保育士のために

【保育のねらい3歳前半③】3歳前半の運動の発達を活かした保育とは?!

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3歳 保育士のために

こんにちは☺

 

前回は、3歳前半の認知の発達から、保育を考えてみました☺

 

3歳前半の認知の発達は、広く多岐にわたります☺

 

配列や配分、構成、合成、描画、そして手指の巧緻性など、全体的に一段レベルアップするような姿がありました☺

 

【保育のねらい(3歳前半②)】3歳前半の認知の発達から、保育を考えると?!
3歳前半の発達の姿から、保育の内容を考えました。様々な力がつき、多様な経験が積めるようになります。

 

 

今回は、3歳前半の運動の発達を考えます☺

 

皆さんは3歳前半の運動能力って、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

遊具で遊べるようになったり、でんぐり返しが出来るようになったり?!☺

 

それでは早速、3歳前半の運動の発達を確認して、保育を考えましょう!

 

運動の発達の姿

具体的な運動の発達の姿10を確認しましょう☺

 

閉眼による前進、後退、横歩きが出来る
つま先歩き、かかと歩きが出来る
ケンケンやうさぎ跳びに挑戦し始めるがまだ続かない
4輪車、3輪車などの安定した動体をこぐ
左右の手の交互開閉においては、同時開閉が基本になるが、一方だけを見て開閉させることが出来る
動作を音や光に同期させることは難しく、消えた時に把握したりする
鉄棒にぶら下がったり、ジャングルジムを1段上ることが出来る
両手に持ったボールを頭上から投げる
階段の昇降を、手すりを持って1段ずつする。昇降などは自分でしたがり、手伝われることを拒む
マットの上で前方回転する

 

これらの運動の姿が見られるようになります☺

 

特に注目したいのは、目をつぶって歩いたり、かかとやつま先歩きが出来るようになることや、手伝われることを拒むというような姿でしょうか☺

 

これらの姿は、自分の体のイメージを持ったり、バランス感覚を意識したり、また、自己効力感を持つようになるために、とても大切な発達だと思います☺

 

それでは、今回も一つ一つの発達についての保育を考えてみましょう☺

 

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運動の発達から考えられる保育の内容

まず初めの運動の発達の姿、

 

閉眼による前進、後退、横歩きが出来る

という発達から考えられます、保育の内容は、

 

1.「見えない旅行」ゲーム:目をつぶって旅行者となり、保育者は案内役となります。安全を十分に確保した上で、案内役は、旅行者と手をつないで場所を案内し、旅行者はその指示に従って前進、後退、横歩きなどをします。子供たちはロールプレイを楽しめるとともに、指示に従うコミュニケーション能力を身に付けることができます。
2.「抵抗のある場所を歩く」:安全を確保した上で、目をつぶって障害のある場所を歩くと、想像しながら、感覚を使って体をコントロールしたり、バランスを必要とするため、身体能力を鍛えることができます。

 

 

次に、

つま先歩き、かかと歩きが出来る

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

つま先歩きやかかと歩きは、バランス感覚や筋力の発達にもつながっています☺

1,「コースを歩きまわる」:安全を確保した上で、広い場所でつま先歩きとかかと歩きを使って歩く経験を積むことができます。例えば、保育者を追いかける、ゆっくり歩いたり、少し急いだりして、簡単なルールを設けて楽しんでみてください。
2,「リズム遊び」:つま先歩きで4歩進み、かかと歩きで4歩戻るというような簡単なリズムを作ってみてください。

 

 

次に、

ケンケンやうさぎ跳びに挑戦し始めるがまだ続かない

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

3歳前半の子どもたちは、まだケンケンやうさぎ跳びなどの動きが長時間続かないことが多いです。そのため、短い時間でも楽しく取り組めるように工夫することが大切です。安全を確保した上で、例えば、ケンケンやうさぎ跳びを繰り返し行うのではなく、子どもたちに色々な動物の歩き方やジャンプの仕方を体験させることで、楽しみながら体の発達を促進することができます。また、子どもたちが集中できる時間やペースに合わせて、短い時間でも何度も取り組むことで、徐々に継続する力を身につけられるようにサポートすることが大切です。また、子どもにとって新鮮で興味深いものを提供することも、楽しい保育につながります。例えば、室内に障害のあるコースを作って、子どもたちがそれをクリアするために様々な動きをするといった工夫も良いでしょう。そして、失敗しても笑顔で立ち上がり、再びチャレンジすることができる環境を作ることが大切です。

 

 

次に、

4輪車、3輪車などの安定した動体をこぐ

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

3歳前半児が4輪車や3輪車を楽しめるようになると、身体の発達にとって重要な大きな一歩となります。このような安定した動体をこぐことで、足腰の筋力や体幹の安定性を高めることができます。
4輪車や3輪車を走らせる: 安全で平坦な場所や公園などで、自分で運転する体験を楽しめます。友達と一緒に走らせることで、社会性やコミュニケーション能力も発達します。
障害のあるコースを作る: パイロンや段ボール箱、布などを使って障害物コースを作り、その中を4輪車や3輪車で走る遊びが楽しいです。コースを作ることで、空間認識力や創造力も養われます。
追いかけっこ: 保育者と一緒に競争をしたりして遊ぶこともできます。このような競争を通じて、協調性や競争心、ルールを守ることができる能力も育ちます。
絵を描いたり、シールを貼ったりして飾る: 4輪車や3輪車に、お気に入りの絵を描いたり、シールを貼ったりすることで、自己表現力や創造力も養うことができます。

以上のような遊びを通じて、3歳前半児は身体の発達だけでなく、社会性や創造力、自己表現力など、さまざまな能力を育てることができます。

 

 

 

次に、

左右の手の交互開閉においては、同時開閉が基本になるが、一方だけを見て開閉させることが出来る

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

3歳前半の左右の手の交互開閉の発達において、同時開閉から一方だけを見て開閉させることができるようになるという段階があります。このような発達を促す楽しい遊びとしては、以下のようなものが考えられます。
シール遊び: シールを剥がして貼り付けることで、一方の手だけを使うことができます。また、指先を使うため、手先の細かい動きを鍛えることができます。
手を使ったものまね遊び: 様々な動物や乗り物の音や仕草を子どもと一緒に行うことで、左右の手の使い方を交互に変えながら、楽しみながら発達を促すことができます。
積み木遊び: 積み木を使ってタワーを作ったり、形を作ったりすることで、左右の手を交互に使うことができます。また、集中力や空間認識力も養うことができます。
紙飛行機遊び: 保育者が用意した、紙飛行機を作って飛ばすことで、一方の手だけを使うことができます。また、空間認識力や目の運動能力、手先の細かい動きを養うことができます。

以上のような遊びを通じて、3歳前半児は手や指の動きを促し、同時に社会性や創造力、自己表現力など、さまざまな能力を育てることができます。

 

 

次に、

動作を音や光に同期させることは難しく、消えた時に把握したりする

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

手拍子をしたり、音楽に合わせて踊ったりする遊び:リズム感や音楽的感覚を育むことができます。
懐中電灯などの光を使って、それを探し出す遊び:視覚的な注意力や探求心を刺激します。
手拍子や足拍子に合わせて、楽器の音を出したり音を鳴らしたりする遊び:音楽的感覚や手足の協調性を育むことができます。

これらの遊びは、子どもたちにとって刺激的で楽しいだけでなく、身体能力や認知能力の発達にも良い影響を与えます☺

 

次に、

鉄棒にぶら下がったり、ジャングルジムを1段上ることが出来る

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

恐怖を軽減するため、落ちても居たくないように設定をして、

1. 保育者が手を添えたり、補助をしながら鉄棒にぶら下がる練習をする
2. 鉄棒にぶら下がりながら、足で地面に触れたり、ひざを上げて設定した的を蹴ったりする
3. 雲梯のように、鉄棒を移動しながらぶら下がる練習をする
4. 鉄棒にぶら下がった状態で、足でカタカタと音を鳴らす遊びをする            5. 低いジャングルジムを移動してお家ごっこ遊びをする

3歳児はまだ力やバランス感覚が未熟なため、保育者の補助が必要な場合があります。安全に楽しく遊べるよう、保育者の目が行き届いた環境で取り組んでいくことが大切です☺

 

次に、

両手に持ったボールを頭上から投げる

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

3歳前半の子どもたちは、両手にボールを持って頭上から投げることができます。このような遊びは、手と目の協調性や手の力を発達させるとともに、運動能力や集中力を向上させることが期待できます。両手で持てるくらいの大きさの柔らかいボールを下手投げで投げる方が、最初は上手くいくかもしれません。保育者と一緒に行う場合は、投げる距離や高さを調整したり、キャッチするための手の位置や姿勢を指導することで、子どもたちが楽しみながら上達していく遊びになります。また、複数人で行う場合は、ボールを受け渡すことでコミュニケーションを取りながら、協調性やチームワークを育むこともできます☺

 

次に、

階段の昇降を、手すりを持って1段ずつする。昇降などは自分でしたがり、手伝われることを拒む

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

この時期は自分で出来ることに喜びを感じる時期でもあります。そのため、保護者や保育者が手伝おうとすると、拒否反応を示すことがあります😓 このような時期の3歳児にとって、自分で物事をやり遂げることによって、充実感を感じます。階段を自分で1段ずつ昇降したり、自分で服を着たり、自分で靴を履いたりすることが嬉しいと感じます。階段については、ご家庭にない場合も多く、安全を確保して、室内用の低い滑り台や公園などで経験を積むことが大切です。保護者や保育者は、自己主張や自己肯定感を尊重し、できる限り自分でやる機会を与え、まだ失敗や間違うことも多いですが、挑戦出来ることを評価して励まし、受け止めることが大切です。

 

 

最後に、

マットの上で前方回転する

 

という発達から考えられる保育の内容としては、

マットの上で前方回転する遊びは、バランス感覚や身体認識の発達に役立ちます。前方回転することで、自分の身体がどのように動くかを感じ、運動能力や協調性も向上します。保育者と一緒にマットの上に座って、まずは前方に転がってみることから始めることができます。その後、保育者が手を添えたり支えたりしながら、前方回転を行っていくことができます。回転ができるようになったら、保育者と一緒に競争したり、自分で何回回れるかを数えたりするとより楽しくなります。ただし、回転の速度や回数は、個々の子どもの能力に合わせて調整する必要があります。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか☺

 

3歳前半になりますと、認知面とともに、身体の面でも運動機能が全ての面において大きく成長する姿があります☺

 

運動機能の発達の面でも、保育者としましては、様々に経験が積めるように準備したいですね!☺

 

今後の運動機能のベースになる、貴重な時期だと思いますので、思い切り体を使って楽しめるようにしましょう!!

 

 

ここまで、【保育のねらい3歳前半③】3歳前半の運動の発達を活かした保育とは?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました!☺

ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです☺

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!☺

 

 

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