こんにちは!
またまた大好きな「探偵ナイトスクープ」のお話をさせてください☺
今回は、2022年12月9日に放送されたとっても印象深い回を再アップいたします。
『菅田将暉の「虹」を聴くと泣いてしまう4歳の女の子』のエピソードです。
私はこの番組で子どもが出演する回を「児童福祉・子育て・発達心理の宝箱」だと思って見ています。
今回も本当に、たくさんの学びがありました!
📩 依頼内容
依頼をしたのは、4歳の娘さんを持つお母さん。
「自分は大好きな『虹』という曲を毎日聴きたいのに、娘が曲を聴くと毎回泣き出してしまうんです…」という悩み。
なぜ泣いてしまうのか?
たむら探偵がその謎に迫ります!
👧 4歳の女の子の様子
たむら探偵がプレゼントを渡すと、
「ありがとうございます」と自然にお礼が。
4歳でここまで自然に感謝の言葉を言えるって、すごいですよね。
内発的な社会性が育っていて、普段から「ありがとう」が心に根付いている印象です。
一方で、
・自分のことをあだ名で呼ぶ
・相手に何も言わずに遊びに誘う
という姿から、まだまだ自己中心性も残っています。
これは4歳児らしいごく自然な発達の一場面です。
🎶 『虹』を聴くと泣いてしまう理由は?
娘さんはこう話していました:
「泣いちゃうから嫌なの」
「お母さんは聴きたくても、こっちゃんは嫌なの」
言葉と気持ちがきちんと結びついていて、
お母さんの仮説――「泣くことが嫌で聴きたくない」――はおそらく正解です。
これは、4歳児の“感情との向き合い方”の難しさを表しているように思います。
🧠 4歳児の“泣きたくない”気持ちの背景
この時期の子どもは「自分は何でもできる!」という万能感を持ち始める頃です。
だからこそ、
「泣く=弱い・失敗」
「負けたくない・一番でいたい」
という気持ちが強くなり、ネガティブな感情を出すのを避けようとすることがあります。
また、大人に手伝われるのを嫌がったり、アドバイスに反発することも出てきますよね。
🎧 悲しい音楽と心の反応
大人でも、悲しい音楽に涙したり、逆に癒されたりします。
この女の子の場合、
「悲しいメロディが、自分でも気づいていない“モヤモヤ”を引き出してしまう」
のかもしれません。
感情の表現がまだ未熟だからこそ、音楽に“泣く理由”を見つけてしまうこともあるんですね。
🌱 これからの成長と保育のヒント
5歳になる頃には、
・周囲との比較
・自己理解
が深まり、「失敗」や「できない自分」を少しずつ受け入れられるようになります。
だからこそ、**今は「泣いてもいい」「嫌なことは嫌でいい」**という安心感を育むことがとても大切。
この女の子も、これからきっと「自分らしさ」に自信を持てるようになっていくはずです。
🧸 保育に活かしたいこと
番組では、歌を直接聴かせるのではなく、ダンスを通じてアプローチしていました。
4歳児らしい変身願望や遊びの中でなら、違う結果があったかもしれませんね☺
たむら探偵の姿勢も素敵でした。
無理に聴かせようとせず、子どものペースを尊重していたのが印象的です。
そして、お母さんが「私は聴きたいんだけどね」と気持ちを伝えていたのも、
子どもが“人の気持ち”を知るきっかけになったと思います。
🌈 最後に
子どもが「泣きたくない」と思う気持ちの裏側には、
育ちつつあるプライドや感情の自己コントロールがあります。
その芽を摘まず、信頼と安心の中で見守ることが、私たち大人にできる支えなのかもしれません。
珠代姉さんの“モヤモヤ吹き飛ばし力”も、見事でしたね笑
モヤモヤした感情は、別の楽しい刺激によって和らぐこともある――
そんな支援の大切さも改めて感じました。
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