったか。

そこが問われているのではないでしょうか。

告知

〈未成年のオリンピック選手の飲酒喫煙による出場辞退について〉

【保育のねらい(子どもの過ち)】未成年のオリンピック選手の飲酒喫煙による出場辞退について
子どもは未熟ですが、無限の可能性を秘めています。大人が適切に教育し、失敗や間違いを犯した時に正しく導くことで、子どもは成長し、社会に貢献する大人に育ちます。過ちに対しては、罰を与えるだけではなく、納得できる教育を通じて、自尊心を守りながら成長をサポートする必要があります。大人が子どもの可能性を信じることが、すべての始まりです。

成功が早すぎた子どもたちへ

高校野球、ジュニアの世界大会、ユース代表、五輪候補…。

未成年でありながら「人生のピーク」(のような錯覚)を味わってしまうことの怖さを、もっと大人が自覚するべきです。

私たちが本当に守るべきなのは、
「今の成功」ではなく、「その子のこれからの人生」。

成功をつかんだあとこそ、大人の出番。

誰かが言いにくいことを伝え、自分を取り戻し、時には一緒に迷うこと。
そうした関わりが、長い目で見たときの「真の支え」になるのだと思います。


ヒーローを生み出す前に、「人」を育てる土台を

ニュースを見て残念に思ったあとに、ぜひもう一歩、考えてみてください。

「誰がこの子たちを育ててきたのか?」
「これから先、同じことを繰り返さないために、大人は何をすべきか?」

これはスポーツの世界だけの話ではありません。
教育現場でも、芸能界でも、そして子育てのなかでも通じる問題です。

未来ある若者たちが、自分を見失ったり、自分の才能に押しつぶされないように。

そして、落ち込んだり壁にぶつかったり、その時々に「必要な支援」に出会えるように。

私たち大人の若者への関わり方が、試されているのかもしれません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!

もし共感して頂けるところがございましたら、とても嬉しい限りでございます!!

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