こんにちは☺ いつもお読みいただきありがとうございます!子どものみかたブログです!
今回は、12月に行うと有効な保育についてです☺
前回は、10月と12月に挟まれ、やや地味な印象のある11月の保育を考えました😓
12月は、なんといっても毎年子どもが待ち望んでいます、クリスマス!!がある月ですので、
華やかな保育が想像されますね!
12月の保育
12月に行うと有効な具体的な保育アクティビティやイベントを紹介します。これらは子どもたちの興味を引きつけ、楽しみながら様々な学びを提供するものです。
1. クリスマスカード制作
子どもたちにクリスマスカードを制作してもらい、家族や友達への贈り物として活用します。
切り絵や指ペンなどを使って、自分のアイディアでカードを飾り付けることができます。その時の子どもの写真を使うのも、発達の姿が記録出来て、記念になります☺
制作には各年齢の発達の力を活かして、難易度を調整することが大切です!
例えば、5歳になりますと、個人差はありますが、指で3点支持が出来るようになり、ハサミで形通りに切ることが出来るようになります。
4歳では、ハサミの使用は、直線切り程度にしておくのがよいでしょう。
3歳児では、飾り用の穴開けパンチを使ったり、シール貼り、色塗りなどを中心にするとよいと思います。
2歳までは、シール貼りや指絵具を使ったり、2歳になったら、刷毛やローラーなどを使用するのが良いでしょう。
保育者としましては、個人差には十分に注意して、自信や意欲が低下しないようにサポートしましょう。
〈5歳のハサミを使うなどの運動の発達〉
2. クリスマスツリーの飾り付け
グループでクリスマスツリーのオーナメントを作り、保育室のツリーに飾りつけます。
色や形の概念を学びながら、チームワークや協力の大切さも伝えられます。
飾り付けも、発達の力を把握して、子どもの力に合った取り組みを用意しましょう。
飾りを手作りするか完成品の飾り付けを使うことや、ツリー自体の組み立てや綿の雪、ライトニングなど、子どもの力を見ながら、また、5歳辺りからは役割り分担や協力することを取り入れたりなど、取り組みを調整しましょう。
3. 冬至の絵本と食育
クリスマスや冬至に関連する絵本を読み聞かせて、クリスマスや冬至の意味や伝統に触れます。
食育や食への関心を意識しながら、かぼちゃや栗を使った料理体験を通して、冬至に食べる食べ物に触れたり、クリスマスケーキやクッキーなどのお菓子作り体験を提供します。
4. クリスマスソングとダンス
告知
〈子どもの主体性とわがままの違いとは?!〉
クリスマスソングを聴き、リズムに合わせて手拍子や簡単なダンスを楽しむ活動を行います。
クリスマスの雰囲気を取り入れた楽しい振り付けを覚え、保育室で発表する機会を提供します。
クリスマス会の定番のダンスですが、ダンスの取り組みも、個々の子どもの力を把握することが大切です。
あまりにも難しく、何か月も繰り返し辛い練習をしないとできないものではなく、楽器や選曲、衣装などを子どもの興味がわくように工夫するなどして盛り上げ、楽しくてまたダンスしたい!という気持ちを持ちながら、取り組めるものにしましょう!
難易度については例えば、音や光に合わせて同期して踊るのは5歳辺りになってから出来るようになると言われています。ですので、4歳までは音楽や声掛け、手拍子などに合わせて体を動かすことを楽しむことをメインにするといいと思います。
また、クリスマス会の演劇にも同じことが言えます。
題材を選ぶ際も、モチベーションを保つため、身近でないものやわからないものよりも、何度も絵本で読んでいたものや興味が持てる身近な題材を選びましょう。
5歳以降になりますと、少し複雑な物語を理解できるようになり、ストーリー性をより意識したものを取り入れることが出来るようになります。
クリスマス会が、子どもが辛く苦しい思い出にならないように、ポジティブに将来、あの時楽しかったという思い出や意欲や自信に繋がる取り組みにしましょう!
5. ハヌカーのキャンドル制作
ハヌカーのシンボルであるメノラー(キャンドル台)を制作します。
七つのキャンドルを表すアクティビティを通して、ユダヤ教の祝日に触れる機会を提供します。
ハヌカとは⇒リンク
6.年越しのカウントダウン
年末にカウントダウンイベントを行い、子どもたちが新しい年を楽しみに待つことができるようにします。手作りのカウントダウンカウンターやシンプルなお祝いの装飾を取り入れ、子どもたちに合った形で楽しむことができます。
7. 手作り年賀状
年末に向けて手作りの年賀状を制作します。
子どもたちは自分の気持ちや新しい年への期待を絵や手紙で表現し、それを家族や友達に贈ります。
8. お正月の飾り付け
お正月を迎える準備をするために、お正月を象徴する飾り付けを行います。しめ縄や門松、鏡餅などを手作りし、保育室をお正月の雰囲気に彩ります。
絵で描いたり、折り紙で作ったり、色画用紙で作ったり。また、。年長になると、箱を使用して立体的に制作するのも楽しいです。
子どもたちに、お正月の意味や意義について説明をして、新たな気持ちで新年を迎える準備をします。
9. 年間アートショー
子どもたちが一年間に制作したアート作品や工作を展示するアートショーを開催します。
子どもたちが誇りに思う作品を選び、保護者や地域の人たちに展示し、説明する機会を提供します。子どもたちに、今後の自信や意欲にしていきます。
行事を撮影したものの上映会をして、振り返るのも楽しいです。
10. 一年間のプロジェクト発表
過去現在未来がわかるようになってくる、5歳児の取り組みとして、一年間を通して取り組んだプロジェクトや調査活動の成果を発表します。
子どもたちが関わったテーマや学びを深め、仲間たちや保護者に発表することで、自信や意欲、コミュニケーションスキルを向上させます。
11. 子ども主導の記念日イベント
10の取り組みに関連して、子どもたちが一年を振り返りたいと思う記念日やイベントを選び、それに基づいた行事を開催します。例えば、好きな行事や大切なできごと、お気に入りのプロジェクトなどを振り返る時間を設けます。
好きなキャラクターや好きな動物、好きな食べ物などの日を子ども主導で設定し、制作やなりきり遊びをするのも楽しいです。
12. 一年間の写真アルバム作り
一年間に撮影した写真を集め、子どもたちと一緒に月ごとや季節ごとのアルバムを作成します。写真を見ながら思い出話をすることで、コミュニケーション力や物事を振り返る力、記憶力が育まれます。
コラージュ写真や好きなキャラクターのイラストなどと組み合わせた、子どもオリジナルのアルバム制作も考えられます。
これらの振り返るための行事は、子どもたちが一年間で得た様々な経験を振り返り、成長したことを自覚する助けとなります。同時に、コミュニケーションや感謝の意識を高め、共感力を育むことが期待されます。
これらの12月のアクティビティは、季節や行事を通じて子どもたちに楽しみながら学ぶ機会を提供します。
彼らの好奇心や創造性を活かすために、柔軟性を持ってプランを調整し、個々の子どもたちが参加しやすいように心がけましょう。
12月の記念日
12月にある記念日で、子どもにとって保育の取り組みにすると有効な記念日としましては、
等があります☺
これらの記念日の背景を伝え、子どもの興味や関心とからめて保育をすると、楽しく取り組めそうです。
双子の日は、もし園に双子の子どもが居ると、双子にスポットライトを当てることが出来ます。
何倍も子育てが大変だと言われる、双子など多胎児の保護者の方をねぎらう日にしてもいいかもしれません☺
また、
保護者をからめると、、
映画の日(1日)
プロ野球誕生の日(26日)
シャンソンの日(29日)
等もあります☺
まとめ
いかがだったでしょうか☺
告知
〈子ども主体の保育が出来るようになるための保育講座です。先生と生徒の授業形式で進めます。子どもの発達や子どもが困っている時の支援、男性保育士として保育現場で生き残る方法などを考えます。〉
12月はクリスマス会を予定されている園も多いと思います。
どのような取り組みでも同様ですが、取り組む際に大切にしたいのは、『子どもにとってどう感じているのか』です。
サンタ役をして、、
私は、児童館職員時代に一緒に合同保育をしたりしていた、近所の保育所から男性ということもあり『園のクリスマス会でサンタをやって欲しい!』と言われて、“サンタクロース役”を演じたことがあります☺
『出来るだけリアルに!』という、園の先生のねらいがあり、付け髭や赤い服も肌が見えないように、顔もわからないようにしっかりと変装しました。
そして、
『今日は、サンタクロースに来てもらいました!』と登場したのですが、予想した通り、大体3歳以下の子ども達は、少し怖がっていたように思います。少しずつ現実と架空の世界の区別がつきつつある、5歳前後になりますと、本物?!と半信半疑であったり、『フィンランドから来たんでしょ!』とサンタについてとても詳しい子どもも居たりして、とてもいい経験をさせていただきました。
園の先生との約束で、しゃべらないこと、ジェスチャーで会話をすることを言われていましたので、先生と耳元で会話をして、白い袋に入れて持ってきた大きなプレゼントの箱を渡しました。
保護者の方も一緒に、みんなで写真を撮ろう!となった時、やっぱり泣き出す子どもも居ました。でも、保護者も一緒のクリスマス会ですので、すぐにフォローが出来ましたので、良かったのではないかと思っています。
これが、ただサンタが怖いだけでフォローもなくということでしたら、特定の子どもにとっては、せっかくのクリスマス会が、あまりいい思い出にはならないこともあるのかもしれません。
サンタを信じ続けるのか、すぐに事実を伝えるのかは、いろんな考え方があるとは思いますが、子どもにとってクリスマスやサンタクロースが辛く悲しいものにならないようにはしたいですね。
施設で育っている子どもの中には、クリスマスの時期に家族を意識して、辛くなるということもあります。また、家庭に恵まれていないと、クリスマス自体が早く終わって欲しいという辛く苦しい時期ということもあるでしょう。
そういう子どもたちも意識して、保育士として、大人として出来ることは何なのかを考えられるような社会であって欲しいなと思ったりします。
また、12月は年末ということもあり、
1年を振り返ることが出来るのも重要だと思います。
自分にとって楽しいことばかりではなく、しんどかったことや辛かったことも合わせて友達と振り返られると、今後に活かせたり、共感性や自己表現、自己知覚など、社会性の向上にも繋がるのではないでしょうか。
最後まで【保育のねらい(12月)】12月に行うと有効な保育とは?!をお読みいただき、誠にありがとうございました☺
もし、ご意見ご感想などございましたら、下記のコメント欄から頂けますと、とても嬉しいです!
〈子どもが困らない世界を広げたい! 困っている子どもの支援や保育方法を集めています。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。ここま〉
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。