前回は2歳児前半の主な発達から、保育の内容を考えてみました☺
今回は、2歳児前半の認知の発達に絞って確認をして、保育の内容を考えていこうと思います!
皆さんも一緒に考えてみてくださいね☺
認知の姿
2歳児前半の認知の姿を確認しますと、、
などの姿が見られます。
模倣や真似られるようになるということは、自分の物と他者の物を見比べたり、区別しているということでもあります☺
指先の巧緻性も高まってきますね!
あらためて確認をしますと、2歳児前半はイメージよりも結構思考が深まっていますし、道具も使えるようになりますね!
ではこれらの認知の発達の力を使って、どのような保育の内容が考えられますでしょうか☺
保育の内容
まず最初にモデルと自分のものが分化し始める。自分の所でまねて、自分のものとして確立する、ですが、この認知の発達の姿を保育の内容に置き換えますと、
おもちゃを使って大人がモデルとなるものを作り、それを真似て作ることで自分のものとしていけるように出来るといいと思います。大人が子どもに合わせて、どのようなものを作るのかイメージを持っておくことが大切だと思います☺
次に、2次元的な区別配分をして、考えるように見たり、同意を求めたりし始めるという思考についてですが、
子どもが生活を再現出来るような遊びの展開をしたり、思考が出来るように種類や数を調整することも大切だと思いますし、大人を見てきたらうなずいたり、笑顔で返したりして納得出来るようにすることも大事だと思います☺
与えられたものはどちらがたくさんで、どちらが少しかがわかるという思考では、
自分の分と相手の分を分けると、自分を多くする姿が見られます☺ わかっていますよね!笑 まだ相手の感じ方まで意識を持つのは難しい時期です。
次に様々な形に対して、丸とか四角とかを基本にした形の区別や選択が出来始めるということについては、
指先に力をこめておさえたり、引っ張ったりねじったりして、素材を変形し始めるという認知では、
人差し指と親指を使えると、キャップを開けたりする経験を積むことも可能です。ペットボトルをゆるくしめておいて、中にひもなどを入れておくと、ふたを開けて引っ張り出すということも出来ます☺
次に素材と道具の関係性を理解して使うでは、
枝や葉っぱ、木などの自然素材も使えるといいですね☺
次に横線、縦線模倣が逆方向も含めてできる 似た単位のものを次々と描く 円錯画を描く モデルの円にそった円錯画が出来始めるという力では、
〈参考:書くことの発達について〉
就学前頃には自分の名前をひらがなで書けるようになっていきますが、2歳の時期に十分に楽しく書く(描く)経験を積んでおきたいです。
次に2つの数を覚えて言えるという部分では、
数に興味が持てるようにする基礎を作りたいです。2つの数は同時に覚えられるということですので、まずは1と2の意味や概念を理解できるといいと思います。
最後に絵本の中の絵について尋ねられるのが嬉しい 友達や自分の写真がわかり始めるという力を保育の内容にしますと、
絵本の取り組みが広がりますね! 写真がわかり始めますと、誰の所有かとか順番を示す手がかりにしたりすることも出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか☺
2次元的な理解が始まりますと、一つの要素でも様々な種類のものがあることがわかってきます。そういう広がりのある体験を積むことが出来るようになります!
私のようなオールドタイプの保育士ではなく😓、皆さんの方が今の時代にも合った素敵な保育の内容を思いつくのではないでしょうか?
もし認知の発達の姿から面白そうな保育の内容を思いつきましたら、コメントで頂けますととても嬉しいです!
ここまで【保育のねらい(2歳児前半②)】2歳児前半の認知の発達から考える保育の内容とは?をお読みいただきまして、誠にありがとうございました☺
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