保育士のために

【保育のねらい(子育て支援)】保育はサービス業なのか?

広告
子育て支援 保育士のために

こんにちは☺ 子どもの味方を増やしたい!子どものみかたブログです!!

 

今回は、保育のサービス化について考えてみようかなって。

 

そこで、サービスの意味を確認しておくと、国語大辞典では、

① 物財を生産しないが、物の形をとらないで、生産や消費に必要な役務を提供したりすること。交通業、商業、公務、自由業などに分けられる。② 客に対する接し方。また、商売として客の気に入るように世話をすること。

とあります。

単純に②にあります、『商売として客の気に入るように世話をすること』になりますと、保育が児童福祉から離れていく可能性があるとわかりますね。

 

では、今の保育においてサービスの意味合いはあるのか、考えてみたいと思います!

 

保育サービスって?!

最近、親としての仕事をどんどん保育所や学童クラブなんかが引き受けているように見えて、

 

元々保育所は、保育に欠ける子どもを保育するって目的がありましたが、

 

 

2018年に保育を必要とするに改められました。

あくまでも労働時間中の養育の補完をしますってことであったのが、

 

 

パートなどすべての就労と求職中も含まれるようになりました。

元々の考え方は、家族主義と言われるような、まず家庭ありきという考え方があって、

子どもは親元で一番よく育つもんだ!って思っても、

今の時代、いろいろな理由でそれが叶わないってこともあり、、

その場合はね。

 

だけども、ただ子どもを家庭の補完で養育するのみならず、

夕食を提供したり、さらに延長保育をしたり、送迎をしたり、衣服を洗濯したり、

どっちの補完かわからないくらいに。

 

ここまでくると、もうサービス合戦?!かも。

 

そこには、児童福祉的視点や子ども目線はない?!

 

児童福祉の視点なら

あるのは経営的視点で、

 

他の保育園との差別化と利用者確保(親目線で)だけに思え、

もし、本当に児童福祉的視点ならば、

他の保育園とは対立関係ではなくて、連携とか協力関係が子どもにとってはいいはずで、

 

子どもの取り合いをしても、、ね。

 

それらのサービスは、子育ての苦手な親と子どもの関係を整え、それがお互いの情緒の安定にも繋がるためでもあったらと思うんだけど、

 

それが、食事を用意することならば、子どもの好みや栄養など、子どものことを深く考えながら作るだろうし子どもと一緒に食べることで、表情などからいろいろと感じることもあるだろうしで、

保育所滞在期間が長くなると、子どもの負担が大きく、あと単純に親子が向き合う時間が短くなり、それだけ親子の関係性が希薄になり、将来の他者との付き合い方や社会性にも影響が想像できるし、

園での様子も確認することができたり、

衣服の汚れ方で、その日の様子がわかったりとか、

サービスによって、あれやこれやと子どものために手間隙かけたり、子どものことを想う機会を奪っているみたいに見えて、

あと私の経験でも、スタッフが子どものつめを切ったり、体を洗ってあげたりね。

そういうことも『やってあげている』っていう言い方が正しくて、それはやっぱり

単にサービス!であって児童福祉ではないのかなあと。

 

そこで、児童福祉的に必要な場合があるとしたら、

親に育児のエンパワメントするって視点ではないかなって。

 

まず、子どもにとって必要なのは、

一番身近な大人である、保護者が少しでも子どもに関心を持ち、子育てのスキルを上げてもらうことであって、

そんな今までしていた、大切なことがスルーされるようになってきて、

この子どもの福祉を考えない、保育の方向性はどうなんだろう?!

保護者にとってはともかく、子どもにとっていいことなのかな?!って、、

 

〈参考:【子育て支援】叱らない保育と叱らない子育ての違いは?!〉

【保育のねらい(子育て支援)】叱らない保育と叱らない子育ては別?!
叱らない保育と叱らない子育ての違いについて考えてみました。

 

家庭の養育機能の低下

でもでも、それは家庭での養育機能の低下ってことが背景にあって、

核家族化、離婚率の上昇、ご近所や親戚などの人間関係の希薄化とかで、子育てに関わる人間関係がなくなっちゃったっていう背景もあり、保護者の負担がとても大きくなってしまったということがあり、

 

 

親の親から、子育てが引き継がれないということもあったりね。

 

 

なので、同じようには考えられなくて。

 

保育士の仕事の中には、保育だけではなく、2002年度あたりから家族援助論って科目が出来て、

 

私の受験した時もまだその名称苦笑

今は家庭支援論かな?!

 

保育士は子どもだけじゃなく、家庭の支援もしてねと、

当時現場では『えーーって子どもだけで大変なのに、家庭までも?!』ってなっていて、

それだけ家庭の養育機能が低下して、保育士に家庭の支援まで求められてきたっていうね、、

 

それ以来、子ども目線だけじゃなく、親目線が入りやすくなった、、

でもそれは、あくまでも子どもの最善の利益を考慮した上で、

『全員にではなくて、(保護者のタイプなど)それが必要ならばって範囲』に限られていたはずなのですが、、

 

 

別の思惑を持つ大人が入り込んでいるんじゃないかっていう疑惑が、、

 

個別には、発達の偏りなどから支援が必要な子どももいるとは思うのですが、それは違う意味での支援で、保育所としては子どもを正しく評価し、保護者とも納得がいくまで相談をさせて頂き、必要な支援に繋ぐということが大事で。そのような相談支援や子育て支援が十分に出来る体制や機能が十分でないということも、保育にお客を増やすためにやってあげるだけでよくて、相談支援などの特別なスキルが必要ない『サービス』が入り込みやすい要因なのかもしれません。あとは、忙しすぎると『サービス』に頼りたくなるでしょうし、働き方改革もさらに進める必要がありますね。

 


 

最後まで【保育のねらい(子育て支援)】保育はサービス業なのか?をお読みいただき、ありがとうございました。もしご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますととても嬉しい限りです☺

 

告知

〈困っている子どもの支援集 ここま〉

子どもの支援方法 | ここま(子どもが困らない世界)
子どもが困らない世界を広げるためのサイトここまです! 子どもの支援方法を集めています! 子どもの支援者一人一人の手が頼りです!! 子どもがより活き活きとした子ども時代を過ごせるために。
広告
共有ありがとうございます!
遊をフォローする
広告

ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。

タイトルとURLをコピーしました