こんにちは☺
今回は、保育士の人権について考えてみたいと思います😓
保育士の仕事はよく、給料が安い!とかきつい!とか言われますが、そんな単純な言葉で片づけられる問題でもないという現状をお話したいと思います!
保育士の労働環境
まず、保育士の労働環境を労働時間と休憩時間から見てみたいと思います。
保育士の労働時間
以前、私が独自に保育士の皆さんにご協力頂き、アンケートを取った調査では、保育士が月に働く無報酬の労働時間は、
これは制作物など、持ち帰りの仕事を含む時間になります。
これを見ると、3分の1以上の園で、およそ1時間30分以上の無報酬労働時間があることがわかります。
また、他に開所前の準備も無報酬であるケースも、割とあるようです😓
私が働いてきた保育現場でも、毎日1時間半程度の無報酬の労働時間が当たり前のようにありましたし、行事前などは2時間を超えることも度々ありました。
〈保育所の無報酬の労働時間はどのくらいある?!〉
保育士の休憩時間
さらに保育士の休憩時間のアンケート結果をみると、
-
ほぼない 41.6%
-
15分程度 13.5%
-
30分程度 24.7%
-
45分以上は取れている 20.2%
という結果になりました😓
4割以上の保育士が休憩は無いと答えています。
ここで、休憩の定義を確認いたします!
保育の運営者や責任者は、何かしら保育業務をしながらでも休憩になる!と他業種からみると非常識な常識を持っているようですが、間違いです😓
15分は休憩があると答えている保育士が、1割強居ますが、おそらく昼食をかきこむように食べられているのではないでしょうか?!
それは、労働者の休息と言えるのかな?!という、疑問もあります😓
私の経験でも、午後の準備などで忙しい日は、昼食を抜くことが度々ありました😨
トイレを我慢することは、日常です😓
なぜこのような働き方が定着してしまっているのでしょうか?!
〈1分も休憩が取れず、保育士が訴え〉
保育士の労働環境が改善されない理由
私が考える、保育士の労働環境が改善されない理由は、
があり、これらが原因だと考えています😓
財源がない!というのは、保育政策以外だと、何千億という税金を財源の話もなく、突然進められたりしますので、それは理由ではないと考えています。
家族主義
家族主義につきましては、最近の記事にも書きましたが、
三世帯家族を目指す考え方でもあるということで、介護はその子どもが、子育ては祖父母の存在を役立てるというものです。
ですので、保育所や保育士の存在は、家族の代わりをするものであって、優遇することは主義に反するということになります😓
〈保育士配置基準が改正されない理由は家族主義?!〉
女性や子ども蔑視
これは、男女の平均賃金格差や政治家や重要な役職に就いている割合、保育所の子どもの主体性が発揮出来ない程度の大人数の集団での保育や学校での校則やいじめの対応、子どもの相対的貧困など、子どもの育つ環境をみても、それを示していると思います。
保育団体や研究者が国の政策寄り
これまで保育士のかなり酷い労働環境が、長年改善されなかったということは、抗議したり意見する影響力のある組織や個人が無かったということが考えられます😨
また、保育の研究者の間では、配置基準などの保育現場のネガティブな問題を研究するということは、NGというのが常識らしいです。それが暗黙の了解となっています。
なぜなんでしょうね。。
経済優先主義
経済を優先すると、どうしても子どもは蔑ろになってしまいます😓
それが、未来の社会を作ることになるのですが、経済界というのは『今スグ結果が欲しい!』集団ですので、どうしても腰を据えた子どもの育成とは相性が悪く、後回しということになってしまいます。
あるいは、経済を優先すると即戦力を確保するというねらいのもと、『何かが出来る人材の育成』という視点に偏り、結局はお金を稼ぎ、自分さえよければそれでいい!人を作ってしまうことにもなり、社会性に欠け、心身の健全育成とはかけ離れた人材の育成になってしまう可能性があります😨
今後は、保育や教育で今までのように、自分だけ自立すればいいのではなく、出来ないところはお互いに助け合い、主体的に考え行動し、世の中を変えていける人、そして社会全体を長い目で考えて自然を大切にしていけるような人の育成が必要なのかもしれません☺
まとめ
いかがだったでしょうか😓
これから保育業界に入ろうとする方にとっては、とても厳しい現状であることがわかります!
また、保育現場では運営者や責任者、上司からのパワハラもよく耳にしますし、私も見てきました。
これらのことからも、今の保育士の人権は守られていない!と考えられます。
保育の質の低下や保育士による不適切な保育の問題もありますが、現状のような保育現場の状況では、意欲のある保育士がいくら頑張ろうとしても、向上していくのはとても難しく、相次ぐ保育士の離脱に繋がっています。
でも、今のように子どもや保育士の人権や人格を蔑ろにされ続けていることは、いつか大きく問題視される日が来ることを願って、ここでの発信を含めて、私なりに出来ることをやり続けようと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします🙌
最後まで、保育士に休憩は無いのは当たり前?!保育士の人権問題とは?!をお読みいただきまして、誠にありがとうございました🙌
もし、ご意見ご感想などございましたら、コメントで頂けますと、今後のモチベーションになり、とても嬉しいです☺
〈保育所で子どもが困らないために出来ることとは? ここま〉
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。