保育士のために

【保育のねらい(6歳④社会性)】就学を迎える幼児期の集大成!6歳の社会性の発達を活かすには?!前編

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6歳の社会性 保育士のために

こんにちは☺ 子どもの味方を増やしたい!子どものみかたブログです!!

 

今回は、いよいよ発達シリーズの最終回、6歳の社会性の発達についてです!

就学前後の6歳の社会性というと、皆さんはどのような姿を思い浮かべるでしょうか?!

 

例えば、

友達だけで新しい世界に飛び出したり、落ち込んでも他者の受容と励ましで立ち直ったりでしょうか?!

 

まだまだ他にも素敵な発達の姿がありそうです。

それでは、幼児期に目指すべき集大成とも言える、6歳の社会性の発達の姿を確認しましょう☺

 

6歳の社会性の発達の姿

6歳の社会性の発達の姿です。

(前編)

興味の中心は家庭生活から集団生活に移り、同世代との同一視が始まり、新しい目的性の強い遊びの種類や量や時間、友達が増えて子ども同士で第3の世界に繰り出し、役割遊びをし、ルールに基づく役割の交代をする 勝ち負けのチーム遊びをする 競争や口喧嘩が増えるが、互いの主張を聴き、ルールに基づく判断が育つ 貸し借りが出来る
レジャーシート、椅子などの家具や箱、積み木などをたくさん集めて、部屋を作って遊ぶ 地球儀に興味を持ち、プラモデルやゲームなどでも遊ぶ
語り聞かせに非常に興味を持ち、良い主人公の行動に感情移入をし、どんでんがえしの面白さがわかる また、絵本や紙芝居などの視覚的教材があると、イメージが広がる 物理的な事物よりも、生物に対する相貌的知覚が増える
家族や離れている親しい人に、メモ、手紙を書く 紙芝居や絵本を作る、作品に姓名『つづく』『終わり』などを書く 日常の静物や人の形を描き、間のやりとりを現そうとし、言葉を添える
年間行事に合わせて、役割を分担し、協力してやりとげることに喜びを持ち、次第にしっかりしてくる
自分の中の『ジブン』を捉え、自己紹介で多面的、多価的な認識をするとともに、他者にもそれができ、相手の中の『ジブン』を捉え、頼まれると『ジブンでしたら』などと言う ふざけておどかし、汚い言葉使いをする
近所の年齢の小さい友達や弟妹に、自分の経験をもとに身振り手振りをまぜつつ、言葉で教え、導く
簡単な傷の手当て、お茶をいれる、パンを焼いてバターを塗る、ミルクを冷ますなど、日常生活の中でしてもらったことや見慣れていることを進んで行う 家族や来客に合わせて食器などを取り出す
(後編)
運動会で、相手に『負けろ!』コールをおくる 言葉集め、なぞなぞ、しりとり、真似をさせてのどんでん返し、替え歌、騙しっこ、嘘っこなどを言って遊ぶ
みんなで行動し、失敗しても泣いても、先生や友達に理由を辿ってもらい、受容と励ましがあると納得する こらえ泣き、悔し泣き、隠れ泣き、嘘泣きが出来る
ルールに従って乗り物に乗ったり、交通信号がわかり右側通行を守る 通園以外の道順が言える
子ども同士の話は全て理解でき、内緒話もする 語彙は概念化が進みつつ3000語になり、話し言葉の文の長さは平均6語になり、基本文法が完成し、変化をとらえて流暢に話し、幼児語を使わなくなる 舌に力が入り上が凹型になる
読み、書き、算を学ぶことに興味を持ち、ひらがな絵本を読み、名前をひらがなで書き、学校へ行くことに強い向上への期待を持つ 共同制作ができ、目標やルールを教える営みが身についてくる
3次元的に厳密な比較をする 空間的、時間的、価値的な3次元が確実になり、自由度が豊富になり、群性化する 時間で言えば、1時間単位で時刻がわかり、曜日が言える 昨日、今日、明日や今年や去年など、時間単位も群性化する 生、死や父母の年齢に興味を持つ
真心が目覚め、内的なルールを持ち、自発的な学習をし、約束を守ろうとする 相手の気持ちを察してあげることが出来る

 

というような姿が見られるようになります。

 

凄いですね!

 

(運動会で相手に『負けろ!』コールを送ることについては、保育者としましては、少し注意が必要な姿ですが、後編でお話したいと思います。)

 

これらのような社会性の発達の姿を3歳児や4歳児に要求してはいないでしょうか?!

 

保育士としては、急がず慌てずに、6歳頃に出来ることを目指して、子どもに必要な経験や支援を積み重ね、子どものまっすぐな発達をいかんなく発揮出来ることを保障することが重要です。

 

あまりにも子どもの持っている力に合わない社会性を要求することで、自己否定を植え付けられ、後々逆に社会性が歪んてしまうことがありますので、注意が必要です。

 

それでは、これらの幼児期の集大成とも言える、6歳の社会性の発達を活かした保育というのはどのようなものなのか、考えてみたいと思います☺

 

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6歳児の社会性を活かす保育

それでは、6歳児の社会性の発達から、保育を考えてみたいと思います!

 

まず最初の発達の姿ですが、

興味の中心は家庭生活から集団生活に移り、同世代との同一視が始まり、新しい目的性の強い遊びの種類や量や時間、友達が増えて子ども同士で第3の世界に繰り出し、役割遊びをし、ルールに基づく役割の交代をする 勝ち負けのチーム遊びをする 競争や口喧嘩が増えるが、互いの主張を聴き、ルールに基づく判断が育つ 貸し借りが出来る

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

今日は6歳の社会性の発達とその発達を活かした保育について話しましょう。皆さん、友達と一緒に遊ぶのが好きですか?

生徒:もちろん!友達と遊ぶのは楽しいです!

そうだね!6歳の子供たちは、家庭から集団生活に興味を持ち始めます。友達が増えると、新しい遊びの種類や量も増えます。

生徒:具体的にどんな保育が大切なんですか?

役割遊びやチーム遊びを通じて、子供たちは協力や責任感を学びます。役割の交代をすることで、柔軟性や思いやりも身につきます。

生徒:役割遊びってどんなことをするんですか?

例えば、お医者さんやお店の店員など、さまざまな役割を演じます。その役割に応じて行動し、仲間と協力して楽しみます。

生徒:競争や口喧嘩が増えることもあるんですか?

そうだね、競争や口喧嘩も成長の一部だけど、大切なのは互いの主張を聴くことやルールに基づく判断を育むことです。

生徒:友達と一緒に遊ぶことで、たくさんのことを学べるんですね!

その通りです!友達との関係を大切にしながら、楽しく成長していくことをサポートしましょう。

 

次に、

レジャーシート、椅子などの家具や箱、積み木などをたくさん集めて、部屋を作って遊ぶ 地球儀に興味を持ち、プラモデルやゲームなどでも遊ぶ

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

次に、子供たちの成長について考えてみましょう。6歳の子供が自分からレジャーシートや家具、箱、積み木などを集めて部屋を作り、地球儀に興味を持ち、プラモデルやゲームで遊ぶようになることは、彼らの成長を示す素晴らしい兆候です。

生徒:先生、子供たちが自発的に自分の遊び場を作り、興味を持つ活動をすることが、彼らの自主性や好奇心を伸ばすことに繋がるんですね。

そうです。地球儀やプラモデル、ゲームを通じて遊ぶことは、彼らの認知的な興味や社会的スキルの発展に役立ちます。彼らが自分の興味や関心に合った遊びを通じて学び、成長する様子を見ることはとても喜ばしいことです。

生徒:子供たちの成長に関わることができることが、とてもやりがいを感じます。これからも彼らの成長をサポートしていきたいと思います。

そうですね。子供たちの未来のために、私たちが出来ることを考えましょう。彼らが健やかに成長し、自分の可能性を広げられるように、一緒にサポートしていきましょう。

 

次に、

語り聞かせに非常に興味を持ち、良い主人公の行動に感情移入をし、どんでんがえしの面白さがわかる また、絵本や紙芝居などの視覚的教材があると、イメージが広がる 物理的な事物よりも、生物に対する相貌的知覚が増える

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

皆さん、次は6歳の子供たちの興味や感情、そして成長について話し合いましょう。子供たちは語り聞かせに非常に興味を持ち、良い主人公の行動に感情移入し、どんでんがえしの面白さを理解することができるんですよ。

生徒:先生、語り聞かせは子供たちの想像力を刺激してくれるし、良い主人公に感情移入することで、彼らの感情や共感力も育まれますよね。

生徒2:そうですね。私は、絵本や紙芝居などの視覚的教材を使うと、子供たちのイメージが広がると思います。物語の世界をリアルに想像することができるんです。

それだけでなく、視覚的教材を通じて、子供たちの生物に対する相貌的知覚も増えます。彼らが生き物に興味を持ち、環境への関心や理解が深まることが期待できますね。

ここで、相貌的知覚を説明しておきましょう。幼児の時期によく見られる特徴で、物や自然を見て、それらに人のような表情や感情があるかのように捉えることです。例えば、木の枝が顔のように見えたり、雲が笑っているように見えたりすることがあります。なぜそう感じるのかというと、幼児は自分と他者の区別がまだ明確でないため、自分の感情や内面を他のものにも投影してしまうことがあるんです。そのため、生き物でないものにも感情や表情を見出してしまうのです。これが相貌的知覚と呼ばれるものです。

生徒:なるほど。それで小学校1年生の子どもは、あんなに素敵な詩を書いたり出来るんですね!先生、子供たちの成長に寄り添いながら、彼らの興味や感情を大切に育てていくことが大切ですね。

その通りです。子供たちは語り聞かせや視覚的教材を通じて感情や想像力を育み、相貌的知覚を発展させています。私たちは彼らの成長を支えるために、個々の興味やニーズを理解し、適切な支援を提供していくことが重要です。

 

 

次に、

家族や離れている親しい人に、メモ、手紙を書く 紙芝居や絵本を作る、作品に姓名『つづく』『終わり』などを書く 日常の静物や人の形を描き、間のやりとりを現そうとし、言葉を添える

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

みなさん、今日は6歳の子供たちの社会性の発達について考えてみましょう。彼らは家族や離れている親しい人に手紙やメモを書いたり、紙芝居や絵本を作ったりすることで、自分の思いや感情を表現するようになります。

生徒:先生、手紙やメモってどうして大事なんですか?自分の気持ちを伝えるために書くんですか?

生徒:そうですね、手紙やメモを書くことで、自分の思いを文字にすることができます。そして、それを親しい人や友達に伝えることで、コミュニケーションを取る練習ができるんですよね。

その通りです。また、紙芝居や絵本を作ることで、子供たちは自分の想像力を活かしてストーリーを作ることができます。作品に「つづく」や「終わり」を書いたり、姓名を書くことで、自分の作品に自信を持つことができますよ。

生徒:絵本を作るのって楽しそうですね!でも、どうやってストーリーを考えればいいんですか?

生徒:子供たちは日常の静物や人の形を描くことで、自分の周りの環境や人々との関わりを表現しようとします。そして、その間のやりとりを現そうとして、言葉を添えるんですよ。

最後に、子供たちの成長には個人差や子どものタイプの違いがあることを忘れてはいけません。同じ年長でも、それぞれの子供たちが異なるペースで成長し、異なる興味や才能を持っています。

生徒:確かに、みんな違ってみんないいんですよね!だから、子供たち一人一人の特徴や個性を理解して、それぞれのペースに合わせてサポートすることが大切なんですね。

生徒:そうですね。子供たちが自分自身を受け入れ、自分らしく成長できるように、私たちも柔軟に対応していきましょう。

正にその通りです。子供たちが自信を持って表現し、成長できるように、私たちの支援が必要な時には、いつでも手を差し伸べることが大切です。

 

次に、

年間行事に合わせて、役割を分担し、協力してやりとげることに喜びを持ち、次第にしっかりしてくる

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

次は6歳の子供たちは、年間行事に合わせて、役割を分担し、協力して活動することで、喜びを感じるようになることを考えてみましょう。

生徒:先生、年間行事って、どんな活動をするんですか?どんな役割があるんですか?

生徒:例えば、クリスマス会や運動会、お誕生日会など、様々な行事があります。子供たちはその行事ごとに、準備や演技などの役割を分担し、一つの目標に向かって協力します。

そうです。彼らがチームワークを発揮し、目標を達成する喜びを感じることで、自信をつけることができます。

生徒:先生、でも、役割分担って、みんながやりたいことができるんですか?

個々の興味や能力に合わせて、役割を決めることが大切です。みんなが楽しみながら、自分の得意なことを活かして、協力して行動できるよう工夫しましょう。

 

次に、

自分の中の『ジブン』を捉え、自己紹介で多面的、多価的な認識をするとともに、他者にもそれができ、相手の中の『ジブン』を捉え、頼まれると『ジブンでしたら』などと言う ふざけておどかし、汚い言葉使いをする

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

みなさん、次は6歳の子供たちが自分の中の『ジブン』を捉え、自己紹介で多面的、多価的な認識をすることができるようになるお話です。また、他者にも同じような認識を持ち、相手の中の『ジブン』を捉えることができるようになります。

生徒:先生、その『ジブン』って何ですか?

生徒:『ジブン』とは、自分自身のことや自己認識のことを指します。自分が誰であり、どんな性格や興味を持っているのかを理解することではないでしょうか。

そうです。彼らは他者の中の『ジブン』も理解し、相手の視点や感情を考えることができます。また、一つの発達として、ふざけたりおどかしたりすることもありますが、それを通して友達との関係を築くことができます。

生徒:先生、汚い言葉使いをするのはよくないですよね?

生徒:そうですよね、6歳の子どもたちには刺激的に感じる言葉でも、使うべきではない言葉を使うことは失礼です。私たち大人も、子どもたちのモデルとなれるようにお互いを尊重し、礼儀正しく接することが大切です。

正にその通りです。保育者としましては、子どもたちが成長する過程で、お互いを尊重し、優しさと思いやりを持って接することが出来るようにサポートしましょう。

 

次に、

近所の年齢の小さい友達や弟妹に、自分の経験をもとに身振り手振りをまぜつつ、言葉で教え、導く

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

次に、6歳の子供たちは、近所の年齢の小さい友達や弟妹に、自分の経験をもとに身振り手振りを交えながら、言葉で教え、導くことができることについてお話ししましょう。

生徒:先生、でもどうして言葉だけじゃなくて身振り手振りも使うんですか?

生徒:身振り手振りを交えることで、相手により分かりやすく伝えることができます。言葉だけでは伝えきれないことも、身振り手振りで補うことができるのではないでしょうか。

その通りです。子供たちは自分の経験を通して、他の子供たちや弟妹に導くことで、自己肯定感や責任感を育むことができます。

生徒:先生、でも友達や弟妹に教えるのって難しいですよね?

生徒:そうですね、でもちょっとずつ教えることで、相手が理解できるようになることもあります。それに、教えることで自分も学ぶことがあるんですよね。

とても大切なことですね。教えることと学ぶことは相互に関連しています。子供たちがお互いに助け合い、成長していく姿を見るのは素晴らしいですね。

 

最後に、

簡単な傷の手当て、お茶をいれる、パンを焼いてバターを塗る、ミルクを冷ますなど、日常生活の中でしてもらったことや見慣れていることを進んで行う 家族や来客に合わせて食器などを取り出す

という社会性の発達を目的にした保育のねらいと内容ですが、

 

次が前編の最後の発達になります。6歳の子供たちは、簡単な傷の手当てやお茶をいれる、パンを焼いてバターを塗る、ミルクを冷ますなど、日常生活の中でしてもらったり見慣れていることを進んで行うことができます。また、家族や来客に合わせて食器などを取り出すこともできます。

生徒:先生、なんで子供たちはそんなことができるんですか?

生徒:子供たちは日常の中で親や家族がやっていることを見て学んでいます。それを自分もやってみたいと思うんですよ。

その通りです。彼らは大人の行動を観察し、模倣することで様々なことを学んでいます。そして、それを通して自己肯定感や自己効力感を育んでいくのです。

生徒:先生、でも時々失敗することもあるんですよね?

生徒:そうですね、失敗も成功の一部です。失敗したときこそ、どうすればよかったかを考えることが大切です。それが成長に繋がるのではないでしょうか。

その通りです。失敗から学ぶことも大切な成長の一部ですね。子供たちは少しずつ自立していく姿を見守りながら、サポートしていきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

6歳の子どもは、知らない世界へ友達と共に駆け出し、自己表現を広げながら、多角的な物ごとの認識を深めていきます。

 

これらの素晴らしい幼児期の集大成ともいえるような社会性の発達は、5歳までのまっすぐな成長発達があってこその姿です!

 

5歳までの日々コツコツと少しずつ積みあげた成果なのです!

 

ですので、子供の発達やニーズに合った支援を積み重ね、成長発達を急がせることなく保育がしたいですね☺

 

保育者としては、個人差には特に注意しながら、幼児期から脱し、就学を迎え、自分の足を地につけ歩みだす、6歳の子どもをしっかりと支えるようにしましょう!


 

最後まで【保育のねらい(6歳④社会性)】就学を迎える幼児期の集大成!6歳の社会性の発達を活かすには?!前編をお読みいただき、ありがとうございました! もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいです☺

 

【追記】

1歳後半から始まりました、発達を活かす保育を考えるシリーズもようやくゴールが見えてきました🙌

当初の予定では、とっくにゴールしていないといけないのですが、私の力不足で、、

でもでも、3月中になんとか間に合いそうで、良かったかな?!😓

 

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