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【保育のねらい(個別性)】どんな時も個別に取り出す保育は不適切な保育になる?!

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こんにちは☺

連日暑い日が続きますが、体調などいかがでしょうか💦

いつも子どものみかたブログをお読みいただきまして、ありがとうございます!!

 

今回のテーマは、『個別支援』についてです☺

 

最近、子どもを集団から取り出し『個別支援』をすることは、不適切な保育と評価されたりするということを耳にしました😓

 

これは本当なのか?!

 

私は日ごろから、保育において個人差や強めの個性がある子どもも居て、全体的に個別の支援が足りていない!と感じていましたので、とても気になりましたので、発達の視点から、私なりに考えてみたいと思います☺

 

それぞれの発達段階

この問題を考える前に、集団から個別に取り出すということは、常に『集団ありき』であるということも言えますが、

 

そのこと自体は問題ではないのでしょうか?!

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それはさておき、、(重大な問題ですが😨)

 

例えば、2歳児までの発達を考えると、どうでしょうか?!

 

2歳児の個別支援

2歳までは、信頼できる大人との関係性の元、様々な経験ややり取りを積み重ね、成長発達していきます☺

 

友達との関わりは、そこまで重要ではない時期と言えます😓

 

むしろ、思い通りにしたい!自分のペースを崩されたくない!という想いが強く、

 

邪魔に感じたり、敵に感じることさえあります😓

 

例えば2歳児では、それで叩いてしまったり、髪を引っ張ったり、時には嚙みついたりしてしまいます!

 

でもそれは、自分を守るためであったり、不安の解消であったり、まだ気持ちを言語化して表現するのが難しい時期であることが影響しています。

 

ですので、例えば何かあった時に6人居るところから、一人取り出して個別に対応することは有効だと考えられます。

 

トラブルがあった時に、個別に別の部屋などで支援することで、情緒が安定し、安心出来て、気持ちを切り替えることが出来ます☺

 

なので、相手の気持ちや存在をあまり意識していない2歳までは、何かあった時の個別支援は、信頼できる大人との関係性を維持する上でも、とても有効で、むしろ必要だと考えます☺

 

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3歳児の個別支援

3歳になると、友達と一緒に居たい気持ちが芽生え始めます!

 

この発達は、個別支援をする上で要注意になります。

 

ただ、一緒に居たいと言っても、場所を共有したい!友達の真似っこをしたい!という気持ちからであって、場所は一緒にしたいけど、積極的に絡むことはまだ少なく、それぞれ別々の遊びをしていても、全く気にしていなかったりします。

 

また、まだ思い通りにならないと情緒が崩れたりします😓

 

そして、言葉が急激に増える時期ですが、言葉の意味を全て理解しているとは限りません。

 

ですので、言葉による説明や説得が、わからないことがあります。

 

なので、友達とトラブルになったりした時には、情緒を立て直すことが大切です☺

 

どのような方法が必要かというと、気持ちを逸らす、違うことに意識を向けると、ふっと切り替わったりします☺

 

そんな3歳児の姿はとても可愛かったりしますが☺、

 

言葉で説得するよりも、この気持ちが切り替わるということがとても重要な時期です!

 

ですので情緒が崩れた場合は、言葉でも伝えながら一旦一時的に取り出し、興味を向けられるようなことで個別に支援したりして、気持ちを立て直し、また戻ってくるというような支援がとても有効になります。

 

一時的にということがポイントになると思います!

 

4歳児の個別支援

4歳になるとさらに仲間意識が出始めます☺

 

これは社会性の発達にとって、とても重要な発達ですので、この時期にぜひ伸ばしてあげたいものですが、

 

なので、無理に個別に引き離すと、不適切になる可能性が出てきます😓

 

仲間意識があり、みんなと一緒に居たい気持ちがあるのに、例えば20人の中から取り出して支援すると、子どもは場合によっては懲罰的なことをされたと受け取りかねません。

 

でも、4歳児というのは、自己主張や自己表現が強くなる時期ですので、お互いにぶつかる時期です!

 

それ自体が発達段階と言えますので、当然ぶつかりますし、そのこと自体はあまり問題ではないです😨

 

2歳児もそうですが、このいい意味でぶつからせてあげることは、相手の事を意識したり、理解したりする社会性の発達にとってとても重要です!

 

自分の主体性は発揮しながら、自己主張の方法を学び、ぶつかることで相手の気持ちや考えに触れることになります。このような体験の積み重ねで、内発的な社会性が育っていきます。

 

大人に仲良くしなさい!と言われて無理やりするような、受け身ではなく、です!

 

また、4歳児は言葉の理解も進みますので、説得や説明が有効になります☺

 

ですので、友達とトラブルなどが起きた場合、よく説得や説明をしてから、こちらも一時的に個別支援をするということが有効になる場合があります。

 

本人の納得の上、別の部屋などで一時的に過ごすことで切り替わり、また元の部屋に戻って過ごすということが可能になります☺

 

4歳児の個別支援は、説得や納得ということが鍵になると思います☺

 

5歳児の個別支援

5歳児になると、大人と居るよりも友達と居た方が楽しいと感じるようになっていきます☺

 

そうなりますと、さらに個別支援が懲罰的に受け取られかねません😨

 

ですので、何かあった時に個別支援をする時には、かなり注意する必要があります。

 

可能な限り、気持ちを調整出来るようにするために、その場での説得や説明が好ましいと思います☺

 

もしくは、やや離れたところに関係する子どもだけを呼び、話をするということでもいいと思います☺

 

5歳児になって、説明や説得が有効ではない場合、発達的な視点などから、別の支援が必要な可能性があると思います。

 

6歳児の個別支援

相手の気持ちや自分と友達の違いや差について理解し、自己知覚が進み、多元的な物事の見方が出来るようになる、6歳になりますと、何かあった時には、その場でその理由や背景まで詳しく説明することが有効になります☺

 

どのような原因で、状況で、背景で、気持ちがあってというようなですね☺

 

逆に言いますと、何かあった時には簡単に済ませずに、言葉で説明を尽くすほど、理解も進むということになります☺

 

まとめ

いかがだったでしょうか☺

 

それぞれの発達段階での個別支援の有効性を考えてみましたが、

 

個別支援が不適切な保育になり得るのは、状況や発達年齢にも寄るかなと思います☺

 

個人差や生まれ月に違いにも十分に注意する必要があると思いますし、発達の偏りという視点も持っていると、より安全に保育が出来ると思います☺

 

それを一律に不適切な保育にするというのは、科学的ではないと思います。

 

児童福祉施設最低基準の保育士の配置基準が、ワンオペであるということに利用されないようにしたいですね。

 

ワンオペである限り、個別に取り出すことは不可能ですので、それを不適切としておく方が都合がいいのかな?!と思ったりしましたが、どうなのでしょうね、、😨

 

私が不適切な保育とするなら『発達年齢が4歳以降の子どもに対して、本人の了解なく個別に保育をすること』という感じでしょうか。

 

でも、不適切な保育の基準がもしそうであっても、実際は保育士としての専門性や主体性を発揮して、本当に子どもにとって有効な保育をすればいい!ということだと思います☺

 

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最後まで【保育のねらい(個別性)】どんな時も個別に取り出す保育は不適切な保育になる?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました🐹

もしご意見、ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、今後のモチベーションになり、とても嬉しいです☺

 

 

 

 

 

 

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