保育所改革

【保育所の課題】子ども視点の保育所の理想の体制とは?

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理想の保育所体制 保育所改革

以前は保育士の健康と子どもの安全の視点から、

 

今の保育士配置基準は適正なのかを素人なりに考えました。

【保育のニュース】保育所保育士の基準の人数って足りている?
今の保育士配置基準で子どもを安全に過ごせる保障は出来るのか、また保育士の健康は守れるのかを検証してみました。

 

ちょっと寂しすぎる視点でしたので、

 

今度は子どもにとって夢のような理想の体制を考えます!

 

保育所に欲しい役職

まず責任者の園長、そしてその右腕として副園長か主任を規模に応じてって感じでしょうか。

 

園長

園長は保育や子どもの理想をみんなに語れる人材がいいですね☺

 

 

よく頑張った時は保育士も褒めてほしいですし『失敗したら責任は自分が負うから、思い切りやって!』というような、心の広い方が理想です!

 

 

保育のスキルも一定は欲しいですし、保育士を評価できる力があるといいですね!

 

 

あとは労務管理も管理職の重要な仕事です!

 

 

保育士の健康状態はどうか、休憩は取れているのか、持ち帰りの仕事はないか、残業はしていないか、有給休暇を取得出来ているのかに注意を払います。

 

 

保育士に足りない部分を理解出来て、必要な資料や研修を用意出来るような方がいいかなと思います。

 

 

そして、難しい保護者の対応や子どもが怪我をした時には積極的に出てきて対応できる方が良いと思います。

 

主任

園長は対外的な調整が多い地域ですと、かなり多忙になります。

 

 

なので、園長の右腕としまして、安全な保育環境になっているか、どのような保育内容を行っているのかなど、現場全体を把握する立場の人で、とても重要な役割です。

 

 

保育士の意見の調整や不平不満が溜まっていないかに注意を払える人がいいです。

 

 

人間関係調整能力に長けた人にやってもらいたいですね!

 

 

それぞれの保育士の意見に耳を傾けて、公平な立場で対応できる方がいいです。

 

 

個々の保育士の能力を公平に評価して、園長に報告するのもとても重要です。

 

 

園長の全体の理想や理念を保育現場に落とし込む役割をします。保育に問題を感じたら、指導したり適切な対応をします。

 

 

園長と保育士に挟まれて、一番しんどい立場かもしれません汗

 

 

主任、やったことがありますが結構大変です。。

 

(仮称)子育て相談支援専門員

障害のある人が相談支援専門員に相談するように、保育所にも相談業務を専門にする役職が欲しいです!

 

複雑な家庭事情も多く、保育所保育指針にもボリュームたっぷりに子育て支援が必要!と書いているのに、なぜ専門の方が居ないのかわからないですが、、

 

 

一保育士に押し付けているようですね😓

 

 

なんでもかんでも押し付けられて、雪だるまのようです悲

 

 

子育て相談、発達の相談が出来ることが条件になります!

 

 

保護者支援を主にいたします。

 

〈参考:保育所にも配置が望まれる子ども家庭福祉ソーシャルワーカー〉

こども家庭ソーシャルワーカーとは? 2024年度より新設される資格の内容、取得要件を解説! | なるほど!ジョブメドレー
子どもに関するさまざまな問題に対応する新たな専門資格「こども家庭ソーシャルワーカー」について。創設の経緯や働く場所、資格取得のための要件、研修・試験の内容などについて解説します。

 

 

 

OTなど

巡回業務で、OTやPT,ST,心理士などがチームになって地域の保育所を回ったりしていますが、

 

もう少し近い立場で居てくれると助かるなって。

 

役所の体制の問題かもしれません。

 

 

OTのような運動面の専門職を保育所に入れるということも、子どもの正しい評価に有効ですよね!

 

 

主に運動面や指先の機能を評価していただき、保育に活かします!

 

(仮称)発達特性支援員

これも勝手に考えました苦笑

 

 

発達に特性のある子どもや性格に偏りのある子どもを主に担当します。

 

 

また、ご家庭に恵まれない社会的養護が必要な疑いのある子どもも担当出来るといいです。

 

 

児童発達支援センターや特別支援学校などの経験があるといいですね!

 

 

あと、気になる子どもを児童発達支援センターなどに引き継ぐため、子どもの特性を評価出来る力があるといいですね。

 

 

一定の研修などを受けるなどして、保育が難しいタイプの子どもを主に保育したり、保育の指導をしたりします。

 

各年齢の理想の保育士配置基準

ようやく肝心な保育士の配置基準ですが汗、基本は怪我など何かあった時のために必ず複数体制にしたいです。

 

複数体制にする意味は、ちょっとした子どもの怪我やトラブルに対応することもありますし、保育の準備や片付けで子どもを見る目が手薄にならないためでもありますし、保育士による不適切な保育を監視するためでもあります。

 

1つを何人のグループにするのかというのも、とても重要ですよね。

 

0-1歳  応答性、即時性、個別性のねらいから、基本1対1対応が出来る体制がいいです。

2歳児   イヤイヤ気もあり、歩き始めます。子どもの発信を大切にまた、動き回れるようになりますので、歩き回ることは保障しながら安全面でも子ども4人に保育士1人 2グループで8人に2人 くらいがいいかなって。

3歳児   言葉が増え、やりたい!という主張も増えますので、主体性を発揮出来て、かつ様々な経験が積める体制がいいです。友達を見て真似たり、参考にできるくらいの小グループがいいです。6人程度のグループにして2グループに作ると12人に2人くらいがいいのではないでしょうか。 今の最低基準は20人に1人ですね汗

4歳児  固有の自我が出てきます。融通が利きにくい姿も見られ、主張は保障しつつ折り合えるようにしていく必要があります。自信があふれ、仲間意識が出てきます。10人グループを2つ作り20人に保育士2人くらいが理想でしょうか。

5歳児  友達や集団を自然に意識出来るようになります。後期には協働したり、ルールのある遊びをチームに分かれて経験したいところです。ですので、子ども15人に1人の保育士がいいかなって思いましたが、この際チーム分けのために16人の偶数にしておきましょう笑

今は4歳以上は30人に1人ですね。

 

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理想の保育所保育体制!

まずトップから整理いたしますと、

園長
主任(規模に応じて副園長も)
子育て相談専門員(規模に応じて複数)
発達特性支援員(規模に応じて複数)
OT (行政側の増員でも可)

〈保育士〉

0-1歳 子ども1人に1人
2歳児   子ども4人に1人(8人に2人)
3歳児   子ども6人に1人(12人に2人)
4歳児   子ども10人に1人(20人に2人)
5歳児   子ども16人に1人(32人に2人)

 

他に最低基準では、

嘱託医
調理員

 

調理員さんは、一緒に昼食に入れるといいかもしれないですね。

 

事務員も欲しいですね!園長の事務仕事を補佐することや保護者とのメールのやり取り、お便りづくりも出来る方がいいですね。

 

後は保育士が休憩や休暇を取るための、休暇代替要員の保育士2名は欲しいかなって。

 

 

休憩を昼食時間辺りに全員取れる必要があります。

 

 

私が放デイの責任者だったころは、

 

 

11時ごろから順番に休憩に必ず行ってもらっていました。

 

 

私が入ったりしていましたが、園長や主任が入るのは基本NGにして、

 

 

ある程度子どもを把握しておかないといけないので、子育て相談と発達特性の担当も休憩代替要員にしてもいいのかも?!

 

昼食時や午睡時はあまり人はいらなくなりますが、計画的に休憩を取るようにしないと、ありがちですが昼食を取らずに午後の勤務になってしまうので、注意が必要です。

 

 

延長保育は補助ではなく、継続性の観点から正規の保育士で保育したいところです。そのための要員も必要かもしれないですね。

 

 

 

でも、理想の保育所ということなので、子どものために段階的に延長保育は廃止の方向で行きたいですね!

 

 

これも社会全体で子どもを見守り、大事にする!ということで、その方が子どもの育ちにとってもいいんじゃないでしょうか。

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社会全体へのお願い

保育所の運営には、保育所の役割を明確にすることも大切なことだと思っています。

 

 

といいますのは、保育士も労働者です!労働者の権利がありますので、有給休暇を取る権利はあります!

そして、子どものために職員会議も必ず必要です!

 

 

保育士は保育だけをしているのではありません!

 

事務もありますし、降園後にも保護者や関係機関とのやり取りもあります。行事や保育の準備や片付け、消毒もあります。そのような時間も必要とご理解していただけたらって。

 

 

ですので、月1回くらいは平日に保育所を閉められる社会であってほしいものです!

 

 

 

例えば、毎月第二月曜日は全保育所休みとか?!

 

 

それが社会全体で子どもを見守るということだと思うのです!

 

 

 

ちょっと大人の都合で保育所機能が拡大し過ぎましたので、少し子どもの福祉に立ち返った方がいいのではないかと思います。

 

 

また、0-1歳児は保護者が望むなら、経済的なことは気にせずにご家庭での養育が可能なようにしてほしいです!

 

 

 

本当は2歳までそうして欲しいのですが。。

 

 

それが子どもに必要なことですので。

 

 

同時に、家庭養育よりも保育所を選ぶお考えも認めないといけないと思います。

 

 

保護者の中には子どもの養育や家事が苦手な方も居ますし、仕事を選ぶ考えの方も実際に居ます。それを否定しても、誰も得をしません。むしろ認めてしまった方が、子どもにとっても保護者にとっても幸せです。

 

 

 

そういう方のための保育所でもあっていいと思っています。

 

 

 

保育所での様子を愛情たっぷりに笑保護者に伝えられたら、それでいいと思います。

 

 

 

それが子育て支援でもあります!

 

 

保育所の理想の体制を私なりに考えてみましたが、こんな議論が各保育所でなされたらいいなって思いました☺

 


 

これまで【保育所の課題】子ども視点の保育所の理想の体制とは?、を読んでいただきありがとうございました!

もしご意見ご感想などございましたら、コメントでいただけたらとても嬉しいです!

 

〈理想の保育所保育指針とは〉

【保育のねらい(保育所保育指針2)】理想の保育所保育指針とは?
次世代の理想の保育所保育指針を私なりに考えてみました。バリアーを無くすこと、保育士の育成、そして指針を乗り越えてという視点が大切だと思います。

 

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