保育士のために

【保育のねらい(発達凸凹)】子どもの定型的な発達と発達凸凹の違いとは?

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困っている子ども 保育士のために

こんにちは☺

いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!!

 

よく子どもは個人差があるとか、発達の凸凹があるとか、また性格にも偏りがあるとか言われたりします。

 

そんな基本、一人一人に違いがある子どもたちですが、その中でも、ちょっとした子どもに合わせた支援が、個別に必要になる場合があります。

 

そんな子どものお話をしようと思います☺

発達は基本順番に

子どもは順調に成長発達していくと、

 

環境などの影響で、紆余曲折、行きつ戻りつも多少ありますが、基本的には順番に姿を変えていきます

 

〈1歳後半の1次元可逆の時期から4歳の2次元可逆操作の発展の時期までの発達〉

【保育のねらい(1歳児~)】1歳後半に初めて現れる発達の特徴とは?(1,2/3段階目)
幼児期の発達を思考や認知の特徴から区分する見方を書きました。1次元可逆の確立から、2次元可逆の確立までの記事になります。

 

 

社会性の獲得の流れでいいますと、、

 

(特定の大人を頼りながらの)自己中心的な世界

他者を意識出来るようになる

他者と一緒がいいと思う(場の共有 関心はまだ薄め)

他者に関わろうとする(一方的な姿あり)

仲間意識を持つ(共通の関心や好みを通じて)

まだ一方的な姿もあり、ぶつかることもありながらも、一緒に遊ぶ
気持ちの調整や協力が出来るようになる

相手を理解したり、助け合ったりする

のようなイメージです。

 

基本的には、子どもは今、どの段階にいるのかを評価して保育することがとても大切になります。

 

 

発達が順番に進まないことも

それが、

 

友達と一緒がいいと感じて、友達に関わろうとするようになり、仲間意識を持つようになるけれど、友達としての振る舞い方がとても難しいという場合があります。

 

また、

 

他者を意識して、一緒にいたい!と思っているけど、不安があったりして、なかなか入れなかったりして、そこから進めない子どもも居ます。

 

気持ちはあるのに上手くいかず、結果的に一緒に居たくなくなったりしてしまいます。

 

 

また、よりハッキリした自我や思考が現れます、1歳児後半の姿でいいますと、思考のやり直しや行きつ戻りつが難しかったりして『~だ~ではない~だ!』と考え直しが出来ず、頑なな場合は、発達的にまだ難しい時期なのかそれとも、発達に特徴があるのか、気にする必要が出てきます。

 

合わせて、他児や大人に興味や関心が薄い姿が見られる場合もあります。

 

子どもの評価をする時

例えば、子どもが困っている姿を見て、

 

『あ、発達的にまだ難しいのかな?』

 

と評価するのか、

 

『ひょっとして発達の偏りがあるのかも?!』

 

と考えるのかで、保育の仕方が大きく変わってきます。

 

発達的に難しいのかな?と評価した場合は、

 

今は少しサポートはいるかもだけど、このままの保育で、成長発達するまで様子をみようということになることが多いです。

 

でも、そう評価した場合、なかなか前に進めず、本人の困り感が増していく姿になる可能性があります。

 

想いだけがあるのに、なかなか出来ない、、って。

 

一方で、

その時点で発達の偏りかな?と評価した場合は、

 

少し違ったサポートがいるかも?と考えて、

例えば友達の輪に入れない場合、

 

先にその場で好きな遊びをしておいて、あとから友達に入ってきてもらうとか、部屋は共有するけれど、場所は離れたところで好きなもので遊んでいて、徐々に何日かかけてスモールステップで、距離を詰めていくなどの支援が有効になる場合があります。

 

なので、

順番に発達段階を歩んでいるけれど、ゆっくりめなのかな?と考えるのか、発達の偏りで困っているのかな?と考えるのかは、とても重要になります。

 

評価の方法としましては、

 

これまでの発達の流れを保護者にお聞きすることや、保育所以外のご家庭や外出先など他の場面ではどういう姿があるのかなど、園だけの姿ではなくて多角的に、総合的に評価して考える必要があります。

 

保育所だけでは評価がとても難しい場合は、まずは巡回相談や経験もあり、発達特性に詳しい先生心理士の方、お近くの児童発達支援センターなどに相談されるのがいいと思います☺

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

もし、発達の偏りであったものを、発達的にまだなのかな?と評価してしまった場合、

 

子どもの困り感が積み重なってしまったり、成長発達を少し遠回りさせてしまう

 

ことがありますので、保育者としましては、出来るだけ早めに正しい評価をして、適切な支援をすることが大切です。

 

発達の偏りと評価した場合は、保護者と共に、子どもの最善の利益を考えて支援していく必要があります。保護者の方の中には、なかなか受け止めることが難しい方も居ますので、療育施設など、経験が豊富で、発達の偏りについての知識もある方と保育士と連携を取ったりしながら、共に子どもの将来のために、長い目で見て、今何が必要なのかを考えられるようにしていく必要があると思います。

 

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ここまで【保育のねらい(発達凸凹)】子どもの定型的な発達と発達凸凹の違いとは?、を読んでいただきありがとうございます!

もしご意見ご感想などございましたら、コメントから頂けたら嬉しいです!

 

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