保育士のために

【保育のねらい(子どもの見方)】子どもが取り組みや遊びに参加しない理由

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保育士のために
こんにちは☺
いつも子どものみかたブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!

子どもによっては、保育士が設定した遊びに参加したくない!って事、ありますよね?!

無理やり参加させようとすると、余計に不安や緊張が強くなり、抵抗したりします。

その理由って実は結構様々にあります。

 

子どもが参加しない理由

まず、見た目から、

どうしたらいいのかわからない!

というもの。

外見から意図が捉えられず、不安になるのです。

どうすることが正解?!って。

元々、表面的な部分や外見から意図を捉えるのが苦手なタイプのお子さんなのかもしれません。

そんな時は『最初は見ておくだけでもいいよ!』と伝えることや、
よりシンプルな設定(例えば、的を倒すだけなど)に変えて、見てすぐ‟わかる”ようにすると、楽しく参加しやすくなったりします。

他の友達が、楽しんでいる姿を見て、

その楽しさと方法がわかり、不安が解消され、

『じゃあ、やってみようかな?!』と変わることもあります。

それも、その日にすぐは難しい場合がありますが、2回、3回と繰り返すことで、少しずつ楽しさややり方に気付いていくお子さんも居たりします。

 

その場合は、少し保育者の根気が必要です!

 

1回で参加しないからと、あきらめないことです。

私の経験では、特に難しいお子さんは、3回目で参加出来るのを目指す!くらい、スモールステップが有効でした。

 

あと、興味がもてない!

ということもあります。

興味が元々持てないと、当然ですが持てるように設定を変える必要があります。

その子どもが、元々興味の範囲が狭かったり、偏っていると参加が難しいということが起きます。

特定の好きなものがまだない段階のお子さんも居たりしますし、新規性のあるものに不安を覚えやすいということもあります。

その子どもの好きなキャラクター(例えばアンパンマンとか鬼滅の刃、プリキュア、プリンセス、恐竜など)を使って設定すると、興味が湧いて参加するハードルが下がります。

また、年齢が3歳未満と幼い時期でしたら、ぬいぐるみやパペットを使ってもいいかもしれません♪

 

次に、出来ないかも?!

と感じて参加出来ないこともあります。

どうするのかわかるし、やりたいし、興味があるけれど、失敗する不安があるのです。

失敗や間違いを気にしすぎて出来ない場合は、普段からその子どもの好きな遊びにとことん付き合うとか、好きな話にとことん付き合うことで、自信や意欲を育てることが出来ます。

おしゃべりに付き合う際は、それは正しい、正しくないというような評価を返さず、大人の非審判的な対応が大事です。あれこれ大人が指導したり、否定や訂正なんかを繰り返しますと、自信や意欲が逆に低下してしまいます。

普段から、細かいことで指摘を受けることが多く、よけいに失敗を恐れていることも考えられますので、その場合は、保護者にも協力をして頂く必要があるかもしれません。

失敗や間違いをいちいち事細かく指摘するよりも、出来た部分や頑張った過程を評価するようにシフトすることで、子どもの気持ちの持ち方が変わってきます。

 

また、わからない!という場合には、見通しが立たず、不安ということも隠れていたりします。

初めてのことに、特に抵抗を感じやすいのかもしれません。

その場合は『今日はこんなことをするよ!』とかイラストや写真、動画などを用いて、個別に事前の説明や事前の提示、そして、他児の動きが抵抗になっている場合もありますので、少ない状態や誰も居ない状態で、一人で先に遊んでおくなどが有効だったりします(みんなが終わった後でも)。

 

〈参考:本当にいい保育士?!集団を動かせる力の裏に潜む危険!〉

【保育のねらい(一斉)】本当にいい保育士?集団を動かせる力の裏に潜む危険!
保育の世界で、集団をまとめる力は賞賛される要素の1つですが、その裏には見えない危険が潜んでいます。この記事では、集団を動かせる保育士が本当にいい保育士なのかについて疑問を投げかけます。集団を巧みに導く力は素晴らしいものですが、それが過度に行使されると、個々の子どものニーズや個性を見過ごす可能性があります。また、保育士自身の負担やストレスも考慮する必要があります。この記事では、保育士の役割や責任、そして集団を動かす力のバランスについて探求します。保育士の資質と、集団を操ることの本当の意味について考えてみましょう。

 

 

まとめ

おさらいですが、子どもが遊びや取り組みに参加しない時は、

1,わからないのかも
2,興味がないのかも
3,出来ないと思っているのかも(失敗を恐れている)
4,見通しに不安があるのかも

というようなことがありますので、それに個々の子どものこれまでの成長過程や背景を総合して考えて設定すると、少しずつ、楽しんで参加出来るようになっていきます😊

 

〈参考:参加出来ないで困っている、わからないで困っている、友達関係に困っている、運動に困っている、食事に困っているなど、困っている子どもものための保育集 ここま

子どもの支援方法 | ここま(子どもが困らない世界)
子どもが困らない世界を広げるためのサイトここまです! 子どもの支援方法を集めています! 子どもの支援者一人一人の手が頼りです!! 子どもがより活き活きとした子ども時代を過ごせるために。

 

参加することが良いことで、参加しないことが悪いことと評価をしてしまうと、それもまた出来ない自分を感じて、自信や意欲を失う原因になり、自己肯定感が低くなる可能性があります。

参加しないということは、それも1つの選択肢でもありますし、それを認めると同時に、その子どもの中では遊びと見ていないということもあったりしますので、楽しそう!やってみたい!と思えるように、子どものペースで、子ども自ら選択し、行動出来るようにすることが、保育者としての腕の見せ所です!

 


最後まで、子どもが取り組みや遊びに参加しない理由をお読みいただき、誠にありがとうございました!
もし共感して頂けるところがございましたら、コメントなど頂けますと嬉しい限りです!

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