保育士のために

【保育のねらい(自分らしさ)】将来自分らしくいられるための保育とは?

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保育士のために

こんにちは☺

いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!!

 

大人になると、自分らしく居られるって大切なことだなって思います☺

自分らしく生活できたら、あまりストレスもないんじゃないかなって思ったり、、

 

人生の悔いもきっとなくなりそうですよね!!

では、自分らしくって一体何でしょうか?

 

自分らしくとは、、

“自分らしく”を保育に落とし込みたい!と思いましたので、

自分らしくをまたまた辞書で調べてみました☺

 

自分の特徴や性質を十分に発揮するさま、意識して抑制するのではなくあるがままの姿でいるさま

 

とありました。

 

素晴らしい!!

 

自分の特徴や性質を十分に発揮できるって、

 

自己実現が出来るまたは、自分が持っている個性で、十分に何かに貢献が出来ている実感が持てるという状態なのかもしれません。

 

それに抑制せず、あるがままの姿で居られるって、ストレスが全然ない?!と思ったりします。

そのような状態ですと、自分らしく居ることで心配される、わがままにもなりようがなさそうです。

利他的な思考をする余裕がある状態です。

〈参考:わがままと主体性の違いとは?!〉

【保育のねらい(主体性)】子どもの主体性とわがままの違いとは?
子どもの主体性を発揮する保育や子育てとはどういうもので、どのようにすればいいのかや、主体性とわがままとの違いについて考えてみました。

 

特徴や性質を発揮するために

将来、自分の特徴や性質を発揮するためには、

保育では何をしたら良いのでしょうか☺

 

それは、

好きなことを思いきりやりきる!

これに尽きるかなって。

 

幼児期も成長発達により、好きなことは変化していきます。

 

最初は安心感のあるもの、自分を脅かさないと感じるものが優先だったりしたのが、少しずつ行動範囲や興味を広げていき、それに伴い、好きなものや好きなことの性質も変わっていきます。

 

保育士が子どもが好きなことをするために出来ることは、

 

個々の子どもの発達の特徴や考え方、感じ方をとらえて、思い切り楽しめるように環境を整えること
もしくは単純に、
個々の子どもの好きなものや興味のあることを用意すること

になりますでしょうか。

 

そのような個別に好きなことを把握して楽しめるようにすることで、特徴や性質を発揮する自信と意欲が内面に作られます。

でも、

中には興味や好きなものが広がりにくいお子さんも居ます。

 

そんな子どものためにも、今の発達段階を把握して、何がはまるのかを想像して用意する必要があります。

 

好きなキャラクターや限られた興味を活かして広げることも有効です☺

 

これが本当に子どもにはまると、保育者としてとても嬉しいんですよね!

 

自分が用意したもので目の前の子どもが思い切り楽しんで遊んでくれるって☺

 

例えば、もし、サーキット活動が苦手な子どもだったとしたら、ポイントごとに好きなキャラクターのシールを貼ったりもらえたりという設定にするなどが考えられます。

 

今の保育環境で、ありのままで居ることは可能?!

子どもがありのままで居ることは、今の保育ではあまり重要視されていないように感じます。

 

というのは、

 

保育所では割と早い時期から、枠組みや集団を意識した保育になりますので。

 

〈参考:乳幼児の社会性(人間関係)の発達の道筋〉

【保育のねらい(社会性)】乳幼児期に重要な社会性(人間関係)の発達とは?
保育所で社会性の発達に添った保育をするために書かせていただきました。集団生活を強いられる保育所では、特に社会性の発達には注意が必要です。

 

 

体制的にそうせざるを得ない部分も多々ありますが汗

 

例えば、

 

3歳児では保育士は20人に1人でいいという基準になっていますので、

 

個々に好きな遊びを用意することが、難しい場合があります。

 

また、今の保育制度の一度にたくさんの子どもたちを見ないといけない都合上、集団での取り組みになりやすく、効率を考えて予定通りに一度に同じ行動をさせがちですし、そうなると、どうしても自分よりも集団を意識することが定着します。

 

それがおそらく、規律を守るまじめで勤勉な国民性を生んでいるのでしょう。

 

しかし、そんないい効果がある反面、自分を必要以上に抑制してしまい、ありのままの姿で居ることを難しくさせていると思われます。

また、ルールや規律を守る意識が高すぎると、寛容性が無くなり、相手に規律を守ることを必要以上に求めたり、本人もストレスを感じやすくなるという見方もあります。

 

集団を意識しながら、同時にありのままの姿で居ることは可能?!

では、ルールを大事にしながら、かつありのままの自分で居るということは不可能なのでしょうか?!

 

例えば、

自分の特徴や性質を発揮するために、幼児期初期から中期には、個々に好きなことなどを思いきりして、社会性が育ってきた後は、他者へも関心が広がるので、そこで自分からルールや規律を重視出来るようになると考えられないでしょうか。

 

子どもは、まず最初は特定の大人との関係で支援され、十分に満足出来た後は、他者との対等の関係性で過ごしたい!と変わっていきます。

 

これが社会性の発達です!

 

社会性の発達は、個人として承認される前から、大人の指示に従い、無理して背伸びをして集団行動が出来るようになることではありません。

 

それが、だいたい4歳から5歳にかけての自然な発達の姿と考えられます。

 

その時期が来たら社会性を伸ばすチャンス!!です☺

 

ただ、4歳になると、自我の拡大と言いますが、固有の自我が出てくる時期でもあり、大人や友達とぶつかることも増えます。

コミュ二ケーション能力を上げるために、ぶつかること自体が大事な時期とも言えますが、個々の主体性を守る必要があり、支援の仕方には注意が必要です!

ぶつかった時に、大人がどちらが悪いという判断をするというよりも、お互いに意思や気持ちがあるということに気付く機会にすることが大切です。

 

そして、自分に満足をしている5歳児は、

友達と一緒にしたい!
困っている友達を助けたい!
興味や楽しいことを友達と共有したい!

となっていきます。

 

保育士とよりも、、😓

 

そこから、自然な形で無理なく集団での過ごし方や、友達に合わせるためのスキルを上げていくことが可能になっていきます。

 

例えば、社会性のスキルで重要な、

順番を守る
ルールを守る
勝ち負けを自然と受け入れる
誰かが困っていたら助ける
貸し借りをする
協調や協同をする

このようなことを保育のねらいとして入れることが可能になっていきます。

保育をする中で、保育士が背景や理由を説明することで、将来の内発的な動機を育むことが大切です!

 

この時期になると、友達と一緒がいい!とか仲良くなりたい!という仲間意識を利用することが出来ます!

 

ここでいう、将来自分らしさを保ちながら、自分から納得して規律を守れる人になるために。

 

自分に満足をしていない子どもたち

でも、今の就学後の子どもたちの様子を見ていますと、

 

必ずしも自分に満足が出来ていないような姿が見うけられます。

〈参考:学校でのいじめ、過去最多に〉

学校でのいじめ過去最多 政府 対応策の方針改定を決定 | NHK
【NHK】学校でのいじめが過去最多となる中、政府は対策を強化しようと、22日に関係省庁による対策会議を開き、対応策の方針を改定する…

 

先ほど書かせていただいたような、将来的に規律を守るために必要な保育のねらいが、達成できていない子どもが見られます。

では、

5歳以降の子どもが保育のねらいを達成出来ないのは、なぜなのでしょうか?

 

就学後の子どもが抱える不満

就学後の子どもが不満を抱えているのは、4歳児までに自分の好きなことを十分に出来ていない、もしくは、個人として大切に扱われていないということが原因だと思われます。

 

つまり、

自分に満足が出来ていないのです!

 

保育所は、多くの子どもたちと集団で過ごす場ですので、今の保育所では十分に自分に満足をするという、保育のねらいを達成することは、とても難しいということがあります。

個々の子どもの自己肯定感を定着させるのがとても難しいと言ってもいいのかもしれません。

 

〈参考:発達の視点から保育所の理想の体制を考える〉

【保育所の課題】子ども視点の保育所の理想の体制とは?
子どもの発達の視点から保育所の理想の体制を考えました。保育相談専門員や発達特性専門の職員が居ると理想的です。

 

でも、

保育所の保育士は精一杯頑張っています!

 

当然発達に基づいて保育をしようとするのですが、

一度にたくさんの子どもたちを見ないといけない
怪我をさせてはいけない
保護者からの要望
学校を意識しないといけない

ということもあり、個々の発達よりも、早い時期から枠組みにはめるやや急いだ、端折り気味な保育になってしまいがちです。

 

それが、不適切な保育に繋がることもあります。

 

残念ながら。

 

〈参考:子どもの発達よりも急いだ保育は有効?!〉

【保育のねらい(早期教育)】子どもの発達よりも急いだ保育は有効なのか?!
子どもの自然な成長発達よりも急ぐ保育って有効なのかを考えました。

〈参考:保育士は、なぜ不適切な保育をするのか?!〉

【保育のニュース】保育士はなぜ不適切な保育をしてしまうのか?!
度々ニュースになります、不適切な保育。その原因を私なりに考えてみました。

 

今の保育所で出来ること

まとめますと、子どもたちが将来、特徴や性質を発揮して、ありのままの姿で居られ、かつ規律も守ることが出来るようになるためには、

4歳辺りまでは、個々に十分に好きな遊びが出来ることを重視する
個々の子どもの興味や関心をとらえて、環境を整えること
自分に満足が出来た子どもから、集団を意識した、将来的に自ら規律を守ることを意識した取り組みをすること

ということになりますでしょうか。

この3つを大切にした、出来る限りの保育をする!ということになるのかなと思います☺

 

もし4歳児までに変に集団に適応していたり、相手に合わせたりすることが出来ていたら、それは個人差である可能性もありますが、それとは別に、無理をしているだけなのかもしれません。

 

その場合もまた、

大人になってから自分らしさを発揮することが難しくなる可能性がありますので、注意が必要です。

 

注意!お子さんの中には、順番に発達段階を積みあげていても、ルールや規律を自ら守ることが難しい場合があります。そのような子どもは、性格の偏りや発達の凸凹などがある可能性があり、別途サポートが必要な場合がありますので、注意が必要です。もし不安を感じられた方が居ましたら、医師や専門機関にご相談することをお勧めいたします。

 


ここまで【保育のねらい(自分らしさ)】将来自分らしくいられるための保育とは?、をお読みいただき、誠にありがとうございました!

ご意見ご感想などございましたら、コメントから頂けるととても嬉しいです!

 

〈参考:子どもが困らない世界を広げるために ここま〉

子どもの支援方法 | ここま(子どもが困らない世界)
子どもが困らない世界を広げるためのサイトここまです! 子どもの支援方法を集めています! 子どもの支援者一人一人の手が頼りです!! 子どもがより活き活きとした子ども時代を過ごせるために。

 

〈参考:保育講座!子ども主体の保育への道!☺〉

【子ども主体の保育への道】保育士として主体性を発揮するための10の講義オリエンテーション
子ども主体の保育を実践するための10講座。保育士の主体性を引き出し、子どもたちの成長と発達に寄り添います。保育士が自ら考え、行動することで、より良い保育を実践し、子どもたちの個々のニーズに適切に応える力を身につけます。不適切な保育を予防し、子どもたちの発達に合わせた適切な支援を提供するための道を開拓しています。このブログでは、保育士の皆様にとって有益な情報や実践的なアドバイスをお届けします。一緒に子どもたちの未来を豊かにする保育を築き上げましょう!

 

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