こんにちは☺ 子どもの味方になりたい!、子どものみかたブログです!
今回の話は、自己肯定感のお話です。
子どもの自己肯定感は大切だと、最近よく耳にするようになりましたね☺
では、どのような時に、自己肯定感は下がり、どのようにすれば自己肯定感は上がるのでしょうか?!
自己肯定感が下がる時
毒親という言葉がありますが、
『毒親』のことを仮に、子どもの社会性を含めた、自然な成長発達を妨げる子育てをする親と定義しますと、
例えば、自己肯定感を下げる毒親ということについていうと、
『(子どもの将来を思って)その時に子どもが持っている力以上に、厳しく礼儀や勉強をさせる』
ということも、毒親になる可能性があります!
その子どもの元々の素質として、それに耐えうるか、それ以上の力があったら、特に問題はありません。
そのように育てられた子どもが、知的な力や礼儀作法は、頑張らせた成果で身についたとしても、実際に社会の中で将来どのような大人に育つかは、誰にもわかりません。
でも、言えるのは、自分の意思に反してということが、もしあったら、
メンタルケアなどの支援を受けることが無い限り、ずっとかも?!
その方の人生への影響は、計り知れません。
子どもは、自分が持っている力以上のことを、自分の意思に反して要求され続けますと、
それが、自己肯定感が下がった状態です。
自己評価が下がると、子どもでも『そんなはずはない!』と考えます。
それは、このままでは自死に向かってしまいますので、本能的に自分の命を守るため、そう思うようになるのかもしれません。
『そんなはずはない!』と考えた子どもが、どのような行動に出るのかというと、
ある子どもは、同級生とは自信が無くて、コミュニケーションが上手く取れませんので、自分より弱い立場の子どもを攻撃して、自分の価値を見出すかもしれません。
隠れたところで。
また、ある子どもは、動物や虫などの生き物を攻撃することもあるでしょう。
また、自分に攻撃が向かうと、自傷行為になることも。。
子どもや動物に向かわない場合は、保育者や学校の先生が攻撃対象!、ということもあります。
物心がつく頃には、抑圧させられた相手の保護者に反撃をする可能性もあります。
私は、保護者のタイプや状況によっては、『今はかわいい子どもで、力関係で抑えられるかもしれません。ですが、いずれ必ず大人になります。その時、力関係が逆転することもありますので、そのつもりは持っていてくださいね』と伝えることもあります。
自分には生きる価値があるはずだ!って。
周囲の大人が、注意喚起行動を軽く扱い、行動にはそれなりの背景があるにもかかわらず、子どもの行動を頭ごなしに否定してしまいますと、さらに自己評価が下がります。
自己肯定感を下げないためには
では、子どもの自己肯定感を下げないためには、何が必要なのでしょうか?
まずは、先ほどのようなケースでもあるように、
ということです。
でも、生活をしていると、どうしても無理をしてもらわないといけないという場面も出てきますよね😓
もし、頑張れたら、十分に労ったり、褒めたりすると、無理をさせられたというよりも、自信にしていけるかもしれません。
ここでありがちなのは、一度できると『出来るじゃん!だったら普段からもっと頑張ってよ!』と、繰り返し負荷をかけてしまうということです。
大人だと、『いい加減にしてほしい』と訴えます。
でも、子どもなので、力関係があったり、まだまだ繊細な気持ちの言語化が難しいこともあったりすると、言えないことも多いのです。
なので、周囲の大人は、子どもの持っている力を常に把握して、無理をさせない程度に頑張ってもらうという、とても微妙なさじ加減が必要になります。
でも、それを簡単に評価する方法があります☺
子どもが無理をしていないか、判断する方法
私は保護者から、『もっと勉強をさせたい』と相談される際によくお話することが、二つあります。
一つは、勉強を
もう一つは、
この2点には特に注意してくださいと伝えます。
もし、子どもに勉強などで、少し無理をさせたいと思うのなら、
『ご本人の興味と結びつけてください』と、保護者の方には伝えるようにしています。
例えば、好きなキャラクターなどを利用する方法だったり、好きな活動を思いきり出来るようにすることであったりです。
そして、必ずクリアできる課題を少量用意して、達成感や自信にしていくことから始めるのがいいです。
達成感を自信にして、褒められて、さらに『もっとやりたい!』という気持ちを引き出せると、いい循環が作れます。
でも、少しでも疲れていたり、嫌々している様子があれば、その度に調整する必要があります。
そうして勉強を頑張らせたとしても、子どもはどこかでもっと興味のあることを、自分で見つけてくるかもしれません。
子どもと言っても、親とは違う人格を持った、一人の人間ですので、そういうことも覚悟をしておき、話し合いをした上で、最終的にはそれを尊重するしかないと思います。
子どもには子どもの、親とは違う人生がありますので。
子どもに無理をさせてばかりいると、今後それを取り戻そうと、バランスを取る行動に出る可能性があります。
園では行動に移さなくても、卒園後に自分だけの時間が増えた時なんかに、、ですね😨
まとめ
いかがだったでしょうか。
これまで、子どもの自己肯定感について、お話してきましたが、
自己肯定感は、周りの大人が意識的に上げるというよりも、
個々に発達に合った無理をさせない保育を積み重ね、自己肯定感が下がらないようにして、それを自信にしていき、自己知覚が進む6歳辺りになった時に、自然に感じているのが、良いのではないでしょうか。
自己知覚が出来た後は、下がらないようにだけ注意すれば、それほど自己肯定感を上げる意識は必要なくなるのかもしれません。
あと、他の友達よりも自分は優れていることに気付いた場合は、自分を見失わないということも大切になります。
保育者としましては、常に自己肯定感を上げるというよりも、下げないことと、もし下がっている子どもが居たら、『自分として存在すること自体に価値があるんだよ!』と、普通のレベルに上げる支援が大切ではないでしょうか。
ここでは勉強や礼儀を例に取り上げましたが、子どもには無理をさせ過ぎない方が良いことは、食事の面など、他のことでも同じことが言えますし、早くに自立させ過ぎることも、同じような影響が出る可能性があります。
もちろん個人差はありますが、
子ども時代に、子どもらしく居られることで、大人になってから子どもっぽい行動をして反撃し、周囲や社会を困らせるリスクは少なくなります。
最後まで【保育のねらい(自己肯定感)】子どもは、自分の持っている力以上の能力を意思に反して要求され続けると、どうなる?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました☺
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