最近は各地に放課後等デイサービスの事業所ができ、利用者さんの選択肢が増えました。
新人保育士の皆さんも、放課後等デイサービスの名前自体は耳にしたことがあるのではないかと思います。
2014年から比べても、2倍以上利用者さんが増えています。
現在、とてもニーズの高い保育の仕事になっていますね!
では、どんな仕事なのかをご紹介いたします!
放デイの仕事内容
大まかなイメージとしましては、学童クラブの障害のある子ども版と思っていただけたらわかりやすいです。
【一日の流れ】
曜日によって違いますが、小中高の下校時間がだいたい13時台と15時台に分かれていることが多く、その時間に合わせて、学校へお迎えに行ったり、施設で療育の準備をしたりいたします。
【平日の一日の予定】
施設到着後、
15時過ぎからの利用の日は本当に時間がないです!
施設到着後、その日の予定を確認したり、はじまりの会や振り返りをする終わりの会をする事業所もありますが、よほど計画的にすごさないとなかなか個別支援計画を進めることも難しくなります。
あと基本的生活習慣のねらいについては、その都度個人の課題として行います(あいさつ、トイレ、片付け、歯磨き、食器洗いなどなど)。
行事を設定している日は本当に時間がありませんが、基本はその日に担当をする利用者に対して、個別支援計画に基づいた支援をするということを優先した方がいいように思います。
その日スタッフが担当する児童を決めておかないと、支援にバラツキがでたり、支援がいつまでも止まってしまったり、利用者との関係性がなかなか深まらなかったりする可能性があります。
あと、土曜日や長期休暇中の過ごし方も別に考える必要があり、果物狩りなど季節の外出行事を入れたり、音楽や体操の専門家を呼んだりするなど、時間がある分、より時間をかけて深い支援が可能です。
【土曜日や夏休みなどの長期休暇の過ごし方】
その前の月から過ごし方や支援の準備をしておくことがとても大切です。休みに入ってしまいますと、準備の時間がほとんどありません。
休みの過ごし方が行き当たりばったりになってしまいますと、事業所ですることがなくなり、支援が進まなかったり、利用者さんや保護者さんの不満に繋がる可能性がありますので、注意が必要です。
事業所も差別化をはかり、習い事の様なプログラムを組み込む所もありますね。
しかし、子ども主体でみると様々なハンディのあるお子さんであったりいたしますので、その利用者さんのニーズを捉える事が大切です。
見た目にアピールして、利用者を集めないといけないのはわかりますが。
赤字ではやっていけませんもんね。
しかし、短期的に利用者さんが集まっても、継続して通いたい!行きたい!と思える場所にならないと、結局は利用者さんは離れてしまいます。
放デイの魅力
放課後等デイサービスによって保護者の方が働けるようになったり、少し気持ちにもゆとりを持てるようになりました。
それまでは、私たちが想像出来ないくらいに、本当に苦労して生活をされていました。
なので、
また、障害のある子どもが放課後等デイサービスという、自宅以外の自分の居場所を見つけ、エネルギーをため、明日からまた学校で頑張る!といういいサイクルを作ることが出来ます。
放課後等デイサービスの運営者の方には、経営の面も大切ですが同時にその様な社会貢献や福祉の意識を持って行って頂けたらと思っています。。
新人保育士の皆さんにとっては、最初は障害のある子どもの支援自体が難しく、研修などを受けて勉強しないといけないこともあり大変かと思いますが、社会貢献の意味でも大きな役割を果たせると思います!!
仕事としての施設選び
私が働き始めた10年ほど前は、まだまだ制度がスタートしたばかりで、施設自体が少なかったのですが、今や各地に設置され、利用者さんが選べる時代になってきました。
それに伴って、様々なタイプの放課後等デイサービスの事業所が設置されています。
働く現場としても、長く働くためにその方針や理念に共感できる事業所を選ぶのがいいと思います。なので、新人保育士さんが働く事業所を選ぶ際には、
もう一つ注意点としましては、
送迎のための運転を要求されることがあるということです!
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