こんにちは☺
とてもモチベーションになって、感謝です☺☺
2024年7月4日、園の送迎バス内に子どもが置き去りになり、不幸にも亡くなってしまった事故についての裁判が行われました。
その件を含めて、あらためて保育現場での安全について考えてみたいと思います。
2023年6月27日のこども家庭庁の会見で、保育所バス送迎のための安全装置の設置率についての発表があり、考えさせられることがありました。
とのことです。
園のバス送迎のための安全装置とは?!
送迎バスの安全装置とはどのようなものかというと、、
よほど故障したりしない限り、バス内での置き去り事故は無くなるということなのでしょうか。
しかし、保育施設での事故はバス内だけで起きているのではありませんので、根本的な解決にはならないというのが私の考えです。
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〈はじめまして。 子どもの発達と保育と生きる力です!!このアカウントの目的は、4つあります。
・見るだけで、子どもの発達や保育の理解が深まる動画です。
・発達を理解することで、不適切な保育を防ぎ、子ども主体の保育が可能になります。
・保育現場の課題や現状を発信して、問題の解決を考えます。
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送迎バス安全装置で、子どもの安全は守れる?!
安全装置の設置で、送迎バスでの降ろし忘れの事故は、かなり防げるのかもしれません。
しかし、問題の本質は、登園時やその他の場面で人手の問題で、2重3重のチェックをすることが出来ないことだったと思っています。
なので、元々人手が少ないことが原因での事故ですので、
例えば、保育士の配置基準は、基本1人で多くの子どもを見るということになっていますので、
各運営者や自治体の努力により、国の最低基準よりも人手を増やしているということはありますが、
1人で対応しないといけないということは、保育士の目が行き渡らないような危険な場面は、必ず発生するということです。
どのような場面かというと、、
これらの場面が来るたびに、子どもは放置され、危険な状態になります😓
日々何もないことを祈るばかりです。
事故は現場だけの責任?!
現場の職員に重い過失があるということで、罰を受けることになりました。
取り返しがつかない重い過失であったのは事実ですが、その背景にある真実に目を向けないといけないと思います。
国では、保育現場の事故が多発するなど、保育の質の低下が問題となっていることがわかり、2018年から保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会を繰り返し行われていました。
私は、送迎での事故も保育の質の一部であると考えています。
当時検討会で出された結論は、もっと一保育士が頑張りましょう!というような、ふわっとしたものでした。
しかも、保育体制の改善には触れておらず、(→取りまとめリンク)
などとあり、潜在保育士を問題にして、暗に簡単に保育士を辞めるなとか、ワンオペなのにお互いをチェックするようにという、不可能な提言をしています。
仮に保育を互いに見合ったとしても、それを振り返り、議論する対話の時間的余裕は与えられていません。
これでは、全く根本解決にはならないでしょう。
ここで、少なくとも日々の出欠確認が出来る程度の保育体制の改善がされていれば、もっと保育の質の向上が可能な、抜本的な対策が講じられていたらと思うと、残念でなりません。
現在の保育体制の基準も、基本ワンオペで、多くの子どもを見てもよいとなっています。
そうすると、先ほども申しましたが、子どもが危険な目に遭う場面はそのまま存在しています。
報道は、現場の責任ばかり追及して興味本位で責めていますが、そうではなくて、根本問題を考えないといけないと思います。
バスでの送迎時のみ、機械を頼って解決をしようとしていますが、未だに連日のように不適切な保育の報道があり、保育士による性的暴行事件も繰り返されていて、検討会でのとりまとめが根本解決策ではなかったことはあきらかではないでしょうか。
まとめ
送迎バスでの安全装置設置の件から、保育施設の安全について考えてきましたが、いかがだったでしょうか。
私は、保育は必ず複数でする必要があると思っています😓
最悪、保育士もトイレに行けますしね。
〈参考:保育士配置基準をすぐにでも改正しないといけない理由とは?!〉
〈参考:長年、保育士配置基準が改正されない本当の理由とは?!〉
まずは保育現場の安全確保!、それが達成されて初めて保育の質の問題に入っていくことが可能になります。
このことを、世間の皆さんにも共有して頂き、今の保育体制がいかに危ういものかを感じてもらえたら、幸いです。
最後まで【保育所の安全】園の送迎バスの安全装置設置は、保育所の課題の根本解決になるのか?!をお読みいただきまして、ありがとうございます☺
ご意見、ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、とても嬉しいです☺☺
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