こんにちは☺
保育現場では今、様々な問題が起きています。
これは今突然起きたことなのでしょうか、また、このような問題は保育現場に限られたことなのでしょうか。
そして、子どもについての問題は、保育関係者や保護者だけの問題なのでしょうか。
保育現場で起きている様々な問題の原因を社会全体で子どもを守り育てる視点で考えたいと思います☺
報道機関の役割
保育現場で問題が起きた時に報道機関にお願いしたいことは、報道することで社会の問題を公にして、世の中を良くするという、本来の目的に立ち返ってほしい!ということです。
事件や事故が起きるたびに、関係者を叩いたり、非難することで反省や社会的制裁を与えることは今後の抑止のために大切なことだと思います。
ただ、それが済んだら速やかにでは今後どうすればいいのか?という本質的な話に切り替えてほしいと思います。
そういう評価をすることなしに、見る側が興味がわくから、それでまた稼げるからと同じように叩き続けたり、同じようなネタを探し報道するのでは、将来に繋がりません。
みんなで叩き、非難をして稼ぐだけ稼いだら、それでおしまい!見る側もスッキリ!では報道機関としての使命が果たせていないと思いますが、いかがでしょうか。
そして根本問題を報道する頃には、世間はすっかり興味が薄れてしまっていることもありますので、ぜひお願いしたいです。
報道を見られる方々も、保育現場で起きている問題は、根本的な解決には何が必要なのかを考えながら見て頂けたら嬉しいです☺
社会全体で子どもを見守ること
社会に存在する、どの大人にも子どもを守り育てることは可能だと思っていて、例えば子どもを送迎する運転手の方に場合は、立場的に子どもに直接かかわることは無いとしても、見たり聞いたりする立場ではあると思います。
日々送迎をする中で、
などが可能な立場でもあります。
元々教育や保育、福祉を目指されていて、送迎バスの運転手になった訳ではない方が、多く居らっしゃるとは思いますが、社会全体で子どもを見守るための一員になって頂けたらと思うのです。
例としまして送迎バスの運転手さんを上げましたが、地域で子どもを見守ることが出来る立場の方はたくさんおられます☺
他にもあるかもしれませんね笑
私が子どもの頃は、毎日のようにおもちゃ屋さん、本屋さん、駄菓子屋さん、熱帯魚とか金魚屋さん(水族館って書いてましたが笑)に通うのがルーティンでした。
毎回買うわけではないのに苦笑
直接声をかけたりする必要はないかもしれませんし、もし声をかけるなら、挨拶程度でもいいかもしれません。
ただ、子どもの変化や異常に気付いたら、保育所や学校、それらが不明な場合は保健所、役所の児童福祉担当の課などに連絡をして頂けたら、子どもたちを救うことになるかもしれません。
一人ひとりの大人が子どもを見守る一員となって、将来の社会を築いていく子ども達のための一助となって頂けたらと思います。
出来るだけ多くの大人が子どものみかたになることで、子どもを犯罪から守ることや加害者にすることも防ぐことが出来るのではないでしょうか。
学童クラブに対する需要に供給が追い付かず、環境や保育体制が劣悪な状況があり、地域全体で子どもを守るという、共同体の良さを復活させることも重要なことなのかもしれません。
こどもまんなかの本当の意味
社会全体で子どもを守るということは、何も直接的な支援だけではありません。
例えば今保育所では延長保育という事業があります。
利用者の希望により、夜8時まで保育所の利用が可能であったりします。
しかし、そのような長時間の保育は子どもの負担が大きいのです。
ですので、保育所に通っている子どもが居る場合、時短労働を推奨し、それが当たり前な社会になって欲しいのです。
降園時間をざっくりとですが例えば16時に設定をして、それに合わせた労働環境にすることを共通理解にすることが社会全体で子どもを守り育てるということになると思います。
そうすることで、完全ではないかもしれませんが、
また、時短労働に加えて、月に1回か2回程度保育所を閉めさせていただけたらと思います。
そうすることで、ようやく保育士も勤務時間内に研修を受けたり、子どもや家庭支援のための会議をしたりなど、保育の質を上げることが可能になっていきます。
そして子どもにとってより良い保育環境にするため、子どもに対する保育士の数の割合を増やし、より個別性を高め、また子どもの事を継続的にみて理解している保育士を増やすため、待遇を改善する必要もあります。
また、制度でいうと、子ども手当の所得制限撤廃!ということがあります。
所得によってとか、子どもと直接関係があるとか無いではなくて、全員で子どものために負担をするという意識が大切だと思います。
そのようなことにお金を使うことに同意して頂くことが、社会全体で子どもを守り育て、こどもをまんなかに置くことになるのではないでしょうか。
子育て期間中の保障
育児休暇という制度も少しずつ普及してきましたが、
※2022年に厚生労働省が発表した最新のデータによると、女性の育児休業取得率は85.1%。 それに対し、男性の育児休業取得率は13.97%。
育児休業などの法律 令和3年
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000788616.pdf
1,2年程度の育児休暇を選択する保護者が増えてくると、子どもの育ちにとってとてもいいなと思います。
その間の生活は最低限保障される必要があります。企業の協力や公的支援は必須ですが、そのような制度も社会全体が受け入れる必要があります。
そして、育児を専業ですることを選べることも必要だと思います。
他人の大人に任せず、自分で育てたい!という方にはそれも保障するべきだと思うのです。
大切な育児というやり直しがきかない仕事を自分でやりたい!という想いがあっても当然だと思いますし、そういう選択が出来る社会であって欲しいです。
社会全体で子どもを守り育てるということは、直接関わる大人の意識もありますが、働き方という社会の仕組みも大きく関わっています。
保育現場で起きている問題は、子どもと直接関わりのない大人にも深く関係をしていると思いますので、そんな視点でも保育現場の問題を見て頂けたらとても嬉しいです☺
最後まで【子どもの福祉】社会全体で子どもを守り育てる意味とは?、をお読みいただき、本当にありがとうございました。
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〈発達の視点から保育所の理想の体制を考える〉
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