子どもに見せたいアニメや映画

【子どもにお勧めの映画】『天気の子』は究極の子どものための映画と思えた理由

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雨 子どもに見せたいアニメや映画

2022年の11月11日から、

 

新海監督の新作アニメ映画『すずめの戸締り』が公開されます。

 

新作もぜひ見てみようと思っているのですが、

 

この機会にあらためて『天気の子』を見てみました☺

 

最初、映画館で見た時の感想は、

 

これは児童福祉の映画なんだな

 

ってことでしたが、

 

と同時に、それがみんなに伝わるかな?!とも思っていたのですが、、😓

 

『天気の子』の評価や感想でたまに見かけるのが、

 

利他的に誰かのために生きるよりも、やっぱり自分のために生きなきゃいけないよね!

 

って感じのことが書かれていたり、、

 

私は新海監督が言いたかったことは、全く違うんじゃないかなと思ったりしています。

 

以下はネタバレになりますので、ご注意ください!

 

児童福祉の映画と考える理由

キャラ設定を考えると、私の中でそうなりました笑

 

主人公の男の子

16歳 田舎から家出同然の状態 住む家がなく、都会をフラフラしている 『頼られるのは初めて』というセリフ そして見返して気づいたのですが、‟ライ麦畑でつかまえて”を読んでいる点

映画で見た時には、男の子の背景がわかりませんでしたが、あらためて一時停止をしながら見るとわかりました笑

居候先の男性

同じく家出をした過去あり ダラダラとしているように見えるけど自由そうで、また仕事は好きそうで過去あまり出来なかったことを仕事で叶えている感じ 生き別れた奥さんの子どもとは会えない状態 ‟ライ麦畑でつかまえて”を男の子に借りて読んでいる?!笑

居候先の女性

おじに面倒を見てもらっている 両親とはあまり上手くいっていないかも? 家出状態?! 就活で叔父を頼っている?! 本来なら一人暮らしなどしているはずだと思われ、、

出会った彼女

病気がちな母と母子家庭だったと思われる 小さな部屋で弟と2人暮らし 父の援助は無さそう 自分を見失い気味だったけど、特技を活かし役割を見つけ充実した日々に変わる 体が消えるのにもかかわらず、人の役に立てるのが嬉しい状態

 

ことごとく、育ちに何かを抱えている人々であることが、児童福祉の現状を訴えていると思えます。

 

でも、今やこのような状態はあまりに自然にあり過ぎて、子どもの育ちの問題と感じられない可能性もあるかも?!

 

今の時代の課題であることの強調

2019年に公開された映画ですが、

 

作品中にはリアルなお菓子や2011年アナログ放送終了と書かれたテレビ、カラオケのフォーチュンクッキーなど、やたらと時代設定を強調していますね。

 

このことは単なるファンタジーにさせない、新海監督の意図が感じられます。

 

そして、

 

単なるファンタジーにしない!という意味では『君の名は。』同じく、神社が出てきて実際の伝説や伝承を物語に織り込むことでも同じ意図があるのかなと思われました。

 

そして、

『1人が犠牲になってみんなが助かるなら、みんなそっちを選ぶでしょう』というセリフが、今の世の中を表す象徴となっています。

 

物語

大人も子どももそれぞれが成長していき、自分の道を見つけて自立していく、、

 

それぞれがお互いにいい出会いとなって相互作用を起こした奇跡のように見えました。

 

この出会いがもし無かったら、、

 

子どもはさらに深い闇に落ちていくだろうし、大人なら道を外していくことになったかもしれません。

 

もう一つのテーマ

児童福祉を集めたようなお話とあらためて感じましたが、

 

それとは別の大きなテーマとして、

 

利他的に生きる!

 

ということがあるのでは?!と思いました☺

 

その理由は、

 

主人公の男の子は、

 

再び彼女に出会えた時『何も足さなくていいし、何も引かないでほしい』と望みます。

 

現状を受け入れるから、今のままでも悲観せずに頑張る!という意思の表明のようです。

 

そして3年後、

 

彼女に再開したラストシーンでは、

 

彼女は祈っています!

 

おそらく、自分がこの世に戻ってきたせいで、また世界は水没したという罪悪感からなのでしょう。

 

すぐに見つかったということは、毎日あの場所で祈っていたのではないでしょうか。

 

でも、天気は一向に良くならないようです。

 

なぜなのでしょうか?!

 

再び天気にならない理由

映画では、彼女が戻ってきて祈っても、もう天気にはなりません。

 

一度人柱として天に昇ったからという見方もありますが、

 

私は、

 

人のためじゃなくて、自分の願いだからというのがあるのかなって。
空の上で再開した時も自分のために晴れを祈っても、一瞬しか晴れませんでした。

 

 

人からの様々な思いを受けると、‟晴れ女”の力を十分に発揮できるけれど、

 

自分発信の自分から晴れにしたい!という思いでは、能力を発揮するには弱いのだと思われます。

 

人は利他的に行動することで力を発揮することを表しています。

 

でも彼は、彼女を選び、この世界を選びました。

 

それは、

 

大切な人の居ない、天気になった世界よりも、

 

大切にしたい人が存在する、色々不満はあるけれど雨降りのそのままの世界を受け入れるということを意味します。

 

 

雨降りというのは世の中の様々な問題を象徴するものだったのではないかと思います。

 

それをまっすぐな子どもの成長があれば、みんなが利己的じゃなく利他的に生きることが出来れば、雨降りな世の中も何とかなるはずだ!ということが新海監督が言いたかったことではないかと妄想いたしました☺

 

なので、皆さんの評価や感想とは少し違うかもですが、、😨

 

対象の年齢

児童福祉の話なので、子どもの支援者の方か支援者を目指している方が対象と言えるのかもしれません。

 

子どもですと、世の中の不条理さを伝えていることとかラブストーリーの要素も考えると、小学校高学年くらいからが対象でしょうか。でも、子どもによっては自分とダブル感覚があるかもしれません。

 

刺さってしまう子どもには、アニメのようにいい大人との出会いがあるといいのですが、、

 

追記『天気の子』の謎

太陽の光が差し込むシーンがいくつかありましたが、

 

その形は何かを意味していたのでしょうか?

 

東京タワーのシーンでは、星型のように見えなくもないけれど、、

 

あと、猫を飼っていましたが、何を表していたのかなって。

 

どうしても黒猫のジジとかぶりましたが、

 

ジジはキキの内言というか内面を表しているということでほぼいいのかなと思ったりしますが、、

 

最後にはとてもふくよかな姿になっていましたね笑

 

あれも叔父の内面ということなのかな?!

 

あと私が思う最大の謎は、

 

彼女が年齢をごまかしていて、同じ年だと気づき、

 

空の上で再開した時には呼び捨てにしますが、

 

それ以降に会った時はまた‟さん付け”で呼んでいます。

 

なぜなんでしょう、、😓

 

ここまで【子どもにお勧めの映画】『天気の子』は究極の子どものための映画と思えた理由をお読みいただき、誠にありがとうございました。

ご意見、ご感想などございましたら、コメントでも結構ですので、頂けたらとても嬉しいです。

 

 

 

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