保育所改革

【保育のニュース】子ども主体の保育は、実際どのくらい実施されている?!

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子どもの主体性 保育所改革

こんにちは☺ 子どもと保育士の味方の子どものみかたブログです!

 

学習指導要領でも、子どもが主体的に学べることの重要性が指摘されるようになり、それに伴い、保育所保育指針でも、同じく子ども主体の保育が推奨されています☺

 

〈保育所保育指針改編の背景〉

【保育のねらい(保育所保育指針)】2018年に保育所保育指針が改編された背景とは?
2018年に改編された保育所保育指針について、その背景を考えてみました。

 

 

では、保育の根拠から国が進めようとしている『子ども主体の保育』というのは、実際にはどのくらい実施されているのでしょうか?!

 

その実態を表す記事がありましたので、ご紹介いたします☺

 

子ども主体の保育実施園の割合

最近の調査(2023年1~2月、全国の1062の保育園・幼稚園・こども園から有効回答)によると、

 

「子ども主体の保育」について「重要である」と考える園は99.7%と、ほぼ全園に上ることがわかりました☺

 

「子ども主体の保育」は、ほぼ全園が重要と認識も実現は2割にとどまる | 東洋経済education×ICT
2017年3月に「保育所保育指針」など子ども関連の3法令が改正され、「子ども主体」の保育の重要性がうたわれて5年が経過した。これに伴い行われたベネッセコーポレーションと玉川大学の大豆生田啓友教授・岩田恵子…

 

『もっと子ども主体を実現したい!』と考えている保育所や幼稚園、子ども園も多く存在しました☺

 

しかし、実現できている園は、2割程度にしか存在しないこともわかりました😓

 

〈わがままと主体性の違いとは?!〉

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子ども主体を実施していない園

子ども主体の保育を実施していない園の実態は?!というと、

 

「集団としての自主性を尊重」(26.6%)、「”子ども主体”へ試行錯誤中」(30.6%)、「集団としての指導を重視」(20.6%

 

となっています。

 

子ども主体へ移行中でもなく、集団ありきという園が、ほぼ半数近くの割合で存在します😓

 

「一人ひとり」ではなく「集団としての活動」を重視しており、統制的な関わりや一斉活動が多く、「あらかじめ決めた計画どおりに活動する」傾向が強いそうです。

 

また、調査からは「子ども主体」でない園は、職員の採用や離職という問題も抱えやすく、保育の継続性や職員体制が整わないことから、安全リスクへの課題があることも示唆されました😓

 

この子ども主体ではない園は保育士が定着しないというのは、働き方や保育士として学んだことを、活かせないため、園の方針に納得が出来ない!ということが理由だと考えられます😓

 

入れ替わりが激しいということは、常時現場や子どものことを深く理解している保育士が、居ないということになり、保育での危険のリスクが高まります😨

 

そのような園は、ずっと以前からの慣習や昔からの思い込みによる保育をする、影響力の強い保育士や責任者、運営者が存在していると推測されます。(もしくは、新しめの園では、知識や経験の少ない保育者や運営者が中心になっているのかもしれません)

 

幼稚園教育要領や保育所保育指針などがあっても、保育の原理原則などに全く影響されず、独自の保育をしているようです😓

 

そのような園は今後も、不適切な保育の調査結果から、ガイドラインなどが出来たとしても、あまり影響を受けず、これまで通りに独自の保育をされる可能性が高いのではないでしょうか。

 

〈もし、主体性が育たないまま大人になったとしたら〉

【保育のねらい(主体性)】もし、主体性を持たない人に育ったらどうなる?!
子どもの主体性について、考えてみました。主体性が育たない場合のリスクは、とても高いと思います。

 

子ども主体の保育をしない理由

私は、根拠を持って子ども主体の保育をした方がいい!と周りから言われても、それでも子ども主体の保育をしない理由は、

 

社会に出たら集団適応出来ないと、生きていけない!という意識が、とても根強いからではないかと思ったりします😓

 

それはその通りなのですが、子どもの発達には順序があって、いずれ社会性が発達して、集団適応出来るようになるのに、幼児期の早い段階で急いでしまい、そのような園では、子どもの主体性が伸びる前に集団適応を重要視してしまう、ということがあるのではないでしょうか。

 

他には、ベテラン保育士の中には、長年やってきたやり方をガラッと変えるのは、プライドが許さない!という方も居るのかもしれませんが、、😓

 

子ども主体の保育を実現するためには

「子ども主体」の保育を実現するためは、「園の教育方針」に加えて、「計画の柔軟性」、「記録」、「保育者の様子」が重要であることが調査で明らかになりました。

 

わかりやすくいうと、

園全体の方針が職員一人一人に伝わっているか
指導案などで計画を一度立てても、子どものその日の実態に合わせて、臨機応変に保育が出来る柔軟性があるか
振り返りや記録を活かせているか
保育者自身に余裕や前向きな雰囲気があって、子どもに接しているのか

 

これらが重要だと思われます☺

 

これらのことが実践可能な保育体制や働き方が必要だということでしょうね😓

 

管理職含めて、子ども主体の保育のために必要なスキルを、教えられる人材の育成が必要ですし、前向きに子どもに接するには、もっと保育士に心身ともに余裕が必要ということではないでしょうか。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか☺

 

子ども主体が大事とわかっていても、それが実践されている園は2割程度にとどまることがわかりました😓

 

その理由は様々にあると思いますが、個々の保育士にその余裕が無いということも、かなり影響しているのではないかと思われます。

 

また、『子ども主体の保育』が実践されている園でも、保育士の働き方はどのようなものなのでしょうか?!

 

日々の記録に時間をかけ、それを活かすために打ち合わせや振り返り、相談にも時間をかけ、ということになりますと、1日の勤務時間内に収めることは、とても難しいのではないでしょうか?!

 

子ども主体の保育が、長時間に渡る、無報酬の労働の賜物だとしたら、それはそれで問題があると思います😓

 

 

〈今の保育所のサービス残業の実態調査からわかること〉

【保育所の課題】今の保育所を回すには、保育士のタダ働き(無報酬の労働)は、どのくらい必要?!
保育士のタダ働きの問題について、考えてみました。実際、どのくらい無報酬の労働があるのでしょうか?!

 

 

今の保育体制の基準で、保育士が労働基準法や契約書を守りながら、個々の主体性を大事にした保育となりますと、相当な努力とスキルが求められると思います。

ごく平均的な保育士の力では、なかなか難しいのではないでしょうか。

私のような、、😓

 

そのような、とても高いハードルが要求される今の保育現場は、子どもたちにとって相当なリスクがあると思いますが、いかがでしょうか😓

 

 

最後まで【保育のニュース】子ども主体の保育は、実際どのくらい実施されている?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました🙌

もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです☺

 

 

〈子ども主体の保育の参考に 子どもが困らないための保育 ここま〉

子どもの支援方法 | ここま(子どもが困らない世界)
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