保育士のために

【新人保育士のために】児童養護施設の子どもたちとの関わりがお勧めな理由

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保育士のために

児童養護施設で過ごしている子どもたちは、それぞれとても複雑な事情を抱えていたりします。

 

子どもたちは虐待を受けていたり事故や災害で両親を失っていたり不適切な養育環境で過ごしていたりなどの理由で入所されています。

 

そういう複雑な事情や、子ども達の気持ちを共感的に受け止めるという経験は、保育士としても人としても大きく成長させてくれると思います。

 

もちろん、保育所の子ども達からも学ぶべきところはたくさんありますし、日々保育士を成長されてもくれます。

 

でも、家に帰れば自分のことを大切にしてくれる大人が居ますし、基本的には施設の子どもほどは、深く大人を必要とはしていない場合がほとんどです。

 

子ども本人に特性があったりで例外はありますが。。

 

もし、保育所に大人を特に必要としている子どもが居ても、日々の保育の中では大勢いる子ども達の中の1人という意識になりがちではないでしょうか。

 

深く信頼出来る大人を必要としている、基本的な愛着関係が必要な子どもを支援するという経験は、保育士としてとても成長させてくれたり、、

 

子どもの入所施設で働いていた時、これから保育士として活躍される保育実習生さんと話す機会が度々ありました。

 

その中ではみなさん、入所施設での保育は最初のうちは見ていてとても辛そうで、早く帰りたいような様子が見られました。

 

そうでもなかったのかな😓

 

でも、実習期間の2週間ほどが経ち、最終日を迎えると、みなさん子どもたちと別れるのが寂しいとか、とてもいい経験だったと泣きながら話される方が本当に多かったです。

 

現役保育士さんがもし、壁にぶつかっていると感じていたり、スキルを上げたい!とか保育士として何か変えたい!と考えていましたら、月に一回でも、児童養護施設障害のある子どもの入所施設などのボランティア行事のお手伝いなんかをお勧めします。

 

あと、保育実習で行かれた方は、大変な思いをして子ども達の支援をした、施設での経験を時々思い出すというのも、原点に戻れたりして、とてもいいのかもしれませんね。

 

記録や保育日誌があれば、よりリアルに思い出されるかも?!笑

 

今までよりも、愛着関係で躓いている子どもに気付くことが出来たり、より深く子どもに寄り添った、いい保育が出来るようになるかも?!☺

 


※施設の子ども達を使って、保育士のスキルアップをするなんて!とお考えの方も居るかもしれません。でも、施設の子どもたちがどのような想いで、実際どのように生活をしているのかは、外から見ただけではわからないものです。

 

実際に関わって初めて感じるものがありますので、施設の子ども達の生活を知り、少しでも理解している大人を増やしたい!という想いもあります。

 

保護者さんの中には、子育てが上手く出来ない方も居ますし、事故や災害などで、急に保護者や親類が居なくなる子ども達もいます。そのために児童養護施設はとても重要な社会的役割を果たしています。

 

また、特別養子縁組里親制度もありますが、施設養護でもある児童養護施設は社会的には必要がなくなる方向へ向かうのが、本当は子どもの為にはいいことではないかなと思ったりもしています。

なぜ里親・養子縁組制度が日本に普及しないのか? | 日本財団ジャーナル
日本には生みの親と離れて暮らす子どもが約4万5,000人いる。そのうち8割以上が、乳児院や児童養護施設で生活を送っている。

 

あと、保育所と同じく、支援員の待遇は泊りもあり、精神的にもきつい仕事の割にはいいとは言えず、体制もとても余裕があるとは言えず、子どものためにも支援員の方のためにも改善されることを願っています。

 

〈参考〉

児童養護施設最低基準 保育士の体制

0・1歳児 1.6:1
2歳児 2:1
3歳以上幼児 4:1
小学生以上 5.5:1、
(45人以下の施設は更に1人追加)
ここまで【新人保育士のために】児童養護施設の子どもたちとの関わりがお勧めな理由、をお読みいただきありがとうございました。
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