こんにちは☺ いつも子どものみかたブログをお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、5歳の発達シリーズ最終回で、社会性の発達から保育を考えたいと思います☺
皆さんは、5歳の社会性の姿って、どのような姿をイメージされるでしょうか?
というような姿でしょうか?
まだまだ他にもありそうです☺
ここで、4歳後半の社会性を少し振り返っておきましょう。
4歳後半になりますと、
というような姿がみられるようになりました。
〈参考:4歳後半の社会性の発達〉
それでは、認知面や運動面でも、とても高度な発達の姿が見られるようになりました5歳の、社会性の発達の姿を確認しましょう☺
5歳児の社会性の姿
5歳の社会性の姿です☺
(前編)
等の姿が見られるようになります。
私が得に気になる社会性の発達は、
5歳になると、いろいろ気になる発達がありますが😓
あえて2つあげると、
団体行動やまとまった行動が出来るようになることと、
語彙が増えるようなところでしょうか。
相手と良好な関係性を築くために必要な、コミュニケーション力や周りに合わせる力がつくようになる姿がありますね。
ですので、5歳になるまでは、これらの力はまだ過渡期であり、基本的には難しいということになります。
では、これらの5歳の社会性の発達を活かした保育というのは、どのようなものが考えられるでしょうか?
盛沢山な発達の姿がありますので、前編と後編にわけて考えてみたいと思います☺
社会性の発達から考えられる保育
まず初めに、
という発達を活かした、保育の内容ですが、
子供が好意の目で迎え、挨拶をすることは、他者とのコミュニケーションに積極的に参加し、社交的な関係を築こうとする意向を示します。これは、初対面の人との出会いや外出時など、社会的な環境での適切な振る舞いを学び、発展させる保育が可能になります。
好意の目で迎え、挨拶をすることは、子供が社会的なルールや行動の期待について理解し、それに従おうとする意志を示します。これは、集団での円滑な交流や協力を意識した保育が出来るようになります。
子供がやりかけていた活動を続けるという行動は、自分の興味や関心を持ちながらも、同時に他者の存在や期待に配慮することを示唆しています。これは、感情の自己表現と他者へのリスペクトのバランスをとるスキルを向上させる保育が可能です。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
「起床、着脱、排せつ、洗面などが一通りできる」ということは、子供が基本的な自己ケアスキルを身につけており、自分で日常生活の様々な活動ができるようになっていることを示しています。これは、身体的な自立心や自己管理の発達を意識した保育が出来ます。
「布団の上げ下ろし、雑巾絞り、拭き掃除などに参加し、簡単なことが分担できる」ということは、子供が家庭内の簡単な家事やタスクに積極的に参加し、協力できるようになっていることを示しています。これは、協力や責任感を意識した保育が出来ます。
「助けなしで寝にいき、行事の前日には持ち物を確かめたりして、1人で寝ることができる」ということは、子供が独立した寝る習慣を確立し、自己管理能力が向上していることを示します。これは、安心感や自立心の発達を意識した保育が可能です。
「身近な大人の喜ぶことをしたがる」ということは、子供が他者との関わりを楽しむ一方で、身近な大人に喜ばれることに喜びや満足感を見出すようになっていることを示します。これは、他者への気配りや感謝の気持ちの発達を意識した保育が出来ます。やらされるよりも、自分からの内発的な活動を意識することが大切です。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
行ったことのある店へ行って買い物するという行動は、子供が過去の経験を活かして新しい課題に取り組むことができるようになったことを示しています。これは認知的な成長と学習能力の向上を意味します。
自分の経験に基づいた手がかりを使って、家から保育所までの道筋を話すことは、子供が環境を理解し、記憶を活用して方向や場所に関する情報を伝える能力が向上していることを示しています。これは認知マッピングや方向感覚を活かした保育が可能になったことを意味します。
家から保育所までの道筋を話すという行動は、言語表現の発達を示しています。子供は経験や場所に関する情報を言葉で適切に伝え、他者とコミュニケーションをとるスキルを活かした保育が可能になります。
店へ行って買い物するという行動は、子供が簡単な計画をたて、それを実行する保育が可能になることを示しています。自己管理や目標達成の意識が発達しています。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
箸を使うことは、手指や手首の細かい筋肉を使う必要があります。この動作を繰り返すことで、子供の細かい運動能力や筋力が発達します。ハサミなど、細かい運動が必要な保育の取り組みが可能になります。
箸を使って食べる際、親指と人差し指の協調が必要です。この協調性を向上させることで、子供は手の器用さや操作能力を発展させることができます。
箸を使って食べることは、食事中の集中力と注意力を高める良い機会です。箸を使って食べるときは、食べ物をしっかりと掴む必要がありますので、この行為を通じて集中力が向上します。集中力を活かした保育が出来るようになります。
箸を使うことは、特にアジアの文化圏では一般的な食事の習慣です。子供がこれを習得することで、文化的なスキルや独自の習慣を理解し、尊重することができます。もし、箸を使うことが特に難しい場合は、多様性や多様な文化の視点から、箸にこだわらず、使いやすい食器を使うことも選択肢に入れるといいでしょう。
箸を使うことは、子供にとっての新しい技能の習得でもあります。これを練習することで、子供は新しいことに挑戦し、継続する意欲や自己適用能力を発展させることが期待されます。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
指導者の指示に従って団体行動ができることは、子供が他者の意図を理解し、協力してグループの一翼を担う能力を示しています。これは協力性やリーダーシップに対する理解の進展を示唆します。
友達と手をつなぐ行動は、社会的なつながりや協力関係を強調しています。これによって、子供は他者との協力や連携を大切にし、集団行動を形成することを学びます。
社会的な規制が強い場所では自己規制を強め、逆に弱い場所では自由に行動することは、子供が環境に応じて適切な行動を選択し、柔軟な自己規制能力を発展させていることを示しています。
全体としてまとまった行動ができることは、子供たちが共通の目標や規則に基づいて協力し、グループ全体として行動できる社会的なスキルの発展を示しています。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
遊びの中で配置や構成を考えることは、子供が空間を理解し、物事を配置するスキルを向上させています。これは将来的な問題解決力やデザイン思考の基盤を築くことにつながります。問題解決やデザイン表現に取り組む保育を提供しましょう。
相手の1人とのごっこ遊びは、社交性と協力の発達を促進します。役割を分担し、共同でアイディアを出し合いながら遊ぶことで、相手との協力関係を築いていく保育が可能になります。
遊びの中で必要な道具を選び、組み立てる行為は、子供が自分の意思で選択を行い、意思決定のスキルを発展させていることを示しています。これは自己表現や自己決定の能力の向上に繋がります。
遊びの中で道具を組み立てる行為は、細かい運動能力を発達させます。指先の動きや手の器用さが向上し、具体的な作業ができるようになります。
ごっこ遊びや構成を考える過程で、子供たちは自らの想像力を活かし、創造的なアイディアを出すことが求められます。これは問題解決力や発想力の向上に寄与します。
次に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
ジャンケンは単純なルールを持つゲームであり、子供がルールを理解し、相手と対戦することで社交的なスキルを向上させます。勝ち負けを理解することで、子供は協力やルールを尊重する概念を学びます。
交通信号を理解することは、安全な行動や社会的な規則を学ぶ一環です。信号を守ることで、子供は周囲の環境との安全な交流を図り、社会的な規律を理解する基盤を築きます。
双六やカルタに興味を持つことは、遊びを通じて数や形、パターンなどの基本的な認知スキルを発展させると同時に、友達や家族との協力や競争を通じて社交性を向上させます。
双六やカルタは数を数えたり、戦略的に考えたりする要素が含まれています。これにより、子供は数学的な思考や戦略的なプレーのスキルを発展させます。
ジャンケンやボードゲームは、特定のルールに基づいて進行します。これらのゲームを通じて、子供はルールを理解し、友達や家族とのコミュニケーションを深めることができます。
最後に、
という発達を活かした保育の内容ですが、
子供が本の内容を想像的に辿ろうとすることは、想像力の発展を示しています。物語のキャラクターや出来事に対して自らのイメージやストーリーを作り出すことで、創造性が豊かになります。
読み聞かせを通じて、子供は豊富な語彙や表現方法を学びます。これにより、物語の中で起きていることを理解し、それに対して自分なりの言葉で感想や意見を表現する力がつきます。
5歳の子供は、物語の構造を理解し始めています。物語の始まり、中間、結末などの要素を認識し、それをもとに物語の展開を予測したり、自分で独自の結末を考えたりすることができます。
物語に登場するキャラクターの感情や経験に共感することができるようになります。この共感の経験は、他者との感情的なつながりを築く上で重要です。
子供は物語に対して疑問を持ったり、自分の意見を述べたりするようになります。これにより、親や教育者との対話が豊かになり、物語の深層を理解する力が育まれます。
まとめ
いかがだったでしょうか☺
5歳の社会性の発達の姿は、凄いですね!!
5歳になりますと、様々な場面で周囲や状況を理解して、周囲に合わせ、必要な行動を取る高度な社会性の発達の姿が見られるようになります。
5歳児の内発的に周りに合わせたり、協力したりする力が持てるためのベースを、4歳までに築いておくということが大切です!
では次回、5歳④社会性の発達 後編でまたお会いしましょう☺
〈参考:5歳①主な発達〉
最後まで【保育のねらい(5歳④)】団体行動を取れるようになるのはいつ?!ジャンケンを理解するのは?!5歳の社会性の発達を活かした保育とは?!前編をお読みいただき、誠にありがとうございました☺
もし、ご意見ご感想などございましたら、下記のコメント欄から頂けますと、今後のモチベーションになり、とても嬉しいです☺
〈オンライン保育講座のご案内〉
ご意見・ご感想など 子どものみかたブログ読者の方から頂きましたご意見などです。