ここでは保育現場のお仕事の紹介を私の経験からさせて頂きたいと思います☺
昔は療育センターとも言いましたが、今度は児童発達支援センターの仕事を紹介いたします。
まずは、私が初めに経験させていただきました、肢体不自由児クラスでの仕事ですが、
当時私は経験も知識も何もない状態でしたので、最初はかなり大変な思いをしましたが、徐々に楽しさや個性的な子どもたちのかわいさに魅了されていきました♪
保育所での経験もなく、いきなり肢体不自由児クラスは今考えるとかなり無謀だったなあと思ったりもします汗
〈仕事内容〉
簡単に児童発達支援センターの一日を説明いたします。(肢体不自由児クラスバージョン)
【一日の流れ】
・送迎バスによる各ご家庭の最寄りの場所へお迎え
・登園後、体操やストレッチ PT(理学療法士)の先生の指導の下に
・水分補給やおやつ
・朝の会(あいさつ、お名前呼び、お歌、手遊び、絵本、寒風摩擦(体をほぐすストレッチやマッサージ)今日の予定など)
・設定遊びなど
・昼食(個々に食事の形状や食器、机、いすなどが違うので、食べさせ方と準備物を覚えるのが大変苦笑)
・ホールなどで自由遊び
・終わりの会(絵本、手遊び、名前呼び、お歌、あいさつなど)
【具体的な仕事内容】
バス送迎
まず、朝に支援センターや別の駐車場から出発してマイクロバスでご自宅にお迎えにあがります。
母子で通園したり、子ども単独で通園したり、家族の方が直接、車なんかで通園してこられたりいたします。 それは子ども自身の状態によるところが大きいです。 要は障害の程度が重度であるとか軽度であるとかですね。
おおよそ1時間か1時間半くらいで地域を周るのですが、自分のクラスとは別のお子さんや保護者の方とお話が出来る機会で、楽しかったです。逆に、自分のクラスの保護者さんが居ると、緊張しすぎてしんどかったのを覚えています汗
登園後は体操したり、ストレッチをして体をほぐします。 そして水分補給やおトイレを定時にして、保育所のように毎日の設定遊びや行事をおこないます♪
食事やトイレトレーニング
スプーンやフォーク、お箸の持ち方や使い方、食事の姿勢や食べ方を1対1や1対2で支援していました。それもあまり完食を目標にやりすぎると、食事自体が嫌なものになったりすると本末転倒なので、さじ加減が難しかったり…
食事は好きでも、スムーズに速く食べるのが難しい場合がありますので、こちらの余裕が大切です。
この国のおはしという文化笑 結構難しいんですよね、肢体不自由児の子どもには…
手づかみで食べる国に生まれていたら、問題なし!なんだけども、残念ながらこの国はハードルの高いおはしを使わなくちゃいけない! あとは世間の目ですよね。。 ファミレスなんかで手づかみで食べていても、『あー、そういうことねっ!』ってくらいに自然になるといいんだけども、そうじゃないので、保護者の方はどうしても食器を使ってほしい!と考えられます。
トイレについては、その子ども一人ひとりのやりやすい方法を探りつつ、便器自体の形状を体に合わせて手作りするということもあったりで、実はなかなか大変なんですこれが。
でもトイレが成功した時のあの感激!!
保護者さんと一緒に大感動!
一度味わってください笑
療育内容
設定遊びは私が働いたセンターでは毎日2種類していました。
肢体不自由児ですので、
といったイメージです。
内容は保育所などと同じような遊びも多いですが肢体不自由児の場合は、
バランスボールに支援者に支えられながらのったり、大型のブランコにゆったり揺れたり、バスタオルに寝ころんで揺らされたりして遊びます。いわゆるはしごや平均台のような、サーキット遊びはかなり難しくなります。
遊びの中で、体を動かすこと、お友達を意識すること、返事や挨拶をすることやルールに従うことなど、いかに子どもが楽しく遊びを広げられるかがとても重要です。
それが療育と言ってもいいかもです☆
そこは定型発達児の保育と同じかもしれません。
軽度の発達障害のクラスになると、幼稚園のようなお勉強的要素も入ってきますが、基本は遊びが中心で、いかに子どもが遊びを主体的に潜在能力を発揮して参加できるか、というところが支援員の見せ所です!
あとは遊動円木に乗ったり、ボールプールや粘土遊び、スライム、水遊びなどの感覚遊びが大好きな子も多いです。
また、おやつ作りや工作もやりました。
肢体不自由児でも出来るんです!笑
障害のある子どもにはかなり?!頑張ってもらわないと難しいものもありましたが、支援者が支援するところ、子どもが頑張るところを考えるのが難しいのですが、子どもを深く理解することがとても重要な仕事です。
子どもを深く理解して支援が出来るということ
私は当時非常に甘い支援員でしたので汗、嫌なら参加しなくてもいいよ!なんて考えがあり、ある意味では成長発達にとって大切で必要なことは何だろう?!と深く考えるようになりました。
それが今でもいい経験になっていると思っています。
最初は子どもに対して受容や共感のみで大丈夫!と思っていましたが、子どもと関係性を築いた支援者としては、他に何かプラスアルファの支援をしなくちゃいけないんじゃないかとか悩みました。
若かったなあ汗
でもでも、発達支援センターの子どもたちは、ある意味では定型発達の子どもたちよりも努力しているところがあります。
どうしても保護者さんや支援者はこの子は、
それが自立に向けて支援が必要な子どもの見方であり、仕事なんだと。
でもそれは違うんじゃないのか?って。もっとなんというか、障害のある状態で生まれてきたこと自体を認めてあげたい!というかね。
発達検査も含めてそういう訓練を受けることが、施設の経営面を補完する役割になっているところもあったりしますが、子どもたちは泣きながらでも必死に頑張っていることもあり、そんな一生懸命頑張る姿を見ると、
定型発達の子どもたちよりも頑張る必要などないし、定型発達に近づかないといけない!って考えは違う
と今でも思っています。
保護者の想い
保護者さんの考えはまた違っていたりしますが汗
やっぱり当事者の保護者さんになると、将来を考えて、少しでも自分で出来ることを!って思うもんだと思います。
そんな思いは否定できない。
でもでも、
それが一人の人間として、人格や主体性を認めるってことじゃないかなーって。
なので、障害受容って支援者のみじゃなくて、社会全体が意識しないといけないものだと思います。
〈魅力〉
児童発達支援センターの魅力はなんといっても
成長発達を間近で感じられること!です。
少しずつ立ったり、歩いたり、また言葉が出たりと何かができるようになるって本当に凄いことで、大人になると目に見えて成長することってなかなかないことですし、、、
感動的です!!
成長発達を支援し、それを身近に感じる、、、
それは定型発達であるとか非定型発達であるとかは関係なく、保育の魅力ですよね☆
小さなことかもしれないけど、そんな変化に日々気付くことができればできるほど、感動できますし、やりがいもあります!
今回は肢体不自由児クラスの事を書きましたが別に発達障碍児の支援の仕事内容もあらためて書くかも、、
少しでも児童発達支援センターのお仕事や魅力について伝えることが出来ていたら嬉しいです。
ここまで【保育のお仕事紹介】児童発達支援センターの仕事内容と魅力とは?、を読んでいただきありがとうございました。
ご意見ご感想などございましたら、コメントからどうぞよろしくお願いいたします。
遊asobu
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