保育士のために

【新人保育士のためのオンライン保育講座】講義7保育士としての子育て支援とは?

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保護者支援 保育士のために

こんにちは。

子どものみかたブログの保育講座の第7回目、保育士としての子育て支援とは?!です。

 

保育士の中には、保護者を相手に子育て支援をするのが苦手という方もいるのかもしれませんね。

 

子育て支援は先輩やベテラン保育士から、直接こうしたらいい!とか細かく教えるのが難しいということもあるのかもしれません。

 

離婚率が高まり、核家族化が進んだ20年ほど前から言われ続けていますが、社会状況が激変している現代社会では、家庭環境も様々になっていますので、

 

子育て支援における保育士の役割は、ますます大きくなっている

 

と思われます。

 

また、年齢が離れていることや自分に子育て経験がないことが、子育てのアドバイスをする時に自信のなさになることがあるかもしれません。

 

しかし、保育士が持つ、保護者と比べてのアドバンテージは、

 

多くの様々なタイプのお子さんを見ていることや、発達に応じた適切な保育が出来る!

という点にあります。

 

そういう専門性を上から目線じゃなく、自然な形で子どものためにという共通の目的を持つ立場でお伝えすることで、納得してもらいやすくなるのではないかと思います。

 

また、ちょっとした怪我やトラブルなど、事ある度に厳しくご意見を頂き、その対応に困るということもあるかもしれません。

 

私が思う、子育て支援において最も理解していただきたいのは、子どもが生まれ、保護者になったからといって、

 

全員が子育てや家事に向いていて、その能力が一定以上あるとは限らない

 

ということです。

 

よく最近SNSなんかでは、育てられないなら子どもを産んではいけない!などと言われたりしますが、保育士としては福祉の視点を持ち、そういった保護者さんの味方でもありたいと思います。

 

大切なのは子どもにとって、どういう子育て支援が必要なのか?

 

ということを考えることだと思っています。

 

不適切な育児しか出来ない保護者を追い込んだところで、その子どもはどうなるのでしょう。

 

必要なことは、保護者のタイプや環境、状況によって違うのかもしれません。

 

子育て支援は今だけじゃなく、場合によっては長い目で見ていくことも必要になることもあります。

 

そういうのってよく考えたら、子どもの保育と同じ視点ですよね☺

子育て支援は私もそうでしたが、みなさんも初めての場合、どうしたらいいのかわからない部分が多くありそうですので、質問も交えて考えていけたらと思います。

 

一般的な子育て支援が難しい場合

一般的な保育士が、子育て支援や保護者の相談に乗る場合、全く手に負えないというケースも中にはあります。

 

どのようなケースかというと、、

虐待をしている場合
離婚の話が出ているなど、夫婦仲が悪化している場合
祖父母や親戚などとの関係性が良くない場合
シングルの場合(経済的に困窮しているなど)
心身の健康にとても不安がある場合
考え方や性格など、タイプ的に育児に向かない方の場合
そもそも、家事育児の能力が足りていない場合

などです。

このような保護者に子育て支援をする場合、上から目線の指導やあまり裏付けのないような助言をしてしまいますと、保護者をよけいに不安にさせたり、子どもの不利益になる可能性がありますので、注意が必要です。

 

ご家庭や保護者自身に課題を抱えている場合は、子育て支援は慎重になる必要があります。

 

そう考えると、自然に一般の保育士が保護者の相談に乗ったり、子育て支援が出来るケースというのは、その逆の、

保護者自身の育ちがある程度良い場合
夫婦仲がある程度良い場合
祖父母や親戚が協力的な場合
経済的にある程度安定している場合
心身ともにある程度健康である場合
子育てに前向きであったり社会性があるなど、タイプ的に育児に向いている場合
家事育児の能力が一定以上ある場合

のような場合と考えられます。

これらの条件をある程度満たしている保護者ですと、保育士の発達についてなどの専門性のある助言を素直に受け止めやすいと考えられ、子育てに関するエンパワメントをするなどの支援がしやすいと考えられます。

 

全て満たしていて、完璧である必要はないのかもしれませんが、チェック出来るものは事前にチェックをしておき、保護者自身の育ちについては、特に重要視する必要があります。保護者自身が虐待を受けていたり、不適切な養育環境にあった場合、子どもを育てる前に、自分の育て直しが必要な場合があるからです。

 

保育士としましては、上記のような困難さがある場合は、あまり無理せずに、専門の相談員や福祉に繋ぐ方が良いでしょう。

 

※保育所で子育て支援をより重要視していくために、保育体制の充実は欠かせないと思います。相談支援の専門職を置くか、せめて何かあったら随時、そして定期的に例えば、2,3か月に一度程度は個別に子育て相談が出来るように改善されることを願っています!

 

保育講座のご案内

子ども主体の保育が出来るようになる講座の記事や動画です!

【子ども主体の保育への道】保育士として主体性を発揮するための10の講義オリエンテーション
子ども主体の保育を実践するための10講座。保育士の主体性を引き出し、子どもたちの成長と発達に寄り添います。保育士が自ら考え、行動することで、より良い保育を実践し、子どもたちの個々のニーズに適切に応える力を身につけます。不適切な保育を予防し、子どもたちの発達に合わせた適切な支援を提供するための道を開拓しています。このブログでは、保育士の皆様にとって有益な情報や実践的なアドバイスをお届けします。一緒に子どもたちの未来を豊かにする保育を築き上げましょう!

 


ここまで【新人保育士のためのオンライン保育講座】講義7保育士としての子育て支援とは?、をお読みいただき誠にありがとうございました。

もしご意見、ご感想などございましたらコメントで頂けますととても嬉しいです!

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