保育士のために

【保育のねらい(運動)】幼児期に運動嫌いになるリスクとは?!

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運動遊び 保育士のために

こんにちは☺

 

いつも子どものみかたブログをお読みいただき、誠にありがとうございます☺

 

今回のお話は、子どもの身体性、つまり運動についてです☺

 

運動というと、体力やスポーツの能力が思い浮かぶと思うのですが、

 

実は、運動や身体性というのは、社会性ととても密接な関係があります☺

 

学習指導要領では、アクティブラーニングの視点から、学ぶ過程の実体験が大切と言われるようになりました☺

 

これも、身体性と関係があると思っています☺

 

それでは、まず運動の効能についてみていきたいと思います☺

 

運動の効能

運動の効能については、幼児期の場合は骨や筋肉、内臓器官など体の成長発達が真っ先に考えられますね☺

 

でも、それ以外にも幼児の運動機能、言い換えますと身体性の発達は、とても重要な役割を果たしています☺

 

各年齢で確認してみますと、

 

1歳児までは、信頼できる大人と身体性を共有することで、安心出来ます☺
2歳児は、他児の存在を感じ、近くに居ると邪魔に感じるようになります😓 他者の身体性を感じながらも、自分のペースで居られることが大切です。
3歳児は、他児と一緒に居たい、場所を共有したいと思い始めます。自分だけの身体性から、他者の身体性へ関心が広がります。ただ、一緒に何かをしたいというよりも、どちらかというと一緒に居たいだけですので、まだ一定の距離感は必要です。

 

この頃までは、自分の身体性が中心で、まだ他者を『人』という認識で、身体性を感じることは難しいかもしれません。

 

4歳児は、共通の楽しみや興味を持つことで、お互いの身体性を抵抗なく近づけることが出来るようになります☺  仲間意識が生まれるということですね。
5歳児は、自分と相手の身体性を同調させ、心地いい距離間で遊べるようになります。相手の身体性に合わせようとすることが出来るようになります☺
6歳児は、自分と相手の身体性を理解し、それを受け入れたり、調整することが出来るようになります☺ 自分の身体性を理解することで、自己知覚が出来るようになります。幼児期の身体性の発達のゴールともいうべき姿です☺

 

自分や相手の身体性を理解したり、受け入れることが出来るようになって、社会性が伸びていきます☺

 

このように見ていきますと、自分の身体を理解することと、相手の身体を理解することは、社会性に繋がっていることがわかりますね☺

 

 

それでは、次に身体性の理解と遊びについて考えてみたいと思います☺

 

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身体性と遊び

遊びは子どもの成長発達において重要な役割を果たします☺

 

それを、身体性の発達と社会性の発達の関連性から、具体的に考えてみたいと思います☺

 

1. 身体的な遊びと協調性:
子どもたちは、身体を使って遊ぶことで運動能力を向上させます。例えば、走る、跳ぶ、登る、ボールを投げるなどの活動は、子どもの筋力やバランス感覚を発展させます。これらの身体的な遊びはグループで行われることも多く、友達と一緒に遊ぶことで協調性が養われます。5歳以降になりますと、チームプレイのように、他の子供たちと連携して目標を達成する経験は、社会性の発達にプラスとなります。
2. ロールプレイやフィクションの遊びと共感力:
子どもたちは、フィクションの世界でロールプレイをすることで、想像力や創造性を育みます。4歳の子どもたちの他のキャラクターの立場になりきる経験は、共感力を高め、他者の感情を理解する力を促進します。友達と一緒にロールプレイをすることで、役割分担やコミュニケーションの重要性を学びます。
3. 知育玩具やパズルと協力・共同作業:
知育玩具やパズルは論理的思考や問題解決能力を発展させます。友達と一緒にパズルを解いたり、ブロックを一緒に組み立てたりすることで、協力して課題に取り組むスキルが向上します。互いに意見を出し合い、協力して目標を達成する過程で、社会性が培われます。これらの遊びも、頭だけではなく、目や手、指など、そして体も動かしながら遊ぶことで、社会性が発達します。
4. ままごとやティーパーティーとコミュニケーション:
ままごとやティーパーティーのような遊びは、子どもたちが役割を演じることでコミュニケーション能力を発展させます。大人や他の子どもたちとの会話や相手の意見を尊重する姿勢を学ぶことができます。また、5歳以降になりますと、役割分担やルールの設定によって、協力とリーダーシップの意識が育まれます。

 

遊びを通じて、身体的な成長と社会的なスキルが同時に発達していくので、保育者としましては、子どもたちにとって楽しく学びながら、健全な発達が促進されるようにサポートしたいです☺

 

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まとめ

いかがだったでしょうか☺

 

子どもの身体性の発達は、単に運動能力やスポーツ、体力作りというだけではなく、社会性の発達ととても密接な関係があるとわかります☺

 

そう考えますと、幼児期にすでに運動が嫌い!というのは、子どもにとってとても不利益であると考えらえます。

 

運動をすることで、自分や他者の身体性を理解することが出来ますし、それが社会性にも繋がると考えますと、

 

運動は、上手いとか下手の能力の問題ではなくて、

 

上手くなくても、レベルに関係なく楽しめる!

 

ということが、とても重要になります☺

 

運動の取り組みをする際は、

 

『失敗しても気にしなくていいよ!』
『友達の失敗を笑わない!』
『(レベルに関係なく)思いきり楽しもう!』

 

というような声掛けはしたいですね☺

 

幼児期の運動の取り組みは、個人差もありますし、上手い下手よりも、楽しんでいることが重要ですので、個々に合わせてレベルを調整し、成功体験を積み、失敗を気にせずみんなが運動を楽しめるようにサポートしたいですね☺☺

 

 

〈子どもが運動に困っている時の支援方法〉

運動に困っている時 | (子どもが困らない世界)ここま
子どもが運動をするのに困っている時の支援方法を集めています。

 

 

最後まで【保育のねらい(運動)】幼児期に運動嫌いになるリスクとは?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました🙌

もし、ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいです☺

 

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