こんにちは☺ いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、保育士の求人票について考えてみたいと思います☺
私が独自にアンケート調査をした結果、保育者として働かれている方の約半数の割合で、実際の保育現場とは違う労働条件が記載された求人票をみて働いていることがわかりました。
では、アンケートの内容を確認してみましょう。
保育士求人票の実態
先日、X(旧ツイッター)のアンケート機能を使って、保育者の皆様にお聞きしました。
保育の仕事をしたことがある方に質問です!求人には残業なし!持ち帰りなし!と記載されていたのに、実際に働くと残業も持ち帰りもあったという方は、どのくらい居られるでしょうか?
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そのようなことがあった53.2%
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そのような経験はない6.5%
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求人にそのような記載はなかった40.3%
62名の回答して頂いた方々には、ご協力感謝申し上げます!
53,2%の保育者の方々が、求人票には残業なし!持ち帰りなし!と書かれていたにもかかわらず、実際には残業や持ち帰りがあったと答えています。
それぞれの保育現場にはそれぞれの事情があるとは思いますが、このような求人を出す運営側に問題はないのでしょうか?!
嘘の労働条件を記載して保育者を集め、子どもに正しいことは何かを教え、子どもの健全育成をするって、私には矛盾しているように感じるのですが、、
おそらく、このような嘘の労働条件を記載しなければいけない背景があるのでしょう。
例えば、保育士確保がとても難しい状況にあるとか。
令和4年10月時点でも保育士の有効求人倍率は、2,49倍となっています。→リンク
全職種平均が、1,35倍ですので、とても高い水準にあります。
このことが、嘘の労働条件を記載する原因になっていると思われますが、元々残業時間が長いとか、持ち帰り仕事が大変だとかいうイメージも根強いし、実態もそうだからということもあるでしょうね😨
〈今の保育所を回すのに、保育士のタダ働きはどのくらい必要か?〉
それでは、実際の現在の求人票を確認してみたいと思います。
私の住んでいる地域の求人票をいくつか見て確認してみたいと思います!
今の保育士の求人票は?!
いくつか求人票を挙げて、確認してみましょう。
まず一つ目は、パートの場合です。
パートの場合は、残業や持ち帰りには言及しないことが多いのでしょうか?
ただ、有給休暇は法定通りと記載されています。実際に取得できるのかは書かれていませんね😓
有給については、前年度取得実績割合などが記載されていると親切ですし、特にこだわる方は、面接で確認した方がいいと思います。後々になって有給があまり使えないとわかる保育現場だったら、後悔することになりますので、たとえ採用に不利になったとしても、確認した方がいいと個人的には思います。
次に、
固定残業代なし、別途残業代支給とあります。
残業代を固定するというのは、それ以上でもそれ以下でもこの額を毎月支払いますよ!という制度のことなのでしょうか。
私も以前、月の残業代は5時間固定だった保育現場がありましたが、そういうことなのでしょうね。
本来、そのような固定で残業代を支払うというのは、毎月残業時間がどのくらいなのかはわからないことですので、おかしな話と私は思うのですが、これももしあれば改善すべきでしょうね。
問題は、別途残業代支給とさらっと書かれていますので、これが全残業時間分実行されるのかどうかというところですね。
次の求人票は、
昇給賞与ありとなっていて、アピールポイントとして、各種手当もしっかりご用意!とあります☺
研修もしっかり!とあり、気になります☺
条件的には良さそうですが、昇給賞与に特に拘る方は、それがどのくらいの割合なのか、確認が必要ですし、残業手当がしっかり用意されていても、延々働かされるのでは、長続きはしないかも😨しれませんね。
残業ほぼなし(10時間以下)と書かれています。具体的な数字が書かれているのは、親切ですが、問題は実態がどうなのかということですね。定額手当しか書かれておらず、10時間以下だったとしても、残業手当が無しかもしれません。
やたらと8分音符が入っています☺
残業は月5時間程度と書かれています。このような場合は残業少な目と繰り返し明確に書かれている以上、面接などでも確認してもよいのではないでしょうか。4.4か月の賞与というのも、保育士だと確かに厚待遇かもしれません。自主的な持ち帰りが多いという可能性はありますので、それについては確認が必要だと思います。
産休育休取得実績と離職率が低めなのは、いいですね! 有給休暇の取得実績も書かれているとさらに良かったのですが。
離職率が低いということと、幅広い世代で活躍出来るのも、居心地がよく、働きやすい可能性が高いということを現しています。
あとは、残業少なめとあります。月平均8時間未満なら、それが本当なら問題なさそうです。それでも気になる方は、面接で軽く確認をした方がいいかもしれません。持ち帰りがどのくらいあるのかということがありますが。
昇給の実績が書かれているのもいいですね!
退職金については、あまり期待はしない方がいいかもしれません、私の経験上ですが😓
告知
〈子どもが困らない世界を広げるために ここま〉
まとめ
いかがだったでしょうか。
私が求人票や面接で、もっと確認が出来たらいいなと思うことは、残業時間や持ち帰りに加えて、
でしょうか。
休憩時間については、労働基準法に直接触れる可能性があり、採用する側もあまり明確には出来ないと思われますが、それとなく質問をすることは出来るかもしれません。
もし、本当に保育士を確保したいのなら、少なくとも残業時間や持ち帰りを極力抑え、有給取得率を可能な限り100%に近づけることだと思います。
基本給や昇給、賞与については、最低限の譲れないラインを明確にして、選ぶということではないでしょうか。
こども家庭庁には、これらの保育士の求人票から問題がある保育現場の課題を早急に改善していただけたらと切に願います。
最後まで【保育のニュース】保育士の求人票は、嘘の労働条件が書かれている?!をお読みいただき、誠にありがとうございました!
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